今週のベストヒットUSA ― 2004/06/10 23:58
昨夜のベストヒットUSA、久し振りにアルバムを出したモリッシーのビデオが流れた。元ザ・スミスの中心人物、と言うのも今さらな気がするが、個人的にはグループとして活動していた80年代にはそれほど意識して聴いたことはなかった。曲調もモリッシーの声も(そして踊りも)独特だったので聴けばすぐ分かるし、歌詞が非常に社会的というのも聞いてはいたが、当時はまだ何を言っているかもよく聞き取れないしそもそも英国の社会状勢など今より更に知らなかったので、割と好きだけどアルバムを買うほどでもないかなーという多くのミュージシャンの中に入っていたのだった。とにかく当時は英米共にピンから錐まで凄い数のミュージシャンが出たり消えたりまた出たりしていたし、日本のTVではもっと一般受けするデュラン・デュランとかワム!とかの方が多く流れるのもあったかも知れない。
で、新曲の"Irish Blood, English Heart"。昔からのファンの人はどう感じるのか分からないが、曲調や雰囲気はうわーやっぱりモリッシーだなあという印象だった。しかし歌詞が凄い。もうほのめかすとか皮肉とかそういう段階じゃなくそのまんま直接的な英国社会派ソングである。昔からこういう歌詞だったのだろうか。英国のポップ音楽によくあるように恋愛の歌と思わせて実は19xx年の政界スキャンダルを皮肉った...とかそういう感じかと思っていたのでちょっとびっくり。これがもし米国でヒットしたらそりゃ驚く。日本ではスミス時代も結構人気があったと思うし、来日などもしていたと思うのだが、当時のファンはこういうところから入って英国好き(あるいは英国嫌い?)になったりしたのだろうか。アルバム一枚こんな歌詞ばかりだったら国の社会状勢が分からなければ何の話かほとんど理解できないだろうし、理解しようと思えば自然と英国という国そのものに興味がいくだろうと思うのだが。ともあれモリッシー、昔はひょろひょろーんとしてこの人早いうちに不摂生で体を壊すんじゃなかろうかという感じだったが(いや案外菜食主義で規則正しい生活を心掛けてたりするのかも知れない)、ビデオを見る限りいい感じに肉がついてきて「保守党と労働党の末路を生きてこの眼で見てやるわい」て雰囲気になってきたかも。頑張れモリッシーおじさん。
何か毎週ベストヒットUSA報告になってるかも。ちなみに昨日は他にバグルスの"VIdeo Killed the Radio Star"とかシーナ・イーストンの"The Glamorous Life"などが流れた。...懐かしー...ハイヒールでシンバルを蹴り上げるシーナ...(涙)
G8サミットのニュースを見て一番先に思ったどうでもいいこと。 ...主要国の指導者って着こなしのセンスがある人はなれないのだろうか。毎回サミットで各国首脳の私服姿を見ると何じゃこりゃと思うような気がするが、今年はいつにも増して凄かったような。いや別に政治家だから政治の才能があればいいのだが。 あればね。

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