久し振りに ― 2009/05/02 23:58
銀座に買い物に。いや半月前に銀座の画廊に行ってたわけだから久しぶりというのも何だけど、ゆっくり買い物してる暇はなかったし。例によってのたのた支度して着く頃にはばっちりお茶の時間に当たっていたので、ちょっと軽食でも...と最初に行った木村屋カフェは順番待ちのおばさま達で一杯で断念。で、四丁目交差点を歌舞伎座方面にちょっと行った『ル・ブラン(Le Blanc)』という店、以前から気になっていたので初めて入ってみた。地味(すみません)な入り口となかなかにプラスティックなサンプル食品が並ぶウィンドウからして昔懐かしげな軽食喫茶みたいなところかと思いきや、二階の禁煙席はゆったりしてテーブルに綺麗なクロスの掛かった上品ないい雰囲気ではないですか。この辺りさすが銀座なのかな。しかも木村屋のアレは何だったのかと思うくらい空いてる。メニューなどを見ると夜やパーティの申し込みなどをすれば本格的なコース料理が食べられるらしい。
ごはんメニューも木村屋カフェより豊富(比べてごめんね>木村屋)。お腹が空いていたのでドリアを頼んでみた。ドリアを食べたこと自体何年ぶりかってくらいだったけど、それこそ昔ながらの洋食屋さんが丁寧に作った感じの魚介類たっぷりのおいしいドリアでした。量も結構しっかり目で単品1,080円。4丁目交差点のすぐ近くでこれは良心的な気がする。以前大通りからもっと離れた結構有名らしい洋食屋さん(?喫茶店?カフェ?)で海老のマカロニグラタンを頼んだ時は、軽食ったってこれはちょっと軽すぎない?と思う量で価格はル・ブランより数百円高かったのを思い出した。そこも確かに昔懐かしくておいしくはあったけど。コース料理のアペリティフやスープも単品で頼めるようだし、また利用しよう。ちなみに店にいた時は店名からしてフランス料理の店かと思ったら、料理はイタリアンで菓子類はフレンチらしい。ちょっと不思議だけど菓子類も力を入れているようなのでケーキも食べてみたいな。
ところで店名は別にモーリスとは関係ないんだろうか。わざわざLe Blancと切ってあるしblanc(白)だけで意味のある単語だから関係ないのかな...leは定冠詞だろうからちょっと変かも知れないけど...と思いつつ由来が書いてないかとあちこち見たけど見つからず。...が、楽天の洋菓子販売頁の会社概要を見たら名称が「株式会社モーリ」?そう言えばトップ頁にもわざわざ「店長のモーリです」とカタカナで...毛利さんらしいですけど。えーと... ...もしや、もしやMaurice Leblanc > Mouri's Le Blanc...とかいう密かな洒落だったり...だったり... 今度行ったら聞いてみようかな。どきどき。そう言えばもう何年も前、叔父の会社近辺のイタリア料理店(?確か)に行った時に壁のあちこちに書いてある棒人形が気になって仕方なかったので、会計の際に「あのー、あの壁の人形は...」と店の人に聞いたら「あ、あのホームズの...」と答えが帰ってきてやっぱりそうかー!と思ったことがあったっけ。なぜイタリア料理でホームズの踊る人形なのかよく分からんけど。なぜ理由を聞かなかったのか自分。
ついでに少し歩いて歌舞伎座の辺りまで行ったところ、デジタル掲示板に「あと365日」とあったので何が?と思ったら現在の歌舞伎座が取り壊される(多分)まであと一年らしい。そう言えば建て替えるとかいうニュースを見たような。ものがものだけにいきなり近代的な建物になったりはしないだろうけど、こういうのって...うーん、「建て替え」じゃなくて「補修」という策はないのかな。と思って検索してみたら、Wikipediaの「歌舞伎座」の項によるとまだ最終結論には至っていない模様。でも現在の段階では建て替えの上に背後にオフィス用高層ビルー!?ご冗談を。しかも建て替え外観もガラス張りとか。...うーーん。どうしてそう何でも新しく新しくしようとするのかな。もちろん老朽化を放置するのは危険だし(特に歌舞伎なんかだと下手すると大事故になりかねない舞台装置や仕掛けもあるし)、地震が頻発する国であることを考えるとそれなりの耐震の備えは必要だろうとは思うが、何でもかんでも今風・便利・簡略化しようとしなくてもいいんじゃなかろうかと思うのだ。
