早くも試食 ― 2006/07/01 23:45
2日かけてできたさくらんぼジャム、味見は少し寝かせてから...と思ったが、やっぱりどんな具合か気になる。ので、2つ詰めた瓶のうち1/3くらいにしかならなかった方を開封。自分が食べることに関しては辛抱できない人間なのを改めて思い知りました。買い置きのドイツ風セザムブロート(=sesami bread。ライ麦入りのパンで周りにびっちり胡麻が貼り付いている)を薄く切って、ゴーダチーズと一緒に載っけてみた。 うふ。えへ。おいしいです。砂糖もレモン汁も元のレシピより少なくしたら(元のレシピも一般的なジャムの砂糖の分量の半分くらいだったけど)、途中でシロップを味見した時に甘さの方が勝っていたようだったのでもう少しレモン汁入れた方がよかったかな...と思っていたのだが、全体的にはいい感じにさくらんぼの甘酸っぱさが出たような。昨日書いたようにさくらんぼの実の噛み応えがあるようなジャムが作りたかったので選んだレシピの「モチモチした歯応え」というのもほんのり出てます。とろとろにはなってなくて繊維と実の噛み応えがちゃんとある感じ。少し寝かせたらもう少し落ち着くのかな。わくわく。酸味があるのでチーズにも合うー。ゴーダもおいしいけど、モツァレラの方がジャムの味が引き立っていいかもね。昨日で切らしてしまったので週明けにまた買って来よう。
実は、レシピでは(これも先に書いたように)さくらんぼの実だけでは少ないペクチンを補うために抜いた種を「金槌で潰して」レモンの種と一緒にガーゼに包んで煮る、とあった。しかしうちには金槌がなかったので「まあ丈夫なガラス瓶か何かでがしがしすれば潰れるんじゃないかねえ」と思っていた...が山形さくらんぼの種は丈夫だった(他の種も同じかも知れないけど)。結局床の上でがしがしがしがしやっても一向に潰れなかったので、まあないよりはましかも...とそのまま入れて煮込んだのだった。ペクチンが必要なのはジャムのぷるぷる具合を出すためだと思うので(ある程度保存効果もあるのかな)、ジャムと言うよりはシロップ煮に近い感じを思い描いていたこともあってぷるぷるしなくてもまあいいや、とは思っていたが、案の定できあがったジャムはゆるゆるとろ〜ん状態。やはり潰さないとペクチンは出ないのだな。金槌は釘を打つ以外にも働くのだなあと改めて思った日。
さて、そうこうするうちにW杯は準準決勝。1試合目は開催国ドイツとアルゼンチン。前半はお互い譲らずに大きな動きはない状態、後半アルゼンチンに先制されてしまった時はうわーここで勢いづかれたらまずいかも...と思ったらドイツも頑張って遂に同点。クローゼ偉い。クローゼ凄い。足で入れようとしてたことも何度もあったけどやっぱり得点するのはヘディングなところが何となくカワイイ。結局同点のままで延長戦、でも決まらずにまたもやPK戦でドイツ勝利ー。アルゼンチンは延長戦の時点でシュート面で頼れそうな人があまりいなかった(多分。よく知らないけど)し、何と言っても途中のハプニングでゴールキーパーが控えに交替していたのでこれはドイツ、チャンスかも!とは思ったけど、いやお見事でした。かなり脚が辛そうだったバラックもしっかり決めたもんね。キーパーのレーマンも頑張りました。何と言ってもですね、PK戦に入る前にレーマンを励まして(多分)がっちり手を握りあっていたカーンがカッコよかったっすよ。特にドイツチームのニュースを追っていた訳ではないので正キーパー争いがどれだけ熾烈だったかは知らないが、レーマンは「カーンより自分の方が上だもんね」的発言をしていたというのを大分前に聞いて何だかなあ...とは思っていた。そんなレーマンにがっちり...いい人だなカーン。男だねぇ。着流しで肩で風切って歩いて欲しいくらい。←?というわけで男の友情に乾杯記念に一枚。これは勝敗が決まった直後の写真。
