梅は咲いたか ― 2007/03/20 23:59
桜はまだかいな...っとこの2週間くらいあっちでもこっちでもいつ咲くの早咲きの種類はもう咲いたの計算間違ったの今にも咲きそうなのに急に寒くなったからどーだこーだわやわやわやわや...と大騒ぎだったが、どうやら東京では今日「開花宣言」が出た模様。ニュースによると「5輪開花すれば『開花』と認定されるところ今日は6輪の開花が確認された」そうで。おめでとうございます。
正直、ニュースを見る度に どうでもいいんですが... と思っている自分はひねくれものですか。いや、日本人が桜に特別愛着を持っているのは分かる。自分だって桜は好きだし、季節のうちに一度はゆっくり観たいのでたまにしか行かない公園にも足を運ぶし、桜の香りがほわーんと漂ってくると幸せだし、はらはら花弁が舞い落ちる様はいい風情だねぇと思う。今年も多分一回くらいは心臓破りの坂を下って(帰りが大変なのよ)谷底の公園に行くと思う。思うが、どーーーうしてもあの「開花宣言」てのはよく分からん。何でわざわざ「宣言」しなけりゃならんのか。会社とか仲間内で花見を予定してるんだ!という人はそりゃいるだろうが、別に「(靖国神社の桜が)5輪咲きました。」ていう「宣言」が出たからってよーし我が社は明日花見だァレッツゴー!てわけでもなかろう。天気予報の時間にでも「都心ではちらほら咲き始めました」「現在5分咲き程度です」で充分じゃないかと思うのだが、「宣言」を出すために数週間前から開花予想とか桜前線とか何度も発表して、計算が間違って予測が数日ずれたからって気象庁の人が謝罪、てもうワケワカラン。花の開花予想が間違ってて気象予報当局が謝る国なんて他にあるだろうか。国益に関わる植物とかならともかく、「咲いたら皆で愛でる花」の開花予想ですよ。
この開花宣言って昔からあったことはあった気がするけど、一体いつからこんなことをするようになったんだろうか、と思って「開花宣言とは」で検索してみたところ、ちょっと期待とは違う頁を発見。こちらのブログによると、気象庁では「開花宣言」とは言っていないらしい。気象予報士の方のブログなので間違いあるまい。「梅雨入り宣言」も同様で、どうやらニュースを始めとしたメディアで「響きがいい(?)」ために多用されている模様。...でもニュース見る度に宣言宣言聞いたような。気象予報士の人達は誰も言ってなかったかな。明日のニュースでは注意して聞いてみよう。
いや、しかしまあこの際宣言だろうが発表だろうが、気象庁が「桜が開化しました。」と「公式に」認めるというのは変わらないわけで、要はなぜそこまで大事になるのか、というのがよく分からんわけだ。大体、桜が開花するかしないかが多少なりとも重要な問題になる可能性のある「花見予定者」にしたって、実際「花見」という名の宴会をしながら花を見ている人がどれだけいるのか。去年の4月初め(2006年4月2日の記事参照)ににたまたま夕暮れ時のもんのすごい状態になっている上野公園界隈を歩いて分かったが、1.5m四方くらいに区切られた空間であの時間から既にできあがってる人達の中で、花を見ている人は多分10%もいないと思う。見ないんだったら花が蕾だろうが散りはてて葉桜だろうがどうでもよさそうな気がするんですが。多分、早い時間から現場で場所取りなんかしてる人のところに一番最後くらいに行って「何だよお前ここの木散り始めてるじゃねーかヨったく場所取り下手だな」とかぐだぐだ言うような奴が実際一番花なんか見向きもせずに飲んで騒ぐんだな。←既に激しく偏見。や、とにかくあの光景を見た時は「これが世間で言う花見というものなら一生花見しなくてもいい」と思いましたよ。
何か話がずれてきた気がするが、この桜の開花予想というのも何だか年々騒がしくなってくるというか「何でそこまで必死なんだ」状態になってきている気がするのは気のせいだろうか。結局はマスメディアが煽ってるだけのような気もするけど。しかし今日一番気になったのは、買物に出る前につけていた某民放番組の司会の発言。「開花宣言が出ましたねえ!今まで、えー傍役の桜は咲いてましたけど、主役のソメイヨシノがね、いよいよ今日云々」 ソメイヨシノ以外の桜に謝れ。
