はが。 ― 2007/10/02 23:59
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近くのマンションの植込みのツツジ、数日前に横を通ってあれ?と思ったら一輪だけ咲いていた。通る度気にしていたら、なんか続いてちらほら蕾が出てきてるんですが。いわゆる勘違いして狂い咲きってやつでしょうか。このまま今年二度目のツツジ満開になったらどうしよう。いやどうもしないけど。ツツジも大変ですね。 |
週末あたりから歯の痛みに悩まされておりました。いや治療中の歯なんだけども、一週間前に削ったら先生が思っていたよりも虫歯が進んでいたらしく、更に数日経ったら歯どころか頭まで痛くなるくらいかなり辛い状態に。たまたま前に別の歯を抜歯した時に貰って使わなかった痛み止めがあったのでそれで凌いで、予約日の今日行ったところ、どうもやはり「予想外に炎症を起こしている」ということで、一応予定通りの治療をして被せものをしては貰ったが、これでいつまでも痛みが引かないようならまた別の治療を考えましょう、ということで、一応痛み止めも処方してもらって帰宅。麻酔が切れた後しばらくうずうずしたけど薬を飲むほどではなかったし、何も被せていない状態だったときのように神経近くにブラシが当たったりするとずぉ〜んと(←分かって頂けるかしら)痛むこともなくなったけど、何だか心許ない感じ。だんだん落着いてくれればいいけど。結局また開けて神経を抜く!とか抜歯!とかはいーやーだーー。
とか言いつつふと気付けば10月ではないか。ドイツから一カ月近く出張してきていた友人も、27までだった展示会(9月23日の記事参照)を終えて翌28日に帰国。さっき「IGAS(展示会)も疲れたけど毎晩同僚と遊び過ぎた」とメイルが入っていた。お疲れさんです。いや仕事の方。
その印刷業界の展示会『IGAS』のチケットを友人から事前に貰った時、個人的にちょっと面白いなと思った話題を一つ。このチケット、先の記事にも書いた通り一般的な展示会や何かと違って万人向けというわけではなく、下手すると友人のところのように最新機器の詳細を初めて明らかにする企業の情報を「スパイ」しに来る人なんかもいるらしいので、基本的に「身元の明らかな関係者だけが関係企業などを通して入手できる」ものということらしい。一応チケットを持っている時点で「とりあえず怪しくはない人」とは判断されるけれども、更に何関係の人か明示しておいて下さいね、てことで、添付されている各職種が英語と日本語で書かれたシールの中から自分に当てはまるものを剥がし、チケットの半券に貼って受付で渡される透明ケースに入れ、首から下げて歩くことになる。で、このシールをぱっと見て自分の場合は「やっぱり『その他』(Others)だろうね」と言うと、友人が冗談混じりに「情報収集ってことで『プリプレス』(Prepress)かも」と言う。それであれっと思ってもう一度見直してみると、業種分けが「Prepress(プリプレス)、Press(印刷)、Paper Converting / Post-press(紙工/製本)、Design(企画・デザイン)、Vendor(ベンダー)」となっている。
...なるほど。prepressはpressの前に「前、先」の意味の接頭辞pre-をつけて「印刷前行程(実際に印刷を行う直前までの原稿のスキャン、レイアウト、製版フィルム作成等を含む全行程)」、対してpost-press(postpress)は「後」の意味の接頭辞post-をつけて「印刷後行程(印刷された用紙の裁断、製本等)」になる。これはいいとして、一般的に職種として「(the) press」と言ったら報道取材、つまりマスメディア関係の業種の人を指すことが多いと思うのだが、この場合業界自体が印刷業なので、Pressはそのまんま「印刷そのものに携わる職の人」になるのだね。まあ元々press=マスメディアの意味の使い方も、(新聞・雑誌など活字媒体の)印刷、の意味から発展してるわけだけど、業種でpressと言ったらマスメディア関係者、の使い方が一般化しているだけに、何だかこの「そのまんま」な使い方がかえって新鮮と言うか。
友人が言った「取材関係者がprepress」というのは、先に友人から展示会に来てみる?と聞かれた時に、単純に興味があったというのと合わせて「これから何の(翻訳の)仕事をするかも分からないし、自分が訳しているものの形態を知っていれば訳しやすいから(今やってる原子力なんて機械の規模とか形とか未だに物凄く漠然とした想像しかできません...)、今のうち未知の業界のことを見ておくのもいいかもね〜」という話をしたのを憶えていて、一種の取材という意味の冗談で「情報収集」と言ったのだろうし(確かに取材も広い意味では印刷前の段階だけど、実際『印刷』という行程そのものとは全く関係ないし)、まあ実際にわたしが報道関係者だったとしてもやっぱりOthersだろうとは思うけども、一般で普通に使われる言葉でも業界によっては違う意味での「この使い方が当たり前」てのはどこでもあるのだなあと再認識したり。これが例えばファッション業界なんかだとPressはやっぱり報道関係だろうし、Designは服飾のデザインだろうし、機械関係とか建築なんかの分野だとDesignは「設計」になるのかな。何を今更当たり前のことを、と思われるだろうけど(自分でも思う)、なるほどね〜所(業界)変われば品(用語)も変わるわけだ、と妙に感心したのでありました。
![]() | この間上げた写真より少しクローズアップで、シールはこんな感じ。 |
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