遠路はるばる ― 2010/11/04 22:21
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英国南部に住む友人のご両親から、例によって今年最初のクリスマスカード到着。「例によって」というのは毎年このお父さんとお母さんからのカードはえらい早いので。お父さんがきっちり几帳面な性格なのでクリスマスカードは早めに!失礼のないよう早めに!と出すんだろうなと思うけど、 もう少し遅くてもいいと思うの。>お父さん。2,3年前は10月後半あたりに来てびっくりしてたら、12月頭あたりにもう一度来たよね。多分余りに早く出し過ぎて出したか出してなかったか分からなくなり、出さずに失礼になるよりは二度届いた方がいいだろう!てことだったんじゃないかと。 いま思ったけど、もしかして日本ってものすごっっっっく遠い未知の国だから郵便が1カ月位遅れるのは見込んどいた方がいいとか思ってるんじゃ...いや、娘が一年間日本にいたんだし自分達も一度遊びに来てるんだから様子は分かるよね...よね...と毎年受け取る度に色々考える(多分去年の今頃の記事でも同じようなこと書いてると思う)クリスマスカードですが、これでそうか自分もそろそろ準備しないとね、とか思うわけです。ありがとうお父さんお母さん。 ところで、一緒に写っている封筒の右上に貼ってある切手、くまのプーさんの切手なんですが分かるでしょうか。プーさんとコブタ。そう言えばこのお父さん、『プーさん』のシリーズとちょっと関係のある名前なのだけど、もしかしてそれでこの切手を選んだんだろうかとかこれも色々考えたりして。海外からの郵便は、開けると『異国の匂い』がして楽しい。紙の質なのか、インクの種類なのか何なのか分からないけど、日本国内の郵便物とは違う独特の匂い。香水っぽい匂いが混ざっていることもあるんだけども、色々よく分からない匂いが混ざって『異国の匂い』なんだな。相手の国の空気も一緒に封じ込めて送られてきたようでちょっと嬉しい。でもこういう匂いを嗅ぐと久々に旅行に出たくなって困るな。くんくん。 |
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里芋もおいしくなって参りましたよ。パルシステムで買った『枝豆湯葉ひろうす』が残っていたので一緒に入れてみた。煮汁がとろんとなっておいしゅうございました。 |
that's piece o' cake, darling. ― 2010/11/07 23:58
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久し振りにケーキ焼いてみました。引っ越しして少し経ってから一度ココアケーキか何かを焼いたけどひっそり失敗したし(食べたけど)、夏はとてもケーキ焼く元気もなかったので涼しくなったら作るぞー、とは思っていたのです。レモンが豊富にあったのでマデイラ・ケーキにした。写真は全部の材料(バター、砂糖、卵、ベイキングパウダー、塩、小麦粉)を混ぜたところにレモンの皮一個分(緑色のがそれ)をおろしたところ。カビ培養現場とかじゃありません。 |
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出来上がり。本当は後ろの丸ごとを切らないうちに撮ろうと思ったけど、てっぺんを焦がしましてね。うちのオーヴン、庫内が狭いので表面が早く焦げるんですよ。途中でそれを思い出したので何かかぶせるもの...と思ったがアルミホイルを切らしていたため、別のケーキ型の底(つまり金属の円盤)部分を上に乗っけたわけです。しかし真ん中が盛り上がって被さっている円盤にくっつき、円盤はオーヴンの熱で熱くなっているのでケーキのくっついた部分を焼いて焦がしたわけです。普通考えつきそうなもんだけど考え付かないのがわたくしです。ていうか焼きながら夕ご飯食べてたのでそっちに気を取られてました。 今回は砂糖を控えめにした以外はMrs. Beetonの本のレシピ通りの分量で作ってみたのだが、やっぱりこれだとちょっと重いと言うかみっしりし過ぎかも。オリジナルはバター150g、砂糖150g、卵4個、小麦粉200gだけど、去年何度か作ったバター100g、卵3個、砂糖100g強くらいの分量がちょうど良い感じ。卵4個はやっぱり重いよね。というわけでうちのマデイラ・ケーキのレシピ確定。 |
