朝起きてみたら ― 2006/06/28 23:32
スペイン負けてるじゃないですか!3-1ってアナタ。ジダン頑張ったんだね...それはそれでよかったけどスペインがまさかこんなとこで負けるとは...うわーん。時々スポーツニュースなどでスペインのチームを「無敵艦隊」と呼んでいて(今大会でも確かどこかの民放ニュースで聞いた)、聞く度に「でも本家(16世紀のフェリペII世の艦隊)の無敵艦隊って英国にぼろぼろに負けて逃げ帰ったんだし、何か不吉だなあ」と思っていたのだが、...その呼び方やめませんか。無敵と言って実際無敵だった試しがない、て嫌な例になりそうな。 学校の世界史で「アルマダ」を習った時「全然無敵じゃないじゃん」て心の中で突っ込みませんでしたか。
昨夜はスペイン - フランス戦の地上波中継がなかったので(普段より)少し早めに寝ようかな、と寝る支度をしつつつけたローカルTV局に、何だか懐かしい顔。えーと誰だっけこれ。あそうそう稲垣潤一。おおー歌も聞き覚えあると思ったら「ロング・ヴァージョン」ですよ。番組は以前にもちらっと見たことがある大江千里司会の番組(ライヴ形式のような)。初めて見た時に大江さんからしておおーまだ活動してるのね、と懐かしかったが、ゲストも懐かしい人なのね。いや単に自分の興味が移ったから動向を知らないだけで皆さんちゃんと活躍してらっしゃるんだろうけど。で、その「ロング・ヴァージョン」、つけた時点でもう最後の最後、いわゆるサビ部分を繰返して(番組自体が)終わり、というところだったのだが、これが結構歌詞を憶えてるもので、本人が歌う前にちゃんと空で出てくる。...しかし、当時は「結構好き」てくらいで別に深く考えなかったけど、今思い出して(聴いて)みるとなかなか突っ込みどころの多い曲かも。いやメロディはいいんだけど歌詞がね。
『さよならするなら... 最後のチャンスなのに 思いと裏腹な指が 君の髪の毛かき寄せる』...うん、そろそろ別れようかなーと思うんだけどなんか言い出せないのね。思いと裏腹な指、て面白い表現だけどまあ詩的表現として情況は分かる。 ...かき寄せる?これも情況は分かるけど、かき寄せるって言うと比較的無造作に掻き集めるって印象が。あ、辞書に載ってた。「手などでかいて自分の方へ引き寄せる」うん。でもそこら中に髪が散らばってる訳じゃなく彼女の頭から生えてるんだしなあ。微妙に違和感あるなあ。「君の髪の毛を掻き揚げる」とか「引き寄せる」なら...そうすると仕種自体が違うものになっちゃうか。まあ「指」と「髪」で何となくセクシーな雰囲気も出したかったのかな、と。
『シングル・プレイのつもりが いつか気づけばロング・ヴァージョン』...当時は「シングル」と言うとシングル・レコードを思い浮かべた(そんな時代。)ので、何となく「45回転片面3分半的恋愛のつもりだったけど気がついたら33回転LP盤B面の最後ぎりぎりにボーナス・トラックで入ってるシングル・カット版のフル・ヴァージョンまで聴いちゃってるくらい延々付き合ってました」てことかしらんと理解していたが、今聞くと「シングル・プレイ」って何?という疑問が。恋愛してるんだったら少なくともシングルじゃない。それとも恋愛しててもあたかも一人のように勝手気ままに振舞うってこと?やっぱりレコードをかけるイメージかなあ。『似た者同士のボサ・ノヴァ』...似た者同士って彼女と自分だよね。歌詞の前の方に彼女が遊びでいいと言った、とかいう下りがあるから二人とも軽い気持ちだったけど結局ずるずる、てことかいね。で、何でいきなりボサ・ノヴァが出て来るのか分からんけど、この曲自体が今思えばボサ・ノヴァ風のアレンジなのでそういうこと?いやどういうことかよく分からんけど。「君と僕とでマンボ!」とかそういう感覚? 昔ラジオ番組か何かで杏里の「オリビアを聴きながら」の歌詞に突っ込んでた人がいた(ジャスミン茶はリラックス(睡眠)用のお茶じゃないよ!とか夜更けの電話はあなたでしょ、二度とかけて来ないでって別人だったらどうする!とか)けどそんな気分になってきたぞ。
『ちょっとヘヴィめなラヴ・ソング』 ちょっと待て。「ヘヴィめ」て何ですか「ヘヴィめ」って。でも確かにそういう歌詞だった。ネットで歌詞を探して確認したらやはり「ヘヴィーめ」だった。...何だその崩壊した言語は。「ヘヴィめ」がいいなら逆は「ライトめ」なのか。そんなふざけた和製英語(とさえ言えないか)は他の誰が許してもわたしが許さん。別に何の権力もないけど。そもそも「ヘヴィ(めは一旦置いといて)なラヴ・ソング」て何。この歌自体はヘヴィとはとても言えないしむしろレイジィ(lazy)だと思うんだけど。アンニュイとかね。ヘヴィなラヴ・ソングって言ったら軽い気持ちで付き合ってたのに子供ができてしまい結婚を迫られてるけど実は自分にはもう一人意中の人がいて、二股かけてたのが両方の彼女にばれて片方は結婚してくれなきゃ死んじゃう!もう片方はアタシとその子とどっちを取るか今決めて!と迫ってきてる...とか、でなかったらアレンジ自体がヘヴィだとか?前から通して『似た者同士のボサ・ノヴァ、ちょっとヘヴィめなラヴ・ソング』だとますます分からん。ボサ・ノヴァはヘヴィじゃないだろ。大体「ちょっと」と「〜め」て意味的にだぶってないか。「〜め」って「多少/ある程度その傾向がある」て意味じゃないか。「ちょっと渋めなおじさん」じゃなくて「ちょっと渋いおじさん」か「渋めなおじさん」のどっちかじゃないか。一時置いといたけどやっぱり「ヘヴィめ」て何だ「ヘヴィめ」って。責任者出て来...て稲垣さん?
