魔法のかゆ鍋...2006/12/08 23:22

実家から送られてきたお歳暮のお裾分けの鯛の粕漬けがあったので、もっと前に送られてきてなかなか食べる機会がなかった里芋と一緒に鍋に入れてみた。鯛から味が出るんじゃなかろうか、と後は酒・みりん・醤油を各ちょろっと入れた程度。写真だと妙にてらてらして見えるけど油ではなく、里芋のぬめりがですね。なんかもうとろんとろんになって粕鍋かのっぺい汁かって風情になってしまった。最近気に入ってよく買うスナックだかスナップだかエンドウは最後に放り込んでひと煮立ち程度。


実はこの粕漬け、送られてきた時にどうしようかちょっと迷ったのだ。もともと粕漬けとか西京漬けとかの魚を焼いて食べるのは好きだったのだが、アレルギーが出てアルコール類を止められてからはどうも奈良漬けとかブランデーケーキ程度でも「なんか部屋が暑いな」状態になってしまう始末で、一度うっかり成城石井で洋酒入りケーキを買って食べてしまった時はその後見事にかゆかゆが出現したので、以来粕漬けも自分では買わないようにしていたのだった。しかしそれを母に言うと「えぇ!?だあいじょうぶでしょ〜それくらい粕を少し落として焼けばいいじゃない」と言われ、何にしても手元にあるからには食べ物を無駄にしたくない性分なので、焼いてもいいけどぐつぐつ煮たらアルコール分も飛ぶかも...とも思ったりして(料理する時間がなかったのもあるけど)鍋にしてみたのだった。かなり行き当たりばったりな料理の割には悪くない味。

が。が。がっっっ。いやああったかいなあ、とか思ってたら来ましたよ。普通のあったかさじゃないですよ。   酔っ払いました...  そして食べ終わった後にかゆかゆ来ました。あうおうおう。実は調理中に里芋を洗ってたらこっちも手がかゆかゆになったのだった。しばらく置いたせいであちこち削らないとならなかったのでぬるぬる成分が出てきたせいだとは思うけど、以前は里芋剥いても平気だったのになー。やっぱりアレルギーが出たせいですかね。というわけで食べる前にかゆかゆ、食べた後にかゆかゆのW攻撃に遭ってしまった。もう粕漬け食べられないのか...しくしく。


というわけで、他の人は(多分)平気なのに自分だけが食べるとかゆかゆになる魔法(?)のかゆ鍋のお話でした。タイトルを見て町中が粥だらけになる楽しいロシアのお伽話を期待された方すみません。   いや、実際本当に町中粥で溢れたら後始末が物凄いことになると思うんだけど。日本と違って麦とかトウモロコシだとすると米よりはましなんだろうか。