もうすぐ小正月 ― 2010/01/11 23:07
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帰省の際、行きの列車の中から撮った写真。動物の足跡がついてるのがお分かりでしょうか。線路の脇がすぐ森みたいな状況なので、あちこちにこんな足跡が沢山。これは狐かな。兎は跳ねてるから違う足跡の付き方だし。 |
すっかり松の内も過ぎちゃってますが、サイトに新年と言うか冬のご挨拶絵を上げました。普段お世話になっている方には年末にカードとしてメイルでお送りしたものを、多少手直ししてトリミングしてあります。色々文字を入れたらなんかごちゃごちゃしたかも。全身が入っていたカードより縮小率は低いので、少し印象が違うかも知れません。よろしければこちらから絵をクリックしてどうぞ。 帰省から戻っても相変わらずクラシックFM聴いてます。...おや、今リンクするために久し振りにサイトを見たらうちのブラウザでもプレイリストが見られるようになってるぞ。わーい。以前はプレイリストの頁が表示されなかったんだけど。「なんだっけこの曲?」とか「この演奏者誰?」とか思った時にこれでチェックできるので嬉しい。それはともかく、年末もクラシックばかり聴いていたので今年のウィーンフィルのニューイヤー・コンサートは例年に増して楽しかった。しかもなぜかNHK、今年は三日続けて放送という大サービス。一日にライヴ放送、二日の同時間帯に再放送、三日の午後に更に再放送。しかも結局うちの家族、三日全部観てしもうた。三日目はごはんのあとたまたま新聞のTV欄を観て「あら、ウィーンフィルの再放送今やってるよ」と言ったら弟がつけたという流れだったので、後半の一時間足らずくらいだったけども。 で、そのニューイヤーコンサートは大変楽しゅうございました。ジョルジュ・プレートルって前にもニューイヤーで指揮したよね?と調べたら二年前だった。道理で記憶に新しいわけです。2008年の時はニューイヤーコンサートを指揮する初のフランス人ということだったらしいが、評判良かったのかな。アマゾンのDVDの評価コメント等を読んでいて思い出したが、そうそう2008年の時も団員がスポーツタオル巻いて出てくるわ指揮者がレッドカードで退場になるわダンサー達がホール内に入ってくるわ、えらく楽しい演出だった。特に普通はホールとは別の施設や屋外で華麗な踊りを披露するダンサーが曲の終盤でホールに滑り込んでくる場面は、目から鱗というかとても洒落ていて贅沢な演出だった。会場で演奏を聴いている人たちも驚いたろうなぁと。普段のニューイヤーコンサートでは、会場で生の演奏を見られない人たちは代わりにTVで音楽に合わせた豪華な踊りが見られるよ!ということでああいう形にしているのだろうと思うが、あの演出がある意味会場の観客とTV視聴者の境界を曖昧にしたというか、演奏側と聴き手側(会場の聴き手もTVの前の聴き手も)皆一緒に楽しみましょう!という感じでいいなぁと思った記憶が。 今年はそこまで大掛かりなものはなかったが、やっぱり随所にうふっと笑っちゃったり心憎い演出が盛り沢山で楽しかった。打楽器など曲によっては常に出番があるわけではない楽器を担当する人は他の楽器と掛け持ちということも珍しくないようだが、今回多分元々はティンパニ?担当のお兄さんがえらい忙しそうだった。カッコウになったり小鳥になったり鉄砲鳴らしたりシャンパン飲んだりもう大変ですよ。幕間に見せていた「Inside」の楽屋裏風景では団員達の楽譜配り(まだ誰も座っていない演奏席の譜面台に楽譜を置く)をしていたのも同じ人だったようなので、新入りさんてことで色々やらされるのもあるのだろうかとも思うが、結果的にあのお兄さん抜きん出て目立ってませんでしたか。多分指揮者の次くらい。でもとにかく指揮者も団員も楽しそうに演奏していて、観ているこちらも非常に楽しませて頂きました。ていうかプレートルさん物凄く幸せそう。よく画面に映る向かって右側のヴァイオリンの人も演奏しながら物凄く幸せそう。その隣のお兄さんも可愛...いや物凄く嬉しそう。ほのぼの。 選曲はさすがフランス人というか、しっかりフランス絡みの曲や作曲家の作品が入っていて、それでいてニューイヤーコンサートのメイン作曲家であるシュトラウスとの関連もちゃんと押さえた選曲がまた心憎かったり。終盤の『美しく青きドナウ』ではドナウ川の源泉から各国を巡って海に合流するまでの映像が流れてそりゃもう綺麗だった。映像と言えば、上に書いた本番までの舞台裏を紹介する「Inside」も、映像も洒落ていてとても面白かった。演奏に合わせた踊りも二曲分くらいで、一時踊りが矢鱈と増えて演奏風景が観たいのに曲に入るとすぐに踊りの方の映像に切り替わるのに苛々した自分には丁度いい感じだった。あとNHKの放送の仕方も、ちょっと前はふざけた晴れ着みたいなのを着た有名人を何人も呼んで演奏の合間合間に「私のニューイヤーコンサート語り」を聞かせて下さったのにうんざりしたが、それも一切なくなって最初と最後にアナウンサーが話すだけという極めてシンプルなスタイルに戻ってよかったよかった。つまり本国側の生放送をそのまんま流しただけということなんだろうけど、もしかして「Inside」みたいなのって去年以前も流していたのだろうか。あのエライ人たちのくだらn...いやどうでもい...いや愉快なお喋りで潰されてたんだったら勿体無いなぁ。今後もこの形態でお願いします>NHKさん。 あと、演奏とは関係ないけど観客の中にロイヤルボックスに座るロジャー・ムーアらしき人を発見。何度も映っていたし多分そうだと思う。お年を召して多少恰幅良さげにも見えたけどやっぱり素敵でした。紺(?)とピンクの斜め太縞のネクタイはちょっとどうかと思ったけど。大きなお世話ですか。それから昔民放のニュースステーションで桜の中継だか何かをしていた若林正人(この字でいいのかな)さんだっけ、あの人らしき人もアリーナ席に発見。わたしより両親の方が欠かさず番組を観ていたので「あの人そうじゃない?」と指摘したら「あーほんとだ」と。以前別の番組でクラシック音楽が大好き、とおっしゃっていた記憶があるので不思議でもないのかもね。 そして今回、ダンサー達の衣装を担当したヴァレンチノにある意味衝撃を受けました。以前にもTVなどで顔は見たことがあるので、「Inside」に最初映像が出た時あれ、このこってりした人だれだっけとは思ったけど、何と言うかいまだに70-80年代の「いかにもファッションデザイナー」的な出で立ちなんですね。単に打ち合わせに出かけるだけなのにぶわぶわの毛皮のコート着ちゃうみたいな。自分のデザインしたコートなんだろうけど。一回目二回目の放送でヴァレンチノを見逃した母が、三回目の放送を見ながら「ヴァレンチノってどんな人?」と聞いた時に弟とわたしとほぼ同時に「 濃 い ! 」と叫んでしまったですよ。その後ほどなくダンスの最後の場面に華麗に登場したヴァレンチノ本人に皆で爆笑しました。 ![]() |
ウィーンフィルともヴァレンチノとも全く関係ないですが実家の近くの「お諏訪様」。雪で凄いことになってます。大晦日の夜から元日にかけては参拝に行く人のために中を明けてあるけど、明かりがついてお神酒が置かれているだけで無人。 |
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鳥居後ろから。 |
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