...と思ったら歌詞の載っているサイトに責任者が出ていた。...Y川0(オーじゃないのよ)子さんでしたか...そう言えばこの頃ってこの方の名前しょっちゅう見ましたね。作詞家だもんね(確か)。て言うか彼女英語も堪能じゃないのか。よく英米ミュージシャンの日本版アルバムの訳詞とかライナーノートとか書いてたし。実のところその訳やおっしゃってることが当時でも納得できないことが多かったので個人的に余りいい印象がないんですが。よく音楽番組に来日海外ミュージシャンが出演するとなぜか一緒に出てきて「アタクシとっても彼と仲良しなの、親身にお世話しちゃってるの」的アピールをなさってたので多少やっかみもあり。それはともかく「ヘヴィめ」...これだけは何とかして下さいよ。いや今更遠い昔のことだけど。
ときにこの曲、作曲は安部恭弘なんですね。これも懐かしーい。...考えてみたら安部恭弘の曲って今全く思い出せないんですが。聞けば思い出すかな。確か高校時代、同学年で飛び抜けて絵のうまい人が美術部にいて、毎年文化祭になると安部恭弘のとんでもなくそっくりな肖像画を展示してた記憶が。やはり文化祭でどこかのクラスの甘味喫茶のポスターにシンプリィ・レッドのデビュー時のポスター(確か)のパロディ(ミックが杖の代わりにお団子持ってるの)があって、上手いだけに大笑いして作者を聞いたらやっぱり同じ人だったっけ。名前は知っていても全く知り合いじゃなかったので秘かに「趣味が合いますね」と思ってただけだったけど。その後洋楽の方が面白くなって日本のポップスは聴かなくなったけど、今でも実家のどこかに邦楽シングル盤がまとめてあるはず。LPは当時好きだった某アルフィーくらいしかなかった(というかそうそうLPを沢山買えなかった。下宿生活だったし)けど、シングルはぽつぽつ買ってたな。山本達彦とか。...懐かし〜〜〜。あの声が好きでした。今思えばかなり好きだったのにLPは買わなかったなあ。...よほどアルフィーに集中してたんだな。今となっては若気の至りだったなあと振り返るあの頃。
と、探してみたら山本さん、ちゃんと>公式サイトがあった。当たり前と言えば当たり前か。わー変わってないですね。やっぱりちゃんと活動してらっしゃるのだなあ(失礼)。ディスコグラフィの頁のシングルの「嘘の台詞」とか「夏の愛人」とか持ってた持ってた!今ここにあったら流したいくらい(そもそもレコードプレイヤーがないけど)。今思い出してみると売れて派手になりつつあったアルフィーより(それで結局離れた訳だけど)音楽的にも雰囲気的にも断然山本さんの方が自分好みだったんじゃ、と思うが、まだまだ当時の自分には大人過ぎたのかな。...今の自分が大人かどうかはともかく、その後フェリィおじさんに走った辺り下地はできてたような気はするけど。サイトにはご本人のブログまである。記事の更新も頻繁なようで写真も豊富、しかもファンの方達のコメントも受け付けてらっしゃる。さすがに返信まではできないだろうけどまめな方ですね。びっくり。
...何の話をしてたのか分からなくなってますが。いつものことか。
![]() | 午前中に待望の鍋が到着していそいそと玄関に出る、となぜか荷物が二つ。宅急便の人が全然憶えのない伝票を出すので間違いでは、と言うと「あ、すみませんこっちでした」。おや今度のは本当に父方の叔母夫婦からうち宛て。何だろうと思ったらこのぴかぴかの山形さくらんぼでびっくり。多分しばらく前に、実家の母と弟が遊びに行ってお世話になったお礼にチーズケーキを送ったそのまたお礼...なのだろうが、わたくしごときがこんなもの頂いちゃってよろしいんでしょうか。でもさくらんぼ大好きなので嬉しい。しかし大きいなあ。鍋はちょっと気になることがあってお店に問い合わせ中なので、今日はとりあえずデビュー見合わせ。 |
最近のコメント