...が、折角さわやか青春ドラマな気分になったのにちょっとしたケチが。PK戦終了後に両陣営の一部で小競り合いのようなことがあった様子がTVにも映っていて気になっていたら、これがどうもかなり不名誉な場面だった模様。BBCサイトには「パンチやキックが飛び交った」とあってそりゃまずいだろうと思ったら、どうやらアルゼンチンの一部の選手が負けたことに腹を立てて(?)ドイツ選手に殴り掛かったらしい。BBCのここの頁が今のところ一番詳しいかな。ここの記事ではFIFAのブラター会長がこれに激怒してがっつり調査します、と宣言したと書いてます。ドイツの選手も(特にどかばきやられた人は)アルゼンチン選手の不名誉な態度を批判しているようだが、クリンズマン監督は「サッカーは感情的なスポーツだからこんなこともあります。全然問題ないです(要約)」とおっしゃってるらしい。寛大ですね。...勝者の余裕ってのもあるかも知れないけど。
で、第2試合はイタリア - ウクライナ。正直眠かったので布団の中でむにゃむにゃしながら3点入った後辺りまで観て、うーむ多分このまま終了かな...と思って次に気がついたらとっくに終わってました。憶えているのはトニがゴールを決めた時のあの仕種は何なんだ!と悩んだのと仲間が得点した時のブッフォンのダイナミックな喜びようと吼えるガットゥーゾの姿。ウクライナもシェヴァのゴールが入りそうな場面もあったし残念だったけど、やはり順当な結果ですか。おめでとうおめでとうイタリア。...次はドイツ - イタリアかー。
![]() | ストウブごはん第一作、鶏もも肉と野菜とマイタケのてけとー煮。これは二日目の温め直したものなんですが。今日は何となくちらし寿司が食べたかったのでストウブでご飯も炊いてみた。びっくりするくらいあっという間に炊けました。少なめの水でしっかりしゃっきり炊ける。その後そら豆とトマトを炒めてちょっと蒸し煮したら、水分は全く入れなかったけどトマトスープのようになりました。でもうまうま。 |
さ、今日はイングランド - ポルトガルですよ。ポルトガル、メンバーの顔ぶれ的にもイエローカードの数的にもやや厳しいかなあ。フィーゴ頑張れ。頭突きはダメだけどね。でもイングランドも今大会何度も挑んでるけどまだスコアできてないランパードに頑張って欲しいな。どっちも頑張れ。
What will be. ― 2006/07/02 23:33
一昨日、土日に買物に出なくてもいいように買っておいて野菜と一緒に鍋で煮込もう、と思って消費期限が翌日で少し値引きになっている鶏手羽元を購入。その日は前の日の残りを食べて次の日に使うつもりだったのだが、翌日(昨日)の夕食の支度をする頃になってちらし寿司にしよう、と思いついたので手羽元は使わずじまい。冷蔵庫に入れたままでも明日くらいまでは大丈夫かな、半分(5,6本入っていた)は早めに冷凍しておいた方がいいかな...と思いつつ色々やっているうちにすかっと忘れてしまった。で、いきなり思い出したのが今朝のフランス - ブラジル戦を観た後ちょっと寝ておこうかな、と布団に入った時。しまったっ、でもまだ多分大丈夫だよね大丈夫だよね、と冷蔵庫から出してみる。 ほのかに不可思議なによいがします... ラップをぴっちりかけた状態でこれくらいってことは...ことは...と剥がしてみると、覚悟した程じゃなかったけどやっぱり怪しい匂い。確かこれ買った時保冷剤をつけてもらわなかったしな...すぐ帰ると思ったけどその後また何件か買い物して蒸し暑い外をうろうろしたしな...で、でもがっちり火を通せば... やめた方がいいかも。以前ちょっとくらいなら大丈夫かな、と何か汁ものに入れて煮込んだら全体が異様な匂いになったしな... さようなら鶏手羽元、成仏しておくれ(滂沱)。ごめんなさいもうしません。
