ご無沙汰しております2009/09/06 15:46

前回の記事からだいぶ間が開いてしまいましたが皆様お変わりございませんでしょうか。当方昨日まで一週間ほど実家に遅い帰省をしておりました。とにかく例によってひたすら食べてきました。そして例のごとく一日中台所に立ってたような気がします。地元の人達に会うたび「のんびりできていいね」と言われましたが実際こっちにいるときより全然のんびりできないのはなぜかしら。まあ気分的にはのんびりできてると思うけど(多分)。天気のすっきりしない日が多かったのもありますがあちらは既に秋です。もう間違いなく秋です。関東も同じ頃は結構涼しかったみたいですがさすがに今日あたりは暑いですな。とはいえやっぱり陽射しは秋めいてますが。

そんなこんなで、またもやレゴさんがアレなのでネットカフェから書いております。帰省の前日あたりも起動しなかったので(仕事が上がった直後くらいにフリーズした)そのまま帰省しちゃったわけですが。明日には復活してほしいんですけど。お願いしますよ>レゴさん。

メイルやここのコメント等は(レゴさんが復活してもしなくても)定期的にチェックするので、何かありましたらどうぞ。ちなみにさっきコメントをチェックしたら案の定スパムコメントが幾つも来てましたが、全部削除して管理画面に戻ったらいつの間にか「スパムフィルタ設定」という新機能がついていた模様。というわけでどういう機能かチェックしに行ってきます。

綱渡り復活2009/09/18 22:02

またもやお久しぶりでございます。ようやくネットカフェ通いから解放...まあ当面は解放されてえーと、実質3週間振りくらい?に自宅でこれを打っているりあんです。先週一瞬レゴが目覚め、一日元気に動いた後(この日は何度再起動しても一発で起動した)その日の夜に突然ネットに繋がらなくなり、色々試しても全く繋がらないので続きはまた明日...と電源を落としたら次の日にはまた沈黙状態に突入したため、今週に入ってPC専門家の友人のHさんに来てもらうことに。色々見てもらったところ起動はするようになったものの、メモリとか電源とか色々怪しげなところが見つかり、ネットは回復せず。ネットが使えなければ実質仕事にも何もならないので、ネットカフェ通い続行...の毎日だったのですが、結局ネットはOSの不調とは全く関係ないNTT側の回線の問題だったことが判明、今日の夕方めでたく再開通。もっと早くNTTに電話すれば良かったと後悔すべきか、連休前に解決して良かったと喜ぶべきか。しかしOSそのものの問題はまだ解決していないので、未だHさんに助言を頂きつつ綱渡りな日々でございます。


というわけで今更ながら先月末に帰省した時の田舎の写真。既に秋。天気のすっきりしない日が多かった(びかっと晴れたのは帰省した当日、中日一日、東京に戻る日くらい)のもあって昼間でも肌寒い日もあった。



まだ紫陽花が元気に咲いてます。同じ茂みでドライフラワー状態になってるのもあるんだけど。花期長過ぎじゃないですか。


郵便局に行く途中の横道にあった謎の植物(いや、自分が知らないだけだけど)。なんか沢山実が付いてるけど食べられる実ではなさそうな。


写真だけはわんさか撮ってきたのでまたぼちぼち載せまする。

着物箱2009/09/19 23:58


レゴさんがお休みになっている間にネットカフェから注文して買った、木綿素材の衣装ケース。この夏買った浴衣と、帰省時に祖母の着物全部見ちゃうぞ大会をやった時にその浴衣に合うかなーと選んだ夏用(と思われる)帯、着付けの練習用にいいかな?と選んだ夏用(と思われる)着物、その着物に合わなくもないかも、と選んだ茶色の帯を入れるのに衣装箱が必要になりまして。着物と言えば本当は桐箪笥が一番なんだろうけど、高価とかそれ以前にうちにはそんなものを置くスペースがないので、色々考えた末これに決定。洋服用のため「通気性をよくしました」という商品なので、防虫とか管理はまめにせねばなるまい。何度も測って確かめたのもあってサイズはぴったりだし扱いも楽なので気に入ってます。