久し振りに明るいうちに買物に出たので、ちょっとゆっくり店を見つつ駅前デパートに入っているア・ラ・カンパーニュというカフェに入ってみた。服売場の隅の方にあって入口はそう広くないが、ウィンドウにどーんとおいしそーなケーキがたくさん出ていて気になっていたのだ。今サイトを見てみたら本店は神戸みたいですな。中に入ると店内は横長。結構こまこまと小さいテーブルがあったが、大きなテーブルなら禁煙席ですぐ案内できます、と言われたのでまあいいかーと大テーブルへ。...入口からすぐの隅っこでした。一人客なんてこんなもんさね。でもケーキの入ってる大きなショウ・ケースがすぐ横にあるのでちょっと楽しいぞ。入る時にケーキ食べます、と言ったのでそのケースからお皿に載せたサンプルを出してきてくれた。しばし迷ってFraise aux d'amourとやらを選択(上から2段目の左端。持ってきた時は名前は分からなかったけど帰る時にケース内を見て確認)。説明頁にもあるようにパイ生地の上にスポンジ+苺+チョコレートスポンジと塊チョコレートを混ぜ込んだクリーム+スポンジ+生クリームでデコレーション、てな順序で積み重ねていく模様。まあ贅沢。 確かに苺がごろっと入ってるですよ。旬だけに瑞々しくておいしゅうございました。チョコレートも塊でごろっと入っていたのにびっくりしたけど歯応えが楽しくてこれもおいしゅうございましたよ。説明頁のスペルがさり気なく間違ってるけどおいしかったので許す(←偉そうだ)。
テーブルや室内のインテリアは、南フランスの田舎の民家とかそんな雰囲気にしているらしい。南仏の田舎に行ったことないですが。座った大テーブルは本当に大きいと言うか長くて、途中で繋いでるのかも知れないけど少なくとも5メートルはあったような。なんか大学の学生食堂を思い出しました(想像力貧困)。イメージとしてはやはり田舎家の台所とかそんな感じなのであろう。平日の午後という時間帯もあって小さい子供連れのお母さん方も結構いたのだが、子連れ客にも優しい店らしく、ベビーカーを押した若い母親2人が入口で「ベビーカー2台です」と言ったら店員さんが二人がけのテーブルの椅子をさかさか片付けてベビーカーが置けるようにアレンジしていた。
わたしが入って少ししてから、はす向かいにはやはり若い母親とその母親、3歳くらいの女の子の3人連れが座った。最初サラダを頼もうかどうしようか迷っていたらしく、お母さん「(多分娘に)サラダは頼みますか?」娘「.......」母「ケーキは頼みますか?」娘「食べる〜」母「サラダはどうします?」娘「.......」母「ケーキは?」娘「食べる〜」というなんかよく分からん楽しい会話を経て、おばーちゃんがスープ、お母さんがコーヒー、女の子がケーキ(これも苺が入ったチョコレートかココアのケーキだった)を担当(?)していたのだが、やはり目立つ苺あたりからちょこちょこ攻める娘(口が小さいしね)にお母さんが「○○、そこばっかりじゃなくて層がおいしいのよ層が。層を食べなさい。うんうんそこそこ、そこはおいしいはずだ(確固とした自信と共に)!ねっ?(「層」を食べた娘、にこ〜♪)」...娘さんが「層」とは何か理解できるかどうかはともかく、お母さんは正しい。その後ケーキを一口貰ったおばーちゃんが「あら、苦いわよこれ」お母さん「そうなの?(娘に)これおいしい?(娘力強く頷く)苦くても甘味があれば大丈夫なのねー」多分ココアパウダーとかカカオの苦味だろうと思うが、あの年齢で苦味のあるケーキの層を味わうことを体得したお嬢さんの将来は有望だと思う。
とかなんとか、ケーキ食べるためにお店に入ったのも久し振りだったので妙に詳細に書いてしまいましたよ。ア・ラ・カンパーニュ、食事メニューもなかなかおいしそうだったのでまた行ってみよう。でもうちの近く(和菓子屋さんのすぐはす向かい)に年末にできたフランス料理店にもまだ行ってないんだな。地元の店でも外食は物凄く稀になりつつある最近。そろそろ冬眠から醒めたいぞ。