W杯準準決勝、イングランド - ポルトガルはまたもやPK戦でポルトガル勝利。イングランド、残念だったけどいい試合でした。ルーニィが一発退場になった時は荒れるんじゃないかとちょっと心配だったが、その後もあまり一人足りないとは思えないような戦い振りだったような。ルーニィの攻め方って見る度に"bull(雄牛)"という単語が頭に浮かんで仕方ないのだけど(首が太いせいもあるかもね...)、若さなのか生来の気質か今一つ落ち着きがない印象があるのでその辺りがちょっと(チームにとって)怖いな、と思っていたら、今回のレッドカードはそこが出ちゃったかなあ、というような。ドイツのポドルスキ辺りもちょっと似た感じがして「変なとこでイエロー貰わないでよね」とひやひやしてしまうのだが。実際ルーニィのどの行為が退場につながったのかはよく分からないらしいが、最初のファウルだけならともかくそれで試合が中断された時の態度(クリスチアノ・ロナウドを突き飛ばしたり)がまずかったんじゃなかろうか。ただの素人の見解だけど。同じ年代でもロナウドは落ち着いて見える。
まあルーニィはともかく、ベッカムが足を傷めて下がらざるを得なかったのはやはり大きかったのかな。ランパードも結局無得点のままで終わっちゃったしなあ。しくしく。彼が一得点すれば流れがどーんと変わるかも!とも思ったんだけど調子が今一つだったのかな。途中で入ったクラウチが何だかえらい走り回ってたのが健気と言うか何と言うか、時々君はそんなとこじゃなくてもっと前線にいるべきじゃないのか、と思ったりもしたけど頑張ってましたな。何となく彼って、思春期の頃に他の同級生に先駆けて一人ごーんと成長してしまって色々大変な思いをした、普段は大人しめのタイプだったり...と勝手に想像。きっといい人に違いない。PKでポルトガル側の最後のキッカーがロナウド、てとこでやはり観てる人は大体こりゃポルトガルかなーと思ったでしょうか。ちょっとタイミングをずらしたりして彼らしいシュートでしたな。フィーゴが非常に嬉しそうだったのでわたくしも嬉しゅうございます。しかしスイス - ウクライナ戦の時も観疲れてただけに思わず笑っちゃったけど、PK戦が決まった途端に流れる『ヶ・セラ・セラ』が何とも言えません。確かになるようにしかならないけど、選手達はそうも言ってられない訳で。何か間抜けた(あの場合)曲を流して選手の気分を落ち着かせる意味もあるのかも...のかな。ただのジョークかな。
で、フランス - ブラジル。...ブラジルまで負けちゃった...がーん。ジダン絶好調じゃないですか。リベリィって知らない選手だけどめちゃめちゃ走り回ってたじゃないですか。ブラジル、もう少し早くアドリアーノを入れてもよかったんじゃ...とも思ったけどどうなんだろう。うーむこの調子だとフランスがもしかするともしかしたりするのかな。ここまで来るともうどこが勝ってもおかしくないんだろうけど、個人的にはドイツかイタリアかポルトガル...ってフランス以外か。いやフランスが嫌いな訳じゃなくほかのチームに思い入れがあるだけですが。
