走るダックス君2004/06/30 23:24


昨日書いたダックスフント、掲示板で鳥ではなくアナグマやうさぎなどの小動物用の猟犬だと教えて頂いた。なるほど、猟犬にしては小さい>鳥しか思い浮かばなかったが穴を掘って隠れている動物を探したり追い出したり、ということであの体型が重宝したわけだ。原産国のドイツ語でDachsが「アナグマ」、hundが「猟犬」なので英語ならそのままBadgerhound=アナグマ犬(?)という感じなのか。何にしても猟犬なら機敏に行動しなければならないので、あの愉快な体型でもかなりすばしこいのだろう。体が小さい割には声も大きいらしい。すると人間のダックス君達は...やっぱり車輪走り? ちゃかちゃかちゃかぴゅ〜とか効果音付きで。


今日書店をふらふらしていたら、しばらく前にたまたま見つけて掲示板で話題にした「はりぽた」のパロディ「バリー・トロッター」の翻訳版を見つけてしまった。で、出てたのね...本家と並べてあるのが凄い。表紙絵は原書版の方が好きだがこれはこれで訳分からん勢いはあるかも知れない。さすがに買おうとは思わないが図書館にでも入ってたら読むかも(←入れないんじゃないだろうか)。原作の設定や登場人物を好き勝手にいじり回すのは正直感心できないが、あくまで「別物」として作りながら誰にでもあからさまに元が分かるこういう馬鹿馬鹿しいパロディはむしろ好きだ。白けるようなのはご免蒙りたいが、下らない〜と思いつつもどこかでにやっとして楽しんでしまえるのがパロディの面白いところだろう。「バリー・トロッター」を読んでいないので実際どの程度馬鹿馬鹿しいか分からないが、今日ちらっと見たところ登場人物の名前もいちいちオリジナルと似せつつ変な意味に取れるものに変えてあってなかなかご苦労様である。2冊目の邦訳はこの4月に出たらしいが、上のサイトの登場人物紹介によるとオリジナルの「ヴォルデモート(Voldemort)」のパロディ版が「ヴァリュマート」とかになっている。これはもしかしてValuemartですか。スーパーマーケット・チェーンにでもありそうな名前だが、案の定企業家として金儲けに励んでいるらしい。これはこれで、うまい名前を思いつくと一人ほくそ笑んだりするのだろうなーとパロディ作家の心境を推測してみたりして。これも掲示板で触れたが、映画公開の影響でやはり日本でもブームになった「指輪物語」もしっかりパロディが出ている(ただしこれ自体刊行されたのは15年以上前らしい)。こっちももしかしてそのうち翻訳が出たりするんだろうか。「ホビット」のパロディ「ソディット(Soddit=sod itは口語で「ちく○ょ〜」の意味)」とか。...無理かな。