これが試しに持ってきてみた(正確にはこっちに戻った後実家から送ってもらった)祖母の着物と帯。かなり大人しめ。本当はもっと面白い柄とか可愛いのとか色々あったけどあくまで練習用ということで。祖母は小柄で細かったので、丈はともかく裄(ゆき)を出さないと実際には着られないことにこの間気付いた。近所の呉服屋さんで直しとかクリーニングとか色々頼めるようなので、利用させてもらおうかと。...右上の茶色の帯、これも多分夏用ぽかった(裏にメッシュのようなのが入っている)のと単純に色が(左下の着物に)合いそうだと思って選んだけど、今見たらいまいちかも。地味すぎというかどちらにも横線の縫い取りがあって変化がなさ過ぎというか。




帰省中久し振りにお会いした近所の親戚の家の『るぅ』さんです。玄関マットの上でお昼寝中だったのを邪魔されてやや不機嫌そう。...だってそこ超えて行かないと家に入れないしさ。



何だ、ごはん持ってきたんじゃないの...ぷい。
この時は確か、うちの母がピザを焼いたのでここのうちのおばさんにお裾分けしに行ったのだった(そして採りたて野菜を頂いて帰ってきた)。ピザが冷めない距離。君のごはんじゃなくてごめんよるぅ。


おやつでもいいけど〜?...なんか恐い写真になってますね。この後手をがしがしやられました。


田舎生活報告2009/09/20 23:58


帰省中の昼ごはん。どう見てもピザだけど実はナン用の生地をひたすら薄く薄く伸ばして具を乗せたもの。や、できてしまえばピザなんですけどね。これはナンだけど最近地元のスーパーマーケット(と言っても車で一時間)で見つけたクリスピー・ピザの生地が母はお気に入りらしく、うちで食べる分だけでなく近所の家にせっせとお裾分けしていた。わたし自身もディープ・パン(ふかふか厚めの生地)よりクリスピーが好きなのだが、後で考えたらナン生地ピザしか食べてない。お裾分け用ピザを作りながら「やっぱりクリスピーの方がおいしいねー」「おいしいよねー」という会話を何度かしたのでなんか食べたような気になっていた。や、いいけど。こっちに帰ってくれば自分で買えるし。と思っていたら先日の野菜便の中にそのクリスピー生地が入っていた。ママン...



実家の周辺でももはや生活のために農家をやっているところはなく、皆好きなものを好きなように作っている。昔から全く農業をしていないのはうちの実家だけなので、ご近所さんから米野菜頂き放題。「欲しい時に勝手に畑から採ってっていいよ」契約を結んでいるご近所さんもいる。ので、母は本当に好きな時に勝手に畑に入ってぶちぶち採ってくる。時々畑の場所がうろ覚えでも「多分この辺だったはず」とずかずか入ってわしわし採る。この写真の日はよく野菜をくれるおばさんが「今から畑に行くから野菜採りにいらっしゃい」と出かけて行ったのを後から母と追い掛けたのだが、それらしい場所に行ってもどこにもおばさんは見当たらず、せっかくおやつ買ってきたのにね〜(おばさん以外にも何人か畑に出ているだろうと予想してアイスクリームを5,6個買ってきた)と言いながらどんどん歩いたがほとんど誰にも会わず、結局全然違う場所で畑仕事をしていた全然違うおじさんおばさん達(いずれにしても知り合いだけど)とアイスクリーム食べて帰ってきた。結局最初のおばさんはわたし達より先にちゃっちゃと畑から去っていたらしい(後から「何で来なかったの〜?」と言われたらしい)。早いよおばさん。


畑を持っていない母も去年あたりから裏庭にミニトマトとゴーヤーは作っている。カマキリさんがご来訪になったので記念に一枚。


The War of the Worlds2009/09/21 20:01

昨日深夜というか今朝早くにぐーぐるを使ったら、ロゴがちょっと水彩調で一見よく分からないdoodleになっていたのでポインタを持って行ったところ(doodleロゴの時はロゴ部分にポインタを当てると何の記念日かの説明が出る)、H.G. ウェルズの誕生日だそうな。そうか『宇宙戦争(The War of the Worlds)』の絵か。三本足機械に田園が破壊されとる!怖!Googleの植込みロゴがもはやほとんど分からんようになってますが。自分が『宇宙戦争』を読んだのは確か小学校中学年?位の頃で、子供向けに少し易しく書かれた翻訳版だったと思うが、表紙に上記のトライポッド(火星人が乗る大型三本足ロボットみたいなの)が町を破壊しているらしきリアル調の絵があるだけで本文に挿絵はなく、それだけに余計に想像力が膨らんで恐かった記憶がある。