イングランド - ポルトガル戦で、ピッチに出る前にベッカムとフィーゴが笑顔で何か話してたのがちょっとほのぼの。レアルで一緒だったもんね。ピッチでの真剣勝負はもちろん面白いが、普段は国に関係なく一緒のリーグやチームでプレイしている選手達の普段通りの姿が見えるのがまた面白い。フランス - ブラジル戦でもジダンやロナウドがキック・オフ直前まで談笑していた。何でもそうだが、特にスポーツを観ていて応援の方が過熱し過ぎて相手チームを貶したり罵倒したりというのは非常にやな感じだけども(相手チームの選手が、時間稼ぎをしたとかならともかくボールを持っただけでブーイングという風習?もやな感じ)、そういう人たちにこそこの試合前の選手同士の様子をちゃんと見て欲しいなあと思ったり。常に応援側だけに限った話でもないんだろうけど。
今日のBBCニュースによると、ベッカムはイングランド代表の主将を引退します宣言をした模様。最後の試合で終わりまで出られなかったのは残念かも知れないけど、後進に道を譲りましょうという態度はこれはこれで潔いと思う。...でも「主将を」引退ってことは選手として代表になる可能性はあるのかな。記事のタイトルも本人のコメントも主将ってところを強調してるように見えるけど。
と、W杯を観ている間にウィンブルドンではアガシがスペインのナダルに負けてしまった。ナダルは去年も(優勝したフェデラーとの試合だったかな...うろ覚え)凄いなあと思ったけど、アガシにストレート勝ちですってよ奥様。なんか末恐ろしいかも。コートを去る際はアガシも感極まっていた模様。お疲れさまでした。 ところでアガシの奥さんてシュテフィ・グラフでしたっけ!...知らなかったかも(あるいは昔聞いたけどすぱっと忘れてた)。びっくり。彼が20代前半?くらいの頃に(実家の父が趣味でテニスをやってたこともあって)よくテニスの試合をTVで観ていたので、その頃いつも会場に来てたガールフレンドの印象が強かったもので。女子は昨日の試合で杉山愛がマルティナ・ヒンギスに買ったんですな。これもちょっとびっくり。この試合はちらっと観たけど勝つとは思いませんでした。上にはまだまだ強い人が沢山だけど頑張って下さい。
灰汁を濾した後のさくらんぼシロップを薄めたら、さくらんぼと言うよりは桃ジュースのようになりました。ほんのり甘酸っぱいです。 | ![]() |
うーむな話題色々 ― 2006/07/03 23:52
スペインのバレンシアが大変なことになってますね。当局ではテロの可能性はすぐに否定して地下鉄のスピードの出し過ぎと脱線が原因だろうと言っているらしいが、去年のロンドンやその前のマドリードのこともあるので嫌な可能性を考えてしまう。ヴァティカンのベネディクト16世がもうすぐ同地を訪れる予定で、何十万人もの巡礼の人々のために交通機関を整備し直していたところだったとか。うーむ。少なくとも30人の人が亡くなったらしい。ご冥福をお祈りします。早く混乱が収まりますように。
ブラウザがBBC UKに設定してあるのでW杯敗退後も色々イングランド・チームの話題がトップに出ているのだが、まあ英国内ではあれやこれや賑やかな話題が飛び交ってるようで。今のところ一番大きなのはやはりベッカムの代表主将引退と怪我、それにルーニィのレッドカードの話題でせうか。ベックスの怪我は思ったより深刻なようで、6週間は試合に出られない模様。えーと、確か右のアキレス腱に他の選手が乗っかったために「裂傷(肉離れみたいなもの...?いてててて)」ができて、左の靱帯も傷めたとか...いてて。前半45分の段階で既におかしかったらしい。お大事に。先に見た怪我の詳細が載った記事が既に見つからなかったので上に↑書いたのは大体の記憶だけど、それだけ凄い勢いで新しい記事が更新されてるってことか...英国が勝ち進んでた時より断然更新頻度が高いんですが。