正直、ニュースを見る度に どうでもいいんですが... と思っている自分はひねくれものですか。いや、日本人が桜に特別愛着を持っているのは分かる。自分だって桜は好きだし、季節のうちに一度はゆっくり観たいのでたまにしか行かない公園にも足を運ぶし、桜の香りがほわーんと漂ってくると幸せだし、はらはら花弁が舞い落ちる様はいい風情だねぇと思う。今年も多分一回くらいは心臓破りの坂を下って(帰りが大変なのよ)谷底の公園に行くと思う。思うが、どーーーうしてもあの「開花宣言」てのはよく分からん。何でわざわざ「宣言」しなけりゃならんのか。会社とか仲間内で花見を予定してるんだ!という人はそりゃいるだろうが、別に「(靖国神社の桜が)5輪咲きました。」ていう「宣言」が出たからってよーし我が社は明日花見だァレッツゴー!てわけでもなかろう。天気予報の時間にでも「都心ではちらほら咲き始めました」「現在5分咲き程度です」で充分じゃないかと思うのだが、「宣言」を出すために数週間前から開花予想とか桜前線とか何度も発表して、計算が間違って予測が数日ずれたからって気象庁の人が謝罪、てもうワケワカラン。花の開花予想が間違ってて気象予報当局が謝る国なんて他にあるだろうか。国益に関わる植物とかならともかく、「咲いたら皆で愛でる花」の開花予想ですよ。
この開花宣言って昔からあったことはあった気がするけど、一体いつからこんなことをするようになったんだろうか、と思って「開花宣言とは」で検索してみたところ、ちょっと期待とは違う頁を発見。こちらのブログによると、気象庁では「開花宣言」とは言っていないらしい。気象予報士の方のブログなので間違いあるまい。「梅雨入り宣言」も同様で、どうやらニュースを始めとしたメディアで「響きがいい(?)」ために多用されている模様。...でもニュース見る度に宣言宣言聞いたような。気象予報士の人達は誰も言ってなかったかな。明日のニュースでは注意して聞いてみよう。
いや、しかしまあこの際宣言だろうが発表だろうが、気象庁が「桜が開化しました。」と「公式に」認めるというのは変わらないわけで、要はなぜそこまで大事になるのか、というのがよく分からんわけだ。大体、桜が開花するかしないかが多少なりとも重要な問題になる可能性のある「花見予定者」にしたって、実際「花見」という名の宴会をしながら花を見ている人がどれだけいるのか。去年の4月初め(2006年4月2日の記事参照)ににたまたま夕暮れ時のもんのすごい状態になっている上野公園界隈を歩いて分かったが、1.5m四方くらいに区切られた空間であの時間から既にできあがってる人達の中で、花を見ている人は多分10%もいないと思う。見ないんだったら花が蕾だろうが散りはてて葉桜だろうがどうでもよさそうな気がするんですが。多分、早い時間から現場で場所取りなんかしてる人のところに一番最後くらいに行って「何だよお前ここの木散り始めてるじゃねーかヨったく場所取り下手だな」とかぐだぐだ言うような奴が実際一番花なんか見向きもせずに飲んで騒ぐんだな。←既に激しく偏見。や、とにかくあの光景を見た時は「これが世間で言う花見というものなら一生花見しなくてもいい」と思いましたよ。
何か話がずれてきた気がするが、この桜の開花予想というのも何だか年々騒がしくなってくるというか「何でそこまで必死なんだ」状態になってきている気がするのは気のせいだろうか。結局はマスメディアが煽ってるだけのような気もするけど。しかし今日一番気になったのは、買物に出る前につけていた某民放番組の司会の発言。「開花宣言が出ましたねえ!今まで、えー傍役の桜は咲いてましたけど、主役のソメイヨシノがね、いよいよ今日云々」 ソメイヨシノ以外の桜に謝れ。
![]() | 開花発表に合わせたわけではないが、近くの和菓子屋さんで今年最初の桜餅購入。時々行く和風カフェの本店でこの界隈では老舗の和菓子屋さん。昼時にはおこわとか稲荷寿司とか干瓢巻きなどのご飯ものも並ぶ。赤飯のお握りがおいしいのだー。 |
