うむむ2004/05/23 23:20


NC7、使い勝手もいい感じなのでメイルもさっさと統合してしまおうと設定したのだが、アドレスブックのインポートがうまくいかない。いやインポートはされているようなのだが何度やってもアドレス帳にアドレスが出てこない。名前の一部などで検索すると個別のアドレスは出てくるのだが、最初それに気づかず何度も同じインポート作業を繰返したので、同じアドレス帳ファイルを何度も読込んでしまった。しかも重複したファイルを削除しようと思ってもそれらしいメニューがない。多分また自分が操作を間違っているか何かだと思うのだが、あまり便利になり過ぎるとついていけない哀しいアナログ人間なのだった。というかどうせ便利になったのなら同じファイルを読込もうとしたら「このファイルは既にあります」とか言って欲しいと思うのは欲張り過ぎですか。

先日書いたジェレミー・アイアンズ関連で掲示板で「好きだったのにヘンな役柄を演じているのを見てがっかり」という話題が出て、なぜか思い出したのがジョン・ローン。別に好きな俳優でもないし、彼の場合人気が出たのは「アルタード・ステイツ」で先祖返り類人猿の名演技(?)をしたもうしばらく後なので全然上のケースには当てはまらないのだが、そう言えばそんな俳優もいたなぁとか、連鎖的にThe Year of the Dragonで共演していたミッキー・ロークなんかも今は何してるのかなぁとか色々懐かしんでしまった。

演技力のある俳優がいわゆる便利使い的にステレオタイプの悪役とかキワモノ風な役に登用されるのは、制作側としては若い主演俳優や旬の人気俳優の脇をしっかり固める意味もあるのだろうが、観る側にすればその俳優が好きであるほど「またか」と苦々しい思いをすることも多い。が、逆にステレオタイプの中でも俳優自身が独特の演技を見せていたりすると気になり始め、そう言えばこのおじさん結構いい感じだぞ、と気づいたり(注:大抵は親爺である)するとそこから好きになったりすることも結構多い。現在ハリー・ポターシリーズの映画版で「スネイプ教授」を演じてやたらと人気が出ている(らしい)アラン・リックマンも、ハリウッド産のアクションものなどでねちねちした陰険な悪役ばかりやっているのを目にしているうちに何だか好きになってしまった俳優だ。英本国を拠点にした作品ではSense and Sensibility(なぜか邦題は「ある晴れた日に」とかそんな題名だった)のブランドン大佐とか最近作ではlove actuallyのデザイン会社経営者とか味のあるいい役どころを演じたり、自ら監督や制作に関わって派手ではないがいい作品を作ったりしている。

ティム・カリィなどは風貌もちょっと独特なだけにそれこそ悪役・キワモノ専門のような扱いだが、トム・クルーズ主演のファンタジーLegendの悪魔だか鬼だかの物凄いメイクはもう彼のためにあるんじゃなかろうかという感じで、その存在感が作品自体に独特の色を添えているような気もする。この人達あたりの域に来ると悪役もかなり楽しんでやっているのだろうし、だからこそ主役を喰うくらいの印象深い演技ができるのだろうと思う。というわけで制作費はかかってるけど作品自体はしょーもない「大作」的映画でも、結構他に見所があったりするのでなかなかあなどれないのだった。
   でもある程度作品を選ぶってことはした方がいいと思うよ、ジェレミー...


しゃくやくが二本目も開いてきた。ごしゃごしゃした部屋には勿体ないくらいの清楚かつゴージャスなたたずまいである。花びらが落ちたら押し花にしよう、と思っているわたしは貧乏性。