The War of the Worlds ― 2009/09/21 20:01
昨日深夜というか今朝早くにぐーぐるを使ったら、ロゴがちょっと水彩調で一見よく分からないdoodleになっていたのでポインタを持って行ったところ(doodleロゴの時はロゴ部分にポインタを当てると何の記念日かの説明が出る)、H.G. ウェルズの誕生日だそうな。そうか『宇宙戦争(The War of the Worlds)』の絵か。三本足機械に田園が破壊されとる!怖!Googleの植込みロゴがもはやほとんど分からんようになってますが。自分が『宇宙戦争』を読んだのは確か小学校中学年?位の頃で、子供向けに少し易しく書かれた翻訳版だったと思うが、表紙に上記のトライポッド(火星人が乗る大型三本足ロボットみたいなの)が町を破壊しているらしきリアル調の絵があるだけで本文に挿絵はなく、それだけに余計に想像力が膨らんで恐かった記憶がある。
あれ以来多分読み返していないので、今Wikipediaで確認してそうそうそんな話だったねと頷きつつ、そう言えばあの舞台は元々英国だったな(ウェルズが英国人だしね)と今更ながらに思ったり。当時は英国も米国もソ連も「なんか遠くの外国」程度の認識ではあったものの、子供の頃から両親と一緒に結構海外映画やドラマをTVでよく観ていたせいか、当時想像していた光景(人とか建物の様子とか)も今想像するのと大差なかったような。想像力が成長してないとも言えますか。一番恐かったのは主人公(一貫して一人称視点ではなく時々『私』という一般人が出てきた)ががちょんがちょん毒ガスか何か撒きながら攻撃してくるトライポッドから逃げて田舎の廃屋か何かに隠れ、外部からの情報が何もない状態で何日も怯えつつ過ごす場面。まさにdoodleロゴの絵みたいな場所だと思うが、この田舎家というのが何かこう一層恐かった。ハリウッド映画のようなニューヨークとかロスとかの大都会が廃虚になって、というのもそれはそれで恐いとは思うが、本来のどかな田園風景をどーんと脚の長い巨大な機械ががしょがしょ破壊しまくって毒ガスを撒きまくり、でかい割に妙にこまめに人間一人ずつ殺すわけですよ。対して隠れてる人間は外は何がどうなってるかも全く分からないまま何日も音を立てないようにしながら(外のがちょん機械に気付かれるので)隠れ続けるわけですよ。恐いこれは恐い。
田舎だから元々人口密度は低い上に、火星人の襲来で大抵の人はどこか他のところに逃げてるから、多分半径何十キロ単位で無人なわけで、大都市みたいに警察とか軍とかが探しに来てくれたり(とにかく皆逃げてるので大都市でも来てくれなさそうだけど)する可能性も相当低かろう。大体この小説より後にパターン化した異星人の地球征服ものでは、最初に親切にも「我々は地球を征服しますよ」と教えてくれるか、少なくとも地球人死ね!という悪意が伝えられるが、この場合顔を合わせた途端躊躇なくいきなり殺戮を始めるというのが恐い。後からこれは異文化を否定・蹂躙してきた欧州世界の横暴とか環境を思うまま破壊してきた人間のエゴイズムなどを批判しているとか聞いてなるほどとも思ったが(Wikipediaを見ると本文にはっきり書いてあるらしいけどよく憶えてません)、とにかく何の意思疎通もなく訳が分からないままぷちっと殺されるって物凄く無気味で恐い。結末にしても、地球人(この場合ロンドン周辺みたいだけど)が団結して撃退しました!では全くなくどこか淡々としているところが却ってリアルで恐い。
Wikipediaで見て思ったが、そう言えば『透明人間』もウェルズだった。これを読んだのは結構成長してから(高校生くらい?)だった気がするが、これはこれで恐かった。恐いと言うより悲惨と言うか。なんかこう周囲から隔絶された疎外感とか孤立感とか、読んでいて居た堪らないような描写が巧いんだろうかこの人。などと色々思う初秋の夜。
→ Wikipedia H. G. Wells 『宇宙戦争』