久し振りに明るいうちに買物に出たので、ちょっとゆっくり店を見つつ駅前デパートに入っているア・ラ・カンパーニュというカフェに入ってみた。服売場の隅の方にあって入口はそう広くないが、ウィンドウにどーんとおいしそーなケーキがたくさん出ていて気になっていたのだ。今サイトを見てみたら本店は神戸みたいですな。中に入ると店内は横長。結構こまこまと小さいテーブルがあったが、大きなテーブルなら禁煙席ですぐ案内できます、と言われたのでまあいいかーと大テーブルへ。...入口からすぐの隅っこでした。一人客なんてこんなもんさね。でもケーキの入ってる大きなショウ・ケースがすぐ横にあるのでちょっと楽しいぞ。入る時にケーキ食べます、と言ったのでそのケースからお皿に載せたサンプルを出してきてくれた。しばし迷ってFraise aux d'amourとやらを選択(上から2段目の左端。持ってきた時は名前は分からなかったけど帰る時にケース内を見て確認)。説明頁にもあるようにパイ生地の上にスポンジ+苺+チョコレートスポンジと塊チョコレートを混ぜ込んだクリーム+スポンジ+生クリームでデコレーション、てな順序で積み重ねていく模様。まあ贅沢。 確かに苺がごろっと入ってるですよ。旬だけに瑞々しくておいしゅうございました。チョコレートも塊でごろっと入っていたのにびっくりしたけど歯応えが楽しくてこれもおいしゅうございましたよ。説明頁のスペルがさり気なく間違ってるけどおいしかったので許す(←偉そうだ)。
テーブルや室内のインテリアは、南フランスの田舎の民家とかそんな雰囲気にしているらしい。南仏の田舎に行ったことないですが。座った大テーブルは本当に大きいと言うか長くて、途中で繋いでるのかも知れないけど少なくとも5メートルはあったような。なんか大学の学生食堂を思い出しました(想像力貧困)。イメージとしてはやはり田舎家の台所とかそんな感じなのであろう。平日の午後という時間帯もあって小さい子供連れのお母さん方も結構いたのだが、子連れ客にも優しい店らしく、ベビーカーを押した若い母親2人が入口で「ベビーカー2台です」と言ったら店員さんが二人がけのテーブルの椅子をさかさか片付けてベビーカーが置けるようにアレンジしていた。
わたしが入って少ししてから、はす向かいにはやはり若い母親とその母親、3歳くらいの女の子の3人連れが座った。最初サラダを頼もうかどうしようか迷っていたらしく、お母さん「(多分娘に)サラダは頼みますか?」娘「.......」母「ケーキは頼みますか?」娘「食べる〜」母「サラダはどうします?」娘「.......」母「ケーキは?」娘「食べる〜」というなんかよく分からん楽しい会話を経て、おばーちゃんがスープ、お母さんがコーヒー、女の子がケーキ(これも苺が入ったチョコレートかココアのケーキだった)を担当(?)していたのだが、やはり目立つ苺あたりからちょこちょこ攻める娘(口が小さいしね)にお母さんが「○○、そこばっかりじゃなくて層がおいしいのよ層が。層を食べなさい。うんうんそこそこ、そこはおいしいはずだ(確固とした自信と共に)!ねっ?(「層」を食べた娘、にこ〜♪)」...娘さんが「層」とは何か理解できるかどうかはともかく、お母さんは正しい。その後ケーキを一口貰ったおばーちゃんが「あら、苦いわよこれ」お母さん「そうなの?(娘に)これおいしい?(娘力強く頷く)苦くても甘味があれば大丈夫なのねー」多分ココアパウダーとかカカオの苦味だろうと思うが、あの年齢で苦味のあるケーキの層を味わうことを体得したお嬢さんの将来は有望だと思う。
とかなんとか、ケーキ食べるためにお店に入ったのも久し振りだったので妙に詳細に書いてしまいましたよ。ア・ラ・カンパーニュ、食事メニューもなかなかおいしそうだったのでまた行ってみよう。でもうちの近く(和菓子屋さんのすぐはす向かい)に年末にできたフランス料理店にもまだ行ってないんだな。地元の店でも外食は物凄く稀になりつつある最近。そろそろ冬眠から醒めたいぞ。
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