天気も良かったので、各駅列車で2駅先のSスーパーに牛乳買いに行くのに1駅分歩いてみた。以前も歩いた道なので大体憶えていたが、前には気づかなかった手芸店発見。なんか名前に聞き覚えが...と思ったら手作り上手の友人Fさん御用達のお店じゃないですか。以前うちの近くに行きつけの生地屋さんがある、という話は聞いていたけどこんなに近くだったとはー。残念ながら毛糸はないようだけど楽しそうなので今度寄ってみよう。そして隣駅前のスーパーマーケットの精肉セクションにニュージーランド産ラム肉発見。やたー。うちの近所ではどこにもなくて、ちょっと期待していたハナマサも既に潰れていたとこの間知ってがっかりした後、もしかしたら隣駅なら...と思い付いてチェックしたかったのです。週末だったせいか数が少なくなっていたので今回は買わなかったけど、ウィークデイに行って買って来よう。寒くなると羊肉のシチューが食べたくなるんだな。
で、そこから1駅だけ電車に乗ってSスーパーで牛乳と安くなっていたバターを買って、ついでにちょっと郵便局のATMに寄ろうと思って場所を探していたら、いきなり何もないところで転ぶ。いや実際には鋪道の境目みたいなちょこっとした段差(でも古くなって陥没したみたいになっていて目立たない)はあったんだけど。ずしゃぁとか左膝と手をついて思わず「あいた〜」とか言いつつすぐ立ち上がったけども、この時すぐ前(4-5mくらい)にスーツ姿(多分)のお兄ちゃんがいたんですよ。こちらは元々それに気づいていたのもあってあちゃー恥ずかしーとか思っていたのだが、お兄ちゃん全然全く見もしない。こちらもダイレクトには見てないので実際は横目でちらっとでも見たのかも知れないけど、わたしが気づいた限りではこちらが転ぶ前から立ち上がった後まで終始、多分手に持った携帯電話をじっと見ていたと思う。いや、もしかするとあー何か人が転んでるけどこれは見なかったことにした方がいいよねというお兄ちゃんの気遣いなのかも知れないけど、最近色んな意味で周りの人を全く気にしない人が多いなと感じることが多々あるので、もしかして本当にすぐそこで人が転んでるのに全く気づかない(あるいは何となく意識はしていても自分に関係ないので見もしない)人なのかも...とか思ったり。本当に自信たっぷりに突っ込んでくる人いるじゃないですか。前向いて歩いてるのに他の通行人は視界に入ってないの?と思うような。勝手に転んどいて勝手に赤の他人について色々推測してるのも失礼な話ですが。
ちなみに、わたくし何もないところで転ぶのはよくあります。や、まあそんなにしょっちゅうでもないけど、忘れた頃にずべっと。普段生活しててもやるけど過去に旅行先でもやってます。必ず一人の時。ウェールズのカーディフでは朝の公園をバックパック背負ってすったすった歩いてたらいきなりこけた。この時は荷物の重みに振られたのもあってか軽くしりもちをついた(こてーん、て感じ)。ロンドンのデパート(ハロッズだったかも)のフロアを歩いていた時は床に滑って危うく大開脚技を披露するところだった(途中で踏み止まった)。でもこの場合は、二回とも周囲の人が声を掛けてくれた。カーディフの時は確か数秒前にすれ違った男性が(こちらは他に人もいなかったし何もなかったように歩き出そうとしたら)振り返って「大丈夫かい?」と聞いてくれたし、デパートではちょっと離れた売場で見ていたらしい店員のお姉さんが「大丈夫?」と声を掛けてくれた。
まあどっちにしても恥ずかしいんだけども、声を掛けてもらうとこちらも「あ、大丈夫ですありがとう」とか照れ笑いしつつ何とか恥ずかしさの持って行き場ができると言うか、単純に有難いと思う。日本でも女性なんかだと「大丈夫ですか?」と言ってくれる人もいるし、上記2回は既に7,8年かそれより前だと思うので、今の現地の人はどうなってるか分からないけども...うーんでもそんなに変わってないんじゃないかな。大都会ロンドンでも意外と道行く人は親切です。ビジネスマンなんかでも、こちらがちょっと道端で考えてるような顔してると「迷ったの?」とか声を掛けてくれるし。何だか日本、いや東京?の人が変わってきてる気がします。あまり良くない方向に。あまり年代関係なく。
と、話が逸れたけど今回久し振りに転んだ後、ふと今渡った道の反対側を見たら陶器屋さん発見。今まで入ったことのない道だったので知らなんだ。ATMに行った後ちょっと寄ってみたら、結構品数もあり。今度また行ってみよう。そして帰宅してから、右足側面(外側にぐりっとなって転んだ)と道路についた左膝が痛いのに気づきました。あと左手もさかっと削ってた。これは...運動しましょうね、てことですか。時間がある時はできるだけ1駅歩こうかな...
しっかり食べてます ― 2010/11/08 23:58
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実家からの野菜便に入っていた頂き物のお裾分けの梨を、何となく蜂蜜漬けにしてみた。実はあまり梨を一人で一個丸ごとがしがし食べる方ではないのです。でも一度剥いたら食べ切らないと変色するし...と、半分そのまま食べて半分蜂蜜漬けに。数日冷蔵庫に放っておいてそう言えばと思い出して朝食の時に食べてみたら、なんかおいしい。いいかも。