あれ以来多分読み返していないので、今Wikipediaで確認してそうそうそんな話だったねと頷きつつ、そう言えばあの舞台は元々英国だったな(ウェルズが英国人だしね)と今更ながらに思ったり。当時は英国も米国もソ連も「なんか遠くの外国」程度の認識ではあったものの、子供の頃から両親と一緒に結構海外映画やドラマをTVでよく観ていたせいか、当時想像していた光景(人とか建物の様子とか)も今想像するのと大差なかったような。想像力が成長してないとも言えますか。一番恐かったのは主人公(一貫して一人称視点ではなく時々『私』という一般人が出てきた)ががちょんがちょん毒ガスか何か撒きながら攻撃してくるトライポッドから逃げて田舎の廃屋か何かに隠れ、外部からの情報が何もない状態で何日も怯えつつ過ごす場面。まさにdoodleロゴの絵みたいな場所だと思うが、この田舎家というのが何かこう一層恐かった。ハリウッド映画のようなニューヨークとかロスとかの大都会が廃虚になって、というのもそれはそれで恐いとは思うが、本来のどかな田園風景をどーんと脚の長い巨大な機械ががしょがしょ破壊しまくって毒ガスを撒きまくり、でかい割に妙にこまめに人間一人ずつ殺すわけですよ。対して隠れてる人間は外は何がどうなってるかも全く分からないまま何日も音を立てないようにしながら(外のがちょん機械に気付かれるので)隠れ続けるわけですよ。恐いこれは恐い。
田舎だから元々人口密度は低い上に、火星人の襲来で大抵の人はどこか他のところに逃げてるから、多分半径何十キロ単位で無人なわけで、大都市みたいに警察とか軍とかが探しに来てくれたり(とにかく皆逃げてるので大都市でも来てくれなさそうだけど)する可能性も相当低かろう。大体この小説より後にパターン化した異星人の地球征服ものでは、最初に親切にも「我々は地球を征服しますよ」と教えてくれるか、少なくとも地球人死ね!という悪意が伝えられるが、この場合顔を合わせた途端躊躇なくいきなり殺戮を始めるというのが恐い。後からこれは異文化を否定・蹂躙してきた欧州世界の横暴とか環境を思うまま破壊してきた人間のエゴイズムなどを批判しているとか聞いてなるほどとも思ったが(Wikipediaを見ると本文にはっきり書いてあるらしいけどよく憶えてません)、とにかく何の意思疎通もなく訳が分からないままぷちっと殺されるって物凄く無気味で恐い。結末にしても、地球人(この場合ロンドン周辺みたいだけど)が団結して撃退しました!では全くなくどこか淡々としているところが却ってリアルで恐い。
Wikipediaで見て思ったが、そう言えば『透明人間』もウェルズだった。これを読んだのは結構成長してから(高校生くらい?)だった気がするが、これはこれで恐かった。恐いと言うより悲惨と言うか。なんかこう周囲から隔絶された疎外感とか孤立感とか、読んでいて居た堪らないような描写が巧いんだろうかこの人。などと色々思う初秋の夜。
→ Wikipedia H. G. Wells 『宇宙戦争』
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6月でも9月でも紫陽花には雨が似合うもんです。多分。 |
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実家の最寄り駅(車の向こう側にあるのが無人の駅舎)。一応加工して消してしまったが実際はこの木製標識?にでかでかと駅名が書かれている。最初にこの標識ができた時何だこりゃ?と思ったが、今見ても何だこりゃ?と思う。まあこれでも金属製とかよりは周囲に調和するように考えたのかも知れないが、こんなにでかくなくてもいいんじゃないかと。 |
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いい感じの南瓜だったので急須と一緒に記念写真。 |


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