で、ルーニィの方はレッドカードに至った事情(?)を木曜日までに「申し開き」しなさいねとFIFAからお達しがあった模様。一方国内のタブロイド紙は退場の件でクリスチアノ・ロナウドが審判の判断に何か影響を与えたとか、ロナウドとルーニィが犬猿の仲だとか(て言ってるかどうかは知らないけどまあそんな内容)色々色々書き立てているらしく、ロナウドまで「そんなこと全然ないです。ボク達仲良しだもん(要約)」とおっさってるようです。まあタブロイド記者が押し掛けてるんだろうけど。皆さん大変ですね。エリクソン監督もなかなか気持ちよく終わらせてもらえないようでお疲れ様です。
ところでNHK(確か)の試合中継の時にエリクソンは監督を「勇退」と言ってた憶えがあるけど、えーとそういうことになってるんでしょうか。...大会前に色々うっかりなことを喋っちゃったのをすっぱ抜かれて騒ぎになったのが原因だったと思ってたけど。確かそれ自体大衆紙の潜入覆面記者(?)が特ダネ欲しさにエリクソンを引っ掛けて喋らせたような話だったから、記事をざざっと見ていた限りでは監督のスキャンダルって印象ではなかったけど。引退の話が出たのは少なくともあの後だけど。
...で、話は少し戻るけどベッカムがイングランドチームに復帰できるのがギリシャとの親善試合の数日前らしいのだが、今度はそのギリシャチームがFIFAから国際試合出場停止を言い渡されたそうで。それもギリシャ選手がどうこうって話じゃなくて「ギリシャ政府がサッカーに介入したから」だとか。具体的にどう介入したのかははっきり書かれていないが、「サッカーは政治運動とは無関係であるべき」というFIFAの再三の警告をギリシャ政府が無視したため今回の出場停止だそうな。てことはイングランドとの親善試合ができない...なんてことよりも来シーズンにオリンピアコスやパナシナイコスがチャンピオンズ・リーグやUefaカップに参加することもできない!てそりゃ大変だ。一番可哀相なのは選手達だ。ハリステアス(だかカリステアスだかチャリステアスだか)も泣いちゃうぞ。国外(ギリシャ国外)チームに所属してる選手も出られないのかな。可哀相だ...
![]() | 今日は野菜を切って凍った鶏手羽元(昨日買い直してさかさか凍らせた)を強引に炒めただけで後は鍋に料理してもらった。ありがとうストウブ。明日の分もあるので温め直すだけさ。 |
懺悔その2 ― 2006/07/06 23:56
ここ2,3日、冷蔵庫の辺りに行くとどうも怪しい匂いが漂っていた。...冷蔵庫を開けると何となく臭う。この蒸し具合だし水分の多い野菜はちょっと油断するとエイリアンに精気を抜かれた人みたいになってしまうので外には出さないようにしているし、どこかに何か落ちてる訳でもないしな...と毎回冷蔵庫周辺を見回したり冷蔵庫の中も点検するのだが、それらしきものは見当たらない。しかしやっぱり冷蔵庫を開ける度に間違えようのないなまごみのにほひが。何なんだ何なんだ怖いじゃないか!と怯えつつ日々を過ごしていたのだが、昨日夕食の支度をする際に生のトマトに加えてケチャップをちょっと使おうかな、最近使ってなかったけど切れてたかな少しだけ残ってたかな...と冷蔵庫の棚を探してみた。うーんやっぱり使っちゃったかな。でも中身が少しになってくると後から入れたものに押されて棚の奥に追いやられてたりするんだよねー...と念のため手前にあるものを出して奥に手を入れてみたら
生たらの切り身パックが出てきました...
ぎゃああああ。どこから出てきたんんだいつのだいつのだこれ。...消費期限6月28日。...いや、実は今日鱈と野菜を煮込もうかと思ってたんです。少し前に買ってきたのを少なくとも1切れ冷凍したはず、と冷凍庫を見たら幾ら探してもなかったので、既に消費しちゃったのを忘れてたのかなーと仕方なくやはり冷凍してあった鮭の切り身を使うことにしたのだった。 冷凍するの自体忘れてたのか...
