camino de Santiago2007/10/16 23:59


陽射しも空気もすっかり秋ですね。いい季節だこと。...乾燥してきてアレルギーが活性化する以外は。


まだまだコンサートの余韻に浸りつつ、YouTubeのカルロス映像を片端から観倒したり。ほとんどが大会場でのライヴ映像だが、こんなの発見。2000年に出た3枚目のアルバム"Mayo longo"中の曲"El pozo de Aran"のプロモーション・ビデオらしい。歌ってる人はアルバムにクレジットされているAnabelaという人だろか。

→ Carlos Nunez "El pozo de Aran" promo-video

...何でそこまでカメラ目線なんだカルロス。そう言えば以前公式サイトに上がっていた当時の最新アルバムのCM映像を見た時もそう思った憶えが。更にライヴ映像でこんなの発見ー。軽くだけどパンチョさんが歌ってます。へへ。

"Danzas Macabras" live

そして先日のライヴでも演奏された、個人的に好きな曲(いや皆好きだけど)。
"Amanecer" live

1996年のデビュー・アルバム"Brotherhood of Stars"の一曲目がこれ。カルロスは一時期ザ・チーフタンズ(The Chieftains)の正式メンバーとして活動していて(初来日したのもチーフタンズと一緒だったらしい)、この自身の一枚目のアルバムはチーフタンズが全面的にバック・アップしている。のもあってか曲のタイトルも英語のものが多く、この曲のタイトルもアルバムでは英語の"Dawn(夜明け)"になっている。上のスペイン語も同じ意味。当時、この曲やアルバム全体を聴いていると靄がかかる深緑の山とか森の情景が浮かぶなあと思っていたのだが、4年前に実際にカルロスの故郷であるガリシアのサンティアーゴ・デ・コンポステラ(Santiago de Compostella)に行った際、朝7時前に現地に到着する夜行列車の窓から明るくなってきた外を見たら、まさに深緑の森にかかった白い靄が朝日に当たって淡いピンク色になって、それはもう目の醒める美しさと言うかここはどこの世界ですか!という感じだった。そのせいか、ガリシアというと大抵海の写真が出ているし、サンティアーゴの後に行ったバイオナ(Baiona)はそれこそ海辺だったが、自分のサンティアーゴのイメージはいまだに「森、靄、ひんやり」なのだった。他の地域がとんでもなく暑かっただけにサンティアーゴの涼しさが嬉しかったのよ。冬は寒そうだけど、また行きたいなサンティアーゴ。

なんてことを言いつつ、チーフタンズと一緒のライヴ映像(と言うか多分チーフタンズのコンサートにカルロスがゲスト出演、かな)。6月のチーフタンズ公演(> 6月24日の記事参照)で一緒に来日したピラツキ兄弟も出ていて、両方のコンサートを観た人にとってはなかなか楽しい映像ですな。

Carlos Nunez with the Chieftains (live)

そう言えば先日のカルロス、チーフタンズのことを「ワタシのシショー(師匠)です」とおっしゃって一曲捧げてました。今回、ステージ通して(ローマ字で書いてあると思われる)原稿を見ながらではあるけど90%近くは日本語で話していた。すごいぞカルロス。さすがにステージ上では「ナンパ」という単語は出なかったけどゲストのハープ奏者のお姉さんをナンパしそうな雰囲気ではあった。