最近特に、建物に限らず列車の廃止(経営難で止むなく路線廃止とかいうのではなくダイヤ変更による寝台特急の廃止とか食堂車廃止とか)などのニュースを見ても思うのだが、「さよなら○○〜」とかあんなに大騒ぎするくらいなら何で「完全取り壊し/廃止」じゃなくて残す方向を考えないのかなあと。列車なら本数を減らして運行するとか、建物なら前述のように必要な部分だけ補修して外観は残すとか。予算がどうのという事情もあるだろうけども、そんなに人気のある列車なら週一回運行でもそれなりの集客はありそうだし、建物なら部分的補修の間に一部は営業する(歌舞伎座だったら劇場部分は閉鎖しても土産物屋や食堂は営業とか)とかいうこともできそうだし、むしろ完全に0にするより結構な予算削減/収入を見込めるんじゃなかろうか。欧州なんかでは普通にやってることだと思うけど。
大体バリアフリーとか言うと聞こえはいいけど、そんんなに利用しづらい部分があるならそれこそその部分だけ改修すればいいし、個々の利用者(例えば車椅子の人とか)によって不便な部分は係員が対応できる体勢を整備するとかそういう方法で補えないだろうか。丸ごと建て替える費用があるならそれくらいの費用は出せるだろうと。歌舞伎座建て替えについては色々異論もあるようだしどうなるか分からないのかも知れないけど、一年後に閉鎖されるのは既に決定なのかな。建物の前にあんなにでかでか宣言してるんだから決定か。しかし劇場の真後ろに150mの高層ビル...別に歌舞伎座に特に思い入れのない自分でも想像してなんかぞっとしました。Wikipediaの記事によると東京都による都市計画の変更審議は今月みたいですな。...あー、なんかあの某都知事だったら喜んで賛成するかもね高層ビル付きバリアフリー歌舞伎座。というか実際に利用している俳優とか常連客などの意見は反映されないんだろうか。株式会社歌舞伎座だから結局は企業の利益が優先なのかも知れないが、国の文化財でもあるわけだしなあ。
何と言うか、伝統を守ろうとか歴史ブームとか環境を大切にとか言ってても、日本人て結局いまだにとにかく丸々新しく便利に綺麗に!に流れるなあと思う。まあ毎日Macをつけっぱなしにして寝てる人間が偉そうに言えたことじゃないんですけどね。
ごはんメニューも木村屋カフェより豊富(比べてごめんね>木村屋)。お腹が空いていたのでドリアを頼んでみた。ドリアを食べたこと自体何年ぶりかってくらいだったけど、それこそ昔ながらの洋食屋さんが丁寧に作った感じの魚介類たっぷりのおいしいドリアでした。量も結構しっかり目で単品1,080円。4丁目交差点のすぐ近くでこれは良心的な気がする。以前大通りからもっと離れた結構有名らしい洋食屋さん(?喫茶店?カフェ?)で海老のマカロニグラタンを頼んだ時は、軽食ったってこれはちょっと軽すぎない?と思う量で価格はル・ブランより数百円高かったのを思い出した。そこも確かに昔懐かしくておいしくはあったけど。コース料理のアペリティフやスープも単品で頼めるようだし、また利用しよう。ちなみに店にいた時は店名からしてフランス料理の店かと思ったら、料理はイタリアンで菓子類はフレンチらしい。ちょっと不思議だけど菓子類も力を入れているようなのでケーキも食べてみたいな。
ところで店名は別にモーリスとは関係ないんだろうか。わざわざLe Blancと切ってあるしblanc(白)だけで意味のある単語だから関係ないのかな...leは定冠詞だろうからちょっと変かも知れないけど...と思いつつ由来が書いてないかとあちこち見たけど見つからず。...が、楽天の洋菓子販売頁の会社概要を見たら名称が「株式会社モーリ」?そう言えばトップ頁にもわざわざ「店長のモーリです」とカタカナで...毛利さんらしいですけど。えーと... ...もしや、もしやMaurice Leblanc > Mouri's Le Blanc...とかいう密かな洒落だったり...だったり... 今度行ったら聞いてみようかな。どきどき。そう言えばもう何年も前、叔父の会社近辺のイタリア料理店(?確か)に行った時に壁のあちこちに書いてある棒人形が気になって仕方なかったので、会計の際に「あのー、あの壁の人形は...」と店の人に聞いたら「あ、あのホームズの...」と答えが帰ってきてやっぱりそうかー!と思ったことがあったっけ。なぜイタリア料理でホームズの踊る人形なのかよく分からんけど。なぜ理由を聞かなかったのか自分。
