くまとわたしたち ― 2010/11/11 23:50
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実家から葉付きの大根来る。色が変わらないうちにとりあえずざくざく切ってざっと湯通しして軽く塩。さて何に使おうか。大根飯なんかもいいね。 うちの実家周辺では相変わらず日々熊が出没しているらしい。そろそろ冬ごもりも近そうなので、熊も追い込みの時期なのであろうよ。とか思っていたら、先日今年2件目の人的被害が出たらしい。先月初め?あたりの1件目はうちの弟の同窓生、今回は実家の隣地区(確か)のおじさん。幸い今回も軽傷らしく、事件の翌日だかその翌日にうちの母と弟がたまたま本人に会ったところ既に頬に絆創膏を貼っていた程度で、熱心に熊遭遇話を聞かせてくれたとか。以下部分的にアレな話もちょっとあるので、スプラッタ関係が苦手な方はご注意。 このおじさんの場合は、元々畑が川の側だかで熊の出没地域に近かったため奥さんから行かないようにと何度も言われていたらしいのだが、やっぱり畑が気になって行ってみた...ら、熊ばったり☆だったらしい。1人目の人も「物凄い叫び声」を上げたそうだが、このおじさんもかなり凄い声を上げたらしい。しかしそれを聞いていた奥さん(家が近い模様)、「なんだべとうちゃん、何騒いでんだか」と思っていたとか。 奥さん、熊じゃないかと気づいてあげて下さい... 奥さんがなんだべと思っている頃、ご主人は熊にがばぁと覆い被さられ、相手の口が開いているのも見えたし、「ああ、俺ももうこれで終わりかぁ」と思っていたらしい。しかしたまたま出会った場所が緩い傾斜になっていたため、勢いで熊と一緒にごろごろっと転げ落ちた。で、我に返って起き上がってみると熊がいない。あらラッキー。 聞くところによると、熊はかなりの近視らしい。なので、目標物がちょっと自分の視界から逸れるとよく見えなくなるらしいんですな。どうやら転がっているうちにおじさんと離れ、姿が確認できなくなって引き上げて行ったらしい。嗅覚はあまりよくないのか熊。おじさんも命は助かったものの顔を引っ掻かれたので流血しつつ家に戻り、奥さんに「だから行くなって言ったのに」と怒られたそうな。しかし、これだけの修羅場に遭遇したにもかかわらず、おじさんが身につけていた奥さん手作りのお弁当は何もなかったかのように無事だったそうです。 奥さん強い。色んな意味で。 そんな話を母から聞いていてふと気づいたのだが、そう言えば毎年1人2人熊に遭遇した人の話は聞くが、命を落としたり後々長引くほどの大怪我をしたという話は憶えている限りとんと聞いたことがないような。母によると昨年か一昨年に熊に遭遇して顔にかなりの怪我を負った人はいたらしい(多分何度か皮膚の移植手術はしただろうという話)が、それ以外は母も特に憶えがないとか。別の人でやはり顔をちょいっとやられた人は 頬 が 落 ち た(比喩じゃありません。ひー) の で 自分で く っ つ け て 押 さ え て 歩 い て 帰 宅 したらしい。うをわー。また別の人は熊出たー!と逃げようとしたらたまたま空いていた穴にすぽーんとはまり、これも熊の視界から外れたお陰で無事。またまた別の人はやはり逃げようとしたらつまづいてばったり倒れ、もうだめだー!と振り返ったら熊が頭上をどーんと飛び越えてそのまま走り去って無傷。いずれの人も自力で帰宅。 ...なんかうちの田舎の人たちって、ラッキーと言うか肝が座ってると言うか...山歩きに慣れてる人ってそんな感じなんですかね。凄いです。真似できないと思う。 |
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