夏の匂い ― 2006/07/11 23:55
午前中に実家の母から冷蔵配給便が到着。小脇に抱えられるくらいのほぼ正方形のダンボール箱に入っていた白い物体を取り出し、しばし考える。
.......? ねえママン ママン これはなあに? あ、カレーか。そう言えば「ぐるぐる巻きにしたから多分大丈夫」とか言ってたっけ。何かプレゼントを頂く理由があったっけ、とか一瞬考えちゃったじゃないですか。不織布(?)とその中のぷちぷちシートとあちこち止めてある輪ゴムを外してみると確かにカレーの入ったプラスティック・ボトルが出てきた。...何でリボンかけてあったんだろう。 | ![]() |
![]() | それを温め直すとこんな感じ。おおー何だか昔懐かしいカレーの風情ですな。中身はホタテとエビと野菜色々。スパイスは色々入ってるけど味は甘かった。うまうま。隅っこに映っているサラダ類も材料はあらかた実家からの野菜。映っていない味噌汁は大根もいんげんも白しめじ(ブナピーってやつね)も味噌までもfrom実家。 |
で、同じ箱に小豆と黒豆入り炊き込みごはん(おこわではない。先日やってみたら結構おいしかったのでうちにも送りたかったらしい)が入ってきたので、そのまま常温に戻して昼に食べようと台所に出しておいた。昼になって出してみた...ら使い捨てのお皿に一枚分と思っていた豆ごはんが実は二枚分だったことが判明(重なっていた)。...昼だけじゃ食べられないのでは。とりあえず上の皿にかけてあったラップを外すと 突然目の前にでかいハエが。 ぎゃあ。てけてけ歩き出したので反射的に一度外したラップをばふっとかぶせ直す。いやこれはまずいか。でもちょっと待てよ、これってもしかして元々入ってた?そもそもうちって小バエしかいないはずだし。それもあってここ最近お目にかかってなかった大バエ(てごく普通のハエだけど小バエからしたら巨大)を目の当たりにしてびっくりしたんだけど。...実家から輸送されてきたのか...いるのに気づかずにラップをかけちゃって冷蔵車で半冬眠状態で...ぐええ。
というわけで、幾ら食べ物を捨てるのが嫌いでも福島からハエと密着して旅してきたものを食べて寝込みたくはないので、泣く泣くひと皿目は手付かずで廃棄処分決定。ラップしたままひっくり返して玄関先に出してある燃えるゴミ袋に入れた。二皿目は大丈夫そうだったので、ちょっと蒸かし直してそのまま昼ごはんに。夕ご飯は上の写真の通りカレーと作り置きの惣菜類、味噌汁だったのだが、夕食後に手を洗おうと浴室に行くと何だか夏らしげな匂い。換気システムが繋がっているからか浴室に窓がなくて空気の行き場がないからか、ごはんを作った後は台所では匂いがしなくなっても浴室に何だかおいしい匂いが残っていたりするのだが、何だろうこの夏っぽい匂い。あ、いんげんかな。あと胡瓜とか。なんかこの青臭い野菜の匂いが夏だねぇって感じがするんですな。
...とか思っていたら、机に座っていた時にいきなり目の前を横切るでかい飛行物体。
あのハエ出てきやがった!!!
...失礼しました。ごはんを捨てるのが悔しかったしあまり詳しく見直したくなかったので「見なかったことにしよう」とさかさか片付けてしまったが、もっとぎっちり小袋にでも入れて出て来られないようにすべきだった...夏の青臭い匂いはいいけど夏の羽音は嫌だー。ゴミ袋はぎっちり縛ったけど(戻れないように)、多少野菜類が出してある台所付近には行かせたくないので居間の空間に隔離中。時々真正面から飛んできて怖い。今いきなり腕に止まったので思いっきり腕をひっぱたいたら赤くなった。 逃げられました。 23:50分現在攻撃目標は未だ撃墜されておりません。
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