ついでに少し歩いて歌舞伎座の辺りまで行ったところ、デジタル掲示板に「あと365日」とあったので何が?と思ったら現在の歌舞伎座が取り壊される(多分)まであと一年らしい。そう言えば建て替えるとかいうニュースを見たような。ものがものだけにいきなり近代的な建物になったりはしないだろうけど、こういうのって...うーん、「建て替え」じゃなくて「補修」という策はないのかな。と思って検索してみたら、Wikipediaの「歌舞伎座」の項によるとまだ最終結論には至っていない模様。でも現在の段階では建て替えの上に背後にオフィス用高層ビルー!?ご冗談を。しかも建て替え外観もガラス張りとか。...うーーん。どうしてそう何でも新しく新しくしようとするのかな。もちろん老朽化を放置するのは危険だし(特に歌舞伎なんかだと下手すると大事故になりかねない舞台装置や仕掛けもあるし)、地震が頻発する国であることを考えるとそれなりの耐震の備えは必要だろうとは思うが、何でもかんでも今風・便利・簡略化しようとしなくてもいいんじゃなかろうかと思うのだ。
最近特に、建物に限らず列車の廃止(経営難で止むなく路線廃止とかいうのではなくダイヤ変更による寝台特急の廃止とか食堂車廃止とか)などのニュースを見ても思うのだが、「さよなら○○〜」とかあんなに大騒ぎするくらいなら何で「完全取り壊し/廃止」じゃなくて残す方向を考えないのかなあと。列車なら本数を減らして運行するとか、建物なら前述のように必要な部分だけ補修して外観は残すとか。予算がどうのという事情もあるだろうけども、そんなに人気のある列車なら週一回運行でもそれなりの集客はありそうだし、建物なら部分的補修の間に一部は営業する(歌舞伎座だったら劇場部分は閉鎖しても土産物屋や食堂は営業とか)とかいうこともできそうだし、むしろ完全に0にするより結構な予算削減/収入を見込めるんじゃなかろうか。欧州なんかでは普通にやってることだと思うけど。
大体バリアフリーとか言うと聞こえはいいけど、そんんなに利用しづらい部分があるならそれこそその部分だけ改修すればいいし、個々の利用者(例えば車椅子の人とか)によって不便な部分は係員が対応できる体勢を整備するとかそういう方法で補えないだろうか。丸ごと建て替える費用があるならそれくらいの費用は出せるだろうと。歌舞伎座建て替えについては色々異論もあるようだしどうなるか分からないのかも知れないけど、一年後に閉鎖されるのは既に決定なのかな。建物の前にあんなにでかでか宣言してるんだから決定か。しかし劇場の真後ろに150mの高層ビル...別に歌舞伎座に特に思い入れのない自分でも想像してなんかぞっとしました。Wikipediaの記事によると東京都による都市計画の変更審議は今月みたいですな。...あー、なんかあの某都知事だったら喜んで賛成するかもね高層ビル付きバリアフリー歌舞伎座。というか実際に利用している俳優とか常連客などの意見は反映されないんだろうか。株式会社歌舞伎座だから結局は企業の利益が優先なのかも知れないが、国の文化財でもあるわけだしなあ。
何と言うか、伝統を守ろうとか歴史ブームとか環境を大切にとか言ってても、日本人て結局いまだにとにかく丸々新しく便利に綺麗に!に流れるなあと思う。まあ毎日Macをつけっぱなしにして寝てる人間が偉そうに言えたことじゃないんですけどね。
![]() |
銀座の戦利品は山野楽器で買ったアリシア・デ・ラローチャ(Alicia de Larrocha)演奏のアルベニス(Isaac Albeniz)の『イベリア組曲』と『スペイン組曲』の2枚組CD、ロンドン・デッカレーベル。元々『イベリア』と『スペイン』別々に発売されていたのを一緒にしたお買得盤らしい。昨年秋に観に行った友人参加のミニ・コンサートでアルベニスを数曲演奏した方に「買うならラローチャがお勧めですよ」と教えて頂いて以来ずっと欲しかったのです。一般的には『イベリア』の方が有名らしいが、自分は『スペイン』が好きだなあ。この『スペイン』からの曲は例のクラシックギターのsky.fmでもしょっちゅう流れていて、ギター版も大好きなのでCDを買いたいんだけども。そっちも山野で探したけど欲しい演奏者のものが見つからなかったため今回は断念。 |
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。