that's piece o' cake, darling.2010/11/07 23:58


久し振りにケーキ焼いてみました。引っ越しして少し経ってから一度ココアケーキか何かを焼いたけどひっそり失敗したし(食べたけど)、夏はとてもケーキ焼く元気もなかったので涼しくなったら作るぞー、とは思っていたのです。レモンが豊富にあったのでマデイラ・ケーキにした。写真は全部の材料(バター、砂糖、卵、ベイキングパウダー、塩、小麦粉)を混ぜたところにレモンの皮一個分(緑色のがそれ)をおろしたところ。カビ培養現場とかじゃありません。


出来上がり。本当は後ろの丸ごとを切らないうちに撮ろうと思ったけど、てっぺんを焦がしましてね。うちのオーヴン、庫内が狭いので表面が早く焦げるんですよ。途中でそれを思い出したので何かかぶせるもの...と思ったがアルミホイルを切らしていたため、別のケーキ型の底(つまり金属の円盤)部分を上に乗っけたわけです。しかし真ん中が盛り上がって被さっている円盤にくっつき、円盤はオーヴンの熱で熱くなっているのでケーキのくっついた部分を焼いて焦がしたわけです。普通考えつきそうなもんだけど考え付かないのがわたくしです。ていうか焼きながら夕ご飯食べてたのでそっちに気を取られてました。

今回は砂糖を控えめにした以外はMrs. Beetonの本のレシピ通りの分量で作ってみたのだが、やっぱりこれだとちょっと重いと言うかみっしりし過ぎかも。オリジナルはバター150g、砂糖150g、卵4個、小麦粉200gだけど、去年何度か作ったバター100g、卵3個、砂糖100g強くらいの分量がちょうど良い感じ。卵4個はやっぱり重いよね。というわけでうちのマデイラ・ケーキのレシピ確定。



天気も良かったので、各駅列車で2駅先のSスーパーに牛乳買いに行くのに1駅分歩いてみた。以前も歩いた道なので大体憶えていたが、前には気づかなかった手芸店発見。なんか名前に聞き覚えが...と思ったら手作り上手の友人Fさん御用達のお店じゃないですか。以前うちの近くに行きつけの生地屋さんがある、という話は聞いていたけどこんなに近くだったとはー。残念ながら毛糸はないようだけど楽しそうなので今度寄ってみよう。そして隣駅前のスーパーマーケットの精肉セクションにニュージーランド産ラム肉発見。やたー。うちの近所ではどこにもなくて、ちょっと期待していたハナマサも既に潰れていたとこの間知ってがっかりした後、もしかしたら隣駅なら...と思い付いてチェックしたかったのです。週末だったせいか数が少なくなっていたので今回は買わなかったけど、ウィークデイに行って買って来よう。寒くなると羊肉のシチューが食べたくなるんだな。

で、そこから1駅だけ電車に乗ってSスーパーで牛乳と安くなっていたバターを買って、ついでにちょっと郵便局のATMに寄ろうと思って場所を探していたら、いきなり何もないところで転ぶ。いや実際には鋪道の境目みたいなちょこっとした段差(でも古くなって陥没したみたいになっていて目立たない)はあったんだけど。ずしゃぁとか左膝と手をついて思わず「あいた〜」とか言いつつすぐ立ち上がったけども、この時すぐ前(4-5mくらい)にスーツ姿(多分)のお兄ちゃんがいたんですよ。こちらは元々それに気づいていたのもあってあちゃー恥ずかしーとか思っていたのだが、お兄ちゃん全然全く見もしない。こちらもダイレクトには見てないので実際は横目でちらっとでも見たのかも知れないけど、わたしが気づいた限りではこちらが転ぶ前から立ち上がった後まで終始、多分手に持った携帯電話をじっと見ていたと思う。いや、もしかするとあー何か人が転んでるけどこれは見なかったことにした方がいいよねというお兄ちゃんの気遣いなのかも知れないけど、最近色んな意味で周りの人を全く気にしない人が多いなと感じることが多々あるので、もしかして本当にすぐそこで人が転んでるのに全く気づかない(あるいは何となく意識はしていても自分に関係ないので見もしない)人なのかも...とか思ったり。本当に自信たっぷりに突っ込んでくる人いるじゃないですか。前向いて歩いてるのに他の通行人は視界に入ってないの?と思うような。勝手に転んどいて勝手に赤の他人について色々推測してるのも失礼な話ですが。

ちなみに、わたくし何もないところで転ぶのはよくあります。や、まあそんなにしょっちゅうでもないけど、忘れた頃にずべっと。普段生活しててもやるけど過去に旅行先でもやってます。必ず一人の時。ウェールズのカーディフでは朝の公園をバックパック背負ってすったすった歩いてたらいきなりこけた。この時は荷物の重みに振られたのもあってか軽くしりもちをついた(こてーん、て感じ)。ロンドンのデパート(ハロッズだったかも)のフロアを歩いていた時は床に滑って危うく大開脚技を披露するところだった(途中で踏み止まった)。でもこの場合は、二回とも周囲の人が声を掛けてくれた。カーディフの時は確か数秒前にすれ違った男性が(こちらは他に人もいなかったし何もなかったように歩き出そうとしたら)振り返って「大丈夫かい?」と聞いてくれたし、デパートではちょっと離れた売場で見ていたらしい店員のお姉さんが「大丈夫?」と声を掛けてくれた。

まあどっちにしても恥ずかしいんだけども、声を掛けてもらうとこちらも「あ、大丈夫ですありがとう」とか照れ笑いしつつ何とか恥ずかしさの持って行き場ができると言うか、単純に有難いと思う。日本でも女性なんかだと「大丈夫ですか?」と言ってくれる人もいるし、上記2回は既に7,8年かそれより前だと思うので、今の現地の人はどうなってるか分からないけども...うーんでもそんなに変わってないんじゃないかな。大都会ロンドンでも意外と道行く人は親切です。ビジネスマンなんかでも、こちらがちょっと道端で考えてるような顔してると「迷ったの?」とか声を掛けてくれるし。何だか日本、いや東京?の人が変わってきてる気がします。あまり良くない方向に。あまり年代関係なく。

と、話が逸れたけど今回久し振りに転んだ後、ふと今渡った道の反対側を見たら陶器屋さん発見。今まで入ったことのない道だったので知らなんだ。ATMに行った後ちょっと寄ってみたら、結構品数もあり。今度また行ってみよう。そして帰宅してから、右足側面(外側にぐりっとなって転んだ)と道路についた左膝が痛いのに気づきました。あと左手もさかっと削ってた。これは...運動しましょうね、てことですか。時間がある時はできるだけ1駅歩こうかな...