高慢か自尊心か2006/01/08 23:22

昨日あたりに民放TVでCMを見て知ったのだが、ジェイン・オースティン(Jane Austen)の"Pride and Prejudice"の映画版がもうじき公開になるらしい。あ、14日からじゃほんとにすぐですね。情報遅すぎですか。オースティンは好きなので結構気になるのだが、えーとエリザベスが...キーラ・ナイトレイですか。ふーん。まあ映画にする場合特に華がないとってのもあるんだろうけども、何と言うか旬な人ですね。ダーシーはマシュー・マクファディン?多分知らないなあ。あ、BBCのSpooksに出てたですか。まあ実際見てみないとなんとも言えないけども、個人的にはBBCの'95年のTVドラマがお気に入りなのでどうしても比べてしまう。ちょうど昨日の記事で触れたコリン・ファース(Colin Firth)がMr.ダーシーで、本国では毎週放送時間になると女性は老いも若きもTVの前に釘付けだったとか、水浸しダーシーに卒倒者続出とか(ちょっと嘘)色々聞いた憶えが。エリザベス役のジェニファー・アール(Jennifer Ehle)もキーラ・ナイトレイのようないわゆる美人じゃないけどいい感じだった。日本ではNHKで3夜連続くらいでまとめて放送しましたな。

...しかし上にリンクした(日本版の)公式サイトをざっと見て思ったのですが。しばらく前に『春の雪』のサイトを見た時も書いたけど、最近は映画の情報サイトに事細かに物語の内容を書くのが普通なのだろうか。原作読んでない人もここを見て予習すれば大丈夫!とかそういうことですか。それにしたってほとんどクライマックスまで全部書いて大体結末も予想できそうなくらい細かく書いてあるんですが。こういうのっていわゆる「粗筋」で興味を掻き立てて後は劇場でどうぞ!てのが普通じゃないんですか。て言うか単純にここまで書いちゃったら実際観た時新鮮味がないじゃないすか。それともう一つ気になったのが、TVCMでは(一回しか見てないのでうろ覚えだけど)「真実の愛と知らずにすれ違う、二人...」とか何とかえりゃーろまんちっくな雰囲気だったんですが...いや、うん確かにろまんちっくだけど。ラヴ・ストーリー...と言えばそうなんだけど。なんだけど何となく今一つ違和感が。実際映画そのものがどういうスタンスで作られているかはまた別かも知れないけどね。まあやっぱり「観てみないことには分からない」てことですか。近くの映画館で上映するかな...

あ、あともう一つ。どうして『プライドと偏見』なのだろう。一番よく使われる『高慢と偏見』じゃダメなのだろうか。事情をよく知っているわけではないが、原作のある映画を日本で公開する場合原作小説の邦訳を(複数出ている場合)どこの出版社のものを元にするか、というのもあるようなので(よく映画の最後に「日本語版は○○社から発売されています」とかCMがあったり)、そういう関係もあるのかも知れないけど。確か『自尊心と偏見』という題にしてる出版社もあったような記憶があるし、実際個人的にはprideを「高慢」と訳してしまうのも今一つしっくり来ないなあ、と以前から思ってはいたけども、だからと言って『プライドと偏見』てのもなんかこう消化不良みたいで座りが悪いような。だからって別のオースティン作品"Sense and Sensibility"の映画の邦題のように何だっけ、『ある晴れた朝に(「日に」だったかな)』とかぜんっぜんどーでもいいような題名だとなんじゃそらと思うし、そもそもPride and PrejudiceもSense and Sensibilityも物語の内容を表している一方で単純に題名として韻を踏んだ憶えやすいものになっているというのもあるわけで、これはもう日本語で同じような語感にうまく置き換えるというのは無理だろうから、訳する人も悩むところだろうとは思うけども。


去年の冬もそうだったが、この冬も水道代が...と思いつつついつい夜寝る前にバスソルト入れてお風呂してしまう毎日。いやー一回やるとやめられないですよ。元々電気毛布とか電気シーツとか使ってるうちの田舎のようなところは別として、布団て最初入る時はしばらく冷たいし、かといって電気毛布使うほど寒くはないし。バスソルトでぬくぬく状態で布団に入ると非常にちょうどよく就寝できます。冷え性の人などにもかなりいいのではないかと。

アプリコット&オレンジ酢を5倍くらいの水で割って熱々にして飲むのが最近お気に入りの寝る前の一杯。そういえば子供の頃は毎晩りんご酢を一杯飲んでいた記憶が。そのせいかどうか知らないが昔から体は柔らかいです。軟体動物と呼ばれてました。