お陰で冷蔵庫周辺は警戒エリア指定を解除されました。 ごめんよごめんよたら。も、もうしません...(滂沱)
そんな身近な危険に右往左往しているうちにもW杯は進んでおります。ドイツ負けちゃった...まあどちらかが負けるんだから仕方ないとは言え、あのほんっっっっっとに最後の最後にぽこぽこっと入って負け!てのはそりゃもう呆然とするだろうと。でもいい試合でした(と思う)。イタリアおめでとう。グロッソも偉いけどでるぴーやったあ。ガッちゃん相変わらず元気だったなあ。足がつるほど元気。凄い人だ。 カモラネージのあの髪型だけは何とかして欲しい...人様のファッションをとやかく言える人間でもないんですが。
で、ポルトガルも負けちゃった...(滂沱)あうおうおう。デコの調子が今一つだったのかなー。クリスチアノ・ロナウドに決めて欲しかったんだけどなー。残念残念。フィーゴ頑張ったのにな。ジダン素晴らしいです。試合中も勿論だけど、試合後に交換したフィーゴのびっちょびちょのシャツを迷わず着た時はいい人だ!!と思いました。 ...皆気にしなくなるもの...?でも大抵の人は肩に引っ掛ける程度だよね... フィーゴもその後もそもそ着てたけど。いいもんですおじさんの友情。ロナウドがいかにも「がーん」て感じで可哀想でした。でも皆に慰められる姿がカワイイ。君にはこれからまだまだチャンスがあるよ頑張れ。
...と思ったら、何だかクリスチアノ君大変なことになっている模様。例のルーニィの退場問題でロナウドが審判を焚き付けた上にレッドカードが出た後「ベンチに目配せした」のがイングランドサポーターの物凄い怒りを買ったらしく、フランス - スペイン戦では怒り覚めやらぬイングランドサポーター(自国が勝ち進むのを信じてチケットを買ってた人たち)とフランスの応援団が一致団結してロナウドにごうごうの非難を浴びせていたらしい。試合開始当初さすがに準決勝は観客の盛り上がりがすごいわ、と思ったけどあれは反ロナウド連合のせいもあったんですか...?や、でもさ、ルーニィがカルバーリョの、えーと、『トマト(とポルトガルの新聞では言ってるようです)』を踏んづけたのは事実な訳だし、故意じゃなかったとしても相当危険なプレイな訳でしょ?そもそも審判の判断に誤りがあったとかロナウドの発言に左右された疑いがあるならFIFAが調査するだろうけど、この場合審判は全く問題にならずにルーニィの方に申し開きが求められた訳だし...正直このロナウド叩きは「イングランドが負けた腹いせじゃないですか」て気もするんですが。
しかしBBCでも随分と偏った印象の記事も堂々と載ってるなあ。いいのかそんな私情100%みたいな記事で。しかも今大会の人気投票にも、ロナウドを最優秀若手選手にするべからず!というイングランドファンからのメイルが回って相当な影響が出ているとか。逆にスコットランドのファン(つまり反イングランド)の間では「ルーニィを退場にしたロナウドを最優秀選手に」運動が盛り上がっているとか。...いやあの、この時点で何か問題が別のものになってませんか。どっちにしても「ロナウド悪人」てことになるのか。何かやだなあこういうの。今見直したら、決勝戦の主審が英-西戦のエリゾンド審判(つまりルーニィにレッドカードを出した人)になったという記事が。もしかすると上のイングランドサポーターの腹いせ合戦を意識した面もある措置かも知れないけど、何にしてもFIFAはエリゾンドさんは誤審も相手選手の意見に左右された審判もしてないと判断した訳だよね。うんうん。イングランド、一生懸命応援するのはいいけどがっかりを悪意に変えちゃいかんでしょう。全敗して敗退した途端にW杯どころか監督の名前まですっきりさっぱり忘れる国の一部サポーターを見倣えとは言わないけど。...とりあえず頑張れ負けるなロナウド。こんなんで潰されちゃいかんよ。
それはともかく、やっぱり気になるフランスのバルテス...だってパンチョさんに似てるんだもの。笑った顔もそっくりなんだもの。マンドリン弾きながら歌ったらうまいに違いない(断定)。
で、イタリア - フランスになる訳ですな。うーむ、やっぱりイタリア頑張れ。その前日に3位決定戦がある訳だけど。ドイツ - イタリア戦の実況頁に、決着後の記事の締めくくりに「彼ら(ドイツ)はこの後シュトゥットガルトに行かねばならない。誰もやりたくない3位決定戦を戦うために」とあったけど、そりゃそうだ...昔から不思議だったんだけどなんであんなのがあるんでしょう。3位までは決めとかないといけないとか何か決まりがあるんだろうか。オリンピックとか個人技の種目で出た結果で自動的に順位が決まるのはいいけど、優勝一歩手前で届かなかった人たちに「はいはい、じゃ3位の座を争ってもう一試合してね」て物凄く酷じゃないかと思うんだけどな。死者に鞭打つってこのこと?それとも「勝っても負けても楽しく仲良く試合しましょう」て精神ですか。スポーツって苛酷。
頂き物さくらんぼがあった頃の朝食記念写真。あるとないとじゃ華やかさが大違い。最近成城石井のパンの棚の隅にドイツパンがちょこっと置いてあるので嬉しい。チーズを載せるとおいしいです。W杯が終わってもドイツパン置いてくれるだろうか。何となくいつでも他のパンに場所を譲りますって感じの置かれ方なんですが。 | ![]() |
奥様パワーin甘味カフェ ― 2006/07/07 23:55
数日間引きこもっていたので、気分転換に例の甘味屋さんカフェにうどんを食べに行く。...いや本当は甘いもの食べに行きたいんだけど昼時だとついつい。うどんもおいしいんですよ。やたら種類が多いし。昼時と言っても2時くらいだったので、普通の(真っ当に生活している)人には昼ごはんには遅いしお茶には早いだろうから今日も空いてるかな...と思ったら大違い。大盛況ですよ奥さん。いつも自分が行く時間はほとんど誰もいない時ばかりだったので入った途端びっくりしました。もう開店して2,3年くらいにはなってるはずだから、それなりに採算は取れているのだろう...とは思ってたけどそうかこの時間なら賑わってるのか。都合良く窓際の席が一つ空いていたので待たずに座れたが、やはり比率的には中年以上のお客が多いような。90%が女性。真中の席に(多分奥様と一緒に)ちょっと途方に暮れた風情の老紳士が一人。なるほど、自分が何度か行った時って5時6時頃だったと思うので、この年代の主婦は既に夕食の支度に入っていてカフェで一杯してる暇はないってことかな。
ともあれ、窓際の席が好きなのでよかったよかった、と座ったはいいのだが、隣と言うかやや斜め後ろの席にいらっさった御婦人方3人が凄かった。最初行った時点で既に大盛り上がり状態だったのだが、何しろ切れ目がない。一人が話せば次の一人がすかさずカウンタートークを繰り出し、更に3人目が随時合いの手を入れて流れを引き締めると言いましょうか。個人的な経験で言えば、喫茶店とかレストランで友人2人とか3人とかで話していてある程度盛り上がっても、ひとしきりやり取りが続いた後ある種のまとめみたいなものがあって会話が一段落、一息入れて関連の話題または次の話題に移行、とかいうのが一般的だと思うのだが、この御婦人方の場合とにかく喋りっぱなし。その勢い止まるところを知らず。沈黙という単語を知らざるがごとし。にもかかわらず同じ話題を延々じゃなくていつの間にか話が変わっているのだが、その移行が全く間をおかず瞬間的に行われると言うか、一人目の発言の最後の単語とと二人目の発言の冒頭が重なっていると言うか。
話題はうちの姉(義理の姉?)に家事を任せておくと次々と怪しい訪問業者の口車に乗せられてリフォームやら溝掃除やらを頼んでしまって冗談じゃないとか、女房がしっかりしててこそ亭主は外で働けるのに主人は分かってない云々うちの実家の父が凄く心配りの細かい人だったけどうちの主人は正反対云々女性は父親と似た人と結婚するって言うけど似た人と結婚したつもりだったのに全然違った(←複数の発言が混在)とか、女性が多かったうちの家族では食べ物を皆で分け合うのは普通だけど男性は一人一品だけ食べて満足するからうちの主人も私と娘がケーキを分け合ったりするのが理解できない云々娘の旦那も最初は慣れなかったけど最近は自分からこれ(自分の食べているものを)食べますかとか言ってくるようになったとか、もう皆さんの家事奮闘記と亭主の不満とその他諸々が連綿と連なってわたくしの背後で家庭用回転そうめん流し器のごとく流れ続ける訳です。別に聞き耳立ててるわけじゃないけどすぐそこだしとにかく元気一杯お話になるのでいやでも耳に入る。て言うかこの店内で一番ヴォリューム高いですよ奥様方。お陰で他のお客を見渡すと連れの人などに向かって口は動いているのに全く声は聞こえない無声映画状態。唯一他に聞こえるものと言ったら店内に流れるBGMなのだが、これがまたなんかぴーぴー耳につく今っぽい音楽(よく憶えてないけどなんかぴーぴーいってた)。ああ夕方の暮れ行く窓辺でゆったりお茶とノラ・ジョーンズの時間カムバック。とか思っていたら不意に背後の御婦人方の高速そうめん流しがトーンダウン(流れてくるそうめんの量が急に少なくなったと思いねえ)。おや、とさり気なく振り向いてみたら
帰るためにお立ち上がりになったところでした。
凄い。わたしが入る前からだったので一体いつからいらっさったのかは分からないが、今の今まで喋りに喋りに喋りまくって永遠に続くかと思われたのに話題がなくなるや否や(あるいは帰る時間が来た?)忽ち引き上げるこの行動力(?)。そうめん流し器だってスイッチ切った後少しはそうめんの残りとか溶け残った氷がたゆたうとかお腹一杯だねぇとか言いつつ残った薬味をつまんだりするんじゃなかろうか。何の話してるか分からなくなってきたけど。推測だが店に入った時も座るが早いか怒濤の勢いでフルトークが開始されたんじゃなかろうか。3人が立ち去った後には人数分の珈琲カップ。何かこう、大砲をどかんどかん打ち込まれて草一本なくなった戦場跡を見ているような気分(別にテーブルの上が雑然としてた訳じゃないです。そこは皆さんベテラン主婦ですから)。いやー...とにかく凄かった。お見事です。脱帽です。 次は夕方行こう...
関係ないけど、そうめん流し器が載っているサイトを検索していたらこんな頁を発見。こりゃ凄い。家庭用そうめん流し器は欲しいと思わないけどこれはちょっと欲しいかも。A-B間リピート機能が魅力ですな。あと「リモコン」といいながらコントローラがコードでがっちり繋がってるところとか。いや確かに繋がっててもコードが長くて遠くまで伸ばせりゃリモート操作だろうけど。
昨日の記事で触れたW杯の若手最優秀選手(て日本語で何と言うのかよく知りませんが)、ドイツチームのルーカス・ポドルスキに決定したようですな。ははあ、下らない根回しメイル合戦を意識したFIFAの「第3の候補作戦」てとこですか(ファン投票は考慮はされるけど最終的判断はFIFAの技術審査団がするらしい)。まあロナウドには気の毒だけどこれで彼が勝ったら更にイングランドファンのロナウド叩きがエスカレートするだろうし、ポドルスキはポドルスキでそれなりに嬉しい(彼も事情は分かってるだろうから複雑なところもあるだろうけど)とは思うので、英断と言うべきでしょうか。ロナウドに全く落ち度がなかったとは言わないが、イングランドファンの反応はどう考えてもヒステリーとしか思えないので個人的にはルーニィよりロナウドに同情するなあ。一選手の抗議で審判の判断が決まると思う方がおかしいし、手を出した時点でそりゃアウトだろうと。
と、やな話題ばかりでも何なので。たまたま夕方のニュースの時間帯につけたら、イングランド - トリニダード・トバゴ戦でも主審だった日本の上川審判が3位決定戦の主審を務めることが決まったという話題が流れていた。おおう、それはよかった。ニヤリ写真が素敵な廣島さんもアシスタントを務めるそうな。上川さんのかっちょいい審判振りを見るためにも3位決定戦は観ないと。 選手は色んな意味で大変だけど。
![]() | ちょっと(比較的)こってりしたものが食べたかったので久し振りにじゃがいもグラタン。ストウブのお陰で同じ鍋で炒めて煮込んでオーヴンで焼けて楽ちん。玉葱とじゃがいもとチーズには幸せが沢山詰まっている...と思う。 |
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