耐えられません2004/07/07 23:45


今は梅雨真っ盛りの時期ではなかったろうかとときたま思い出す今日この頃。ブラウザのホーム頁になっているアップル・エキサイトの天気情報の詳細を見ると「洗濯指数・にっこり/がっかり」とか「食中毒指数・要注意」とかアイコン付きで出ているのだが、「寝苦しさ」という項目が6月半ばのまだ過ごしやすかった頃は「ぐっすり(布団を掛けて普通に寝ている人マーク)」だったのが次第に「ちょっと寝苦しい(人マークがやや横を向きまっすぐしていた両腕が斜めに投げ出されている)」「かなり寝苦しい(布団の一部がめくれて汗をかいている人マーク)」ときてついに昨日「耐えられない(布団がかなり乱れて両腕をばらばらに放り出している人マーク)」になった。...いやあの、「明日の夜の暑さは耐えられないでしょう」って予測されても一体どうしたらいいやら。 今日は七夕だったが、星空は薄曇りなのかほとんど見えないようだ。がっかり。


先日翻訳チェックを担当した記事で思わず笑ったと言うか脱力したこと。米国政府がここ20年かけて計画してきた施設の建設がようやく具体化してきて、この計画専用に立ち上げられたウェブサイトに関連の文書が掲載され、現在までで120万件に上る文書がオンラインに公開されたという記事。政府関連の書類となるとこういう聞いただけでうんざりするような数字は別に珍しくもないようだが(全部見る人がいるのかどうかは別として)、問題はその計画を直接担当する政府某省の関係者の発言。

「関係者は、この資料を(紙の書類にして)全部繋げて並べると約1,000マイル、ワシントンD.C.からラス・ヴェガスまでの距離の半分近くに達すると強調した」

... だ か ら 何 ? 度重なる延期や遅延を乗り越えて大仕事をやったぞと言いたいのかも知れないし、問題の施設がLVのあるネヴァダ州に建設予定なので中央政府から建設予定地に向けて並べるという意味なのかも知れないが、わざわざ電子化されている書類をプリントアウトして地べたに並べて何が嬉しいのだろうか。実際やるわけはないが、言葉にされると当然その様を想像してしまって余りに漫画的な図に脱力してしまう。というかそんなどーでもいい計算したのはどこの閑人ですか。  でもまだ半分の距離にも達してない、と
更に同省の計画立案・手続及び計画遂行を監視して許認可関連を発行する別の政府機関があり、そもそも今回の文書は実質的にこの機関が管理するウェブサイトに掲載されているのだが、

「システムの安全保護があまりに厳重すぎたため、文書のリンク関係等が正常に動作するか確認するためアクセスしようとした同機関のサイト管理官でさえ全く閲覧できなかった」

... 馬  ○  で  す  か  ? 政府関連、特にテロ等を警戒して民間施設のウェブサイト等にもいちいちあの情報は載せない方がいいだのその頁を下げろだの警告しているらしい米国政府機関のサイトとなれば確かにセキュリティは厳しいだろうが、一般のレベルで言えばうちのサイトには貴重な情報が沢山あるからよからぬ目的の人に覗き見られないよう気をつけないと!とがちがちにパスワードやアクセス制限をかけた管理人自身が自分のサイトに弾かれてどうやっても閲覧できない、というとんでもなく間抜けな状況である。お役所仕事と言うか何と言うか、こういうことはどこの国でもあるのかも知れないが(そう?)、この記事を書いている記者もいい加減馬鹿馬鹿しくならないだろうか。...もしかしてわざと書かなくていいこぼれ話を書いてるんだったりして。

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