あれ以来多分読み返していないので、今Wikipediaで確認してそうそうそんな話だったねと頷きつつ、そう言えばあの舞台は元々英国だったな(ウェルズが英国人だしね)と今更ながらに思ったり。当時は英国も米国もソ連も「なんか遠くの外国」程度の認識ではあったものの、子供の頃から両親と一緒に結構海外映画やドラマをTVでよく観ていたせいか、当時想像していた光景(人とか建物の様子とか)も今想像するのと大差なかったような。想像力が成長してないとも言えますか。一番恐かったのは主人公(一貫して一人称視点ではなく時々『私』という一般人が出てきた)ががちょんがちょん毒ガスか何か撒きながら攻撃してくるトライポッドから逃げて田舎の廃屋か何かに隠れ、外部からの情報が何もない状態で何日も怯えつつ過ごす場面。まさにdoodleロゴの絵みたいな場所だと思うが、この田舎家というのが何かこう一層恐かった。ハリウッド映画のようなニューヨークとかロスとかの大都会が廃虚になって、というのもそれはそれで恐いとは思うが、本来のどかな田園風景をどーんと脚の長い巨大な機械ががしょがしょ破壊しまくって毒ガスを撒きまくり、でかい割に妙にこまめに人間一人ずつ殺すわけですよ。対して隠れてる人間は外は何がどうなってるかも全く分からないまま何日も音を立てないようにしながら(外のがちょん機械に気付かれるので)隠れ続けるわけですよ。恐いこれは恐い。

田舎だから元々人口密度は低い上に、火星人の襲来で大抵の人はどこか他のところに逃げてるから、多分半径何十キロ単位で無人なわけで、大都市みたいに警察とか軍とかが探しに来てくれたり(とにかく皆逃げてるので大都市でも来てくれなさそうだけど)する可能性も相当低かろう。大体この小説より後にパターン化した異星人の地球征服ものでは、最初に親切にも「我々は地球を征服しますよ」と教えてくれるか、少なくとも地球人死ね!という悪意が伝えられるが、この場合顔を合わせた途端躊躇なくいきなり殺戮を始めるというのが恐い。後からこれは異文化を否定・蹂躙してきた欧州世界の横暴とか環境を思うまま破壊してきた人間のエゴイズムなどを批判しているとか聞いてなるほどとも思ったが(Wikipediaを見ると本文にはっきり書いてあるらしいけどよく憶えてません)、とにかく何の意思疎通もなく訳が分からないままぷちっと殺されるって物凄く無気味で恐い。結末にしても、地球人(この場合ロンドン周辺みたいだけど)が団結して撃退しました!では全くなくどこか淡々としているところが却ってリアルで恐い。

Wikipediaで見て思ったが、そう言えば『透明人間』もウェルズだった。これを読んだのは結構成長してから(高校生くらい?)だった気がするが、これはこれで恐かった。恐いと言うより悲惨と言うか。なんかこう周囲から隔絶された疎外感とか孤立感とか、読んでいて居た堪らないような描写が巧いんだろうかこの人。などと色々思う初秋の夜。

Wikipedia H. G. Wells 『宇宙戦争』



6月でも9月でも紫陽花には雨が似合うもんです。多分。


実家の最寄り駅(車の向こう側にあるのが無人の駅舎)。一応加工して消してしまったが実際はこの木製標識?にでかでかと駅名が書かれている。最初にこの標識ができた時何だこりゃ?と思ったが、今見ても何だこりゃ?と思う。まあこれでも金属製とかよりは周囲に調和するように考えたのかも知れないが、こんなにでかくなくてもいいんじゃないかと。


いい感じの南瓜だったので急須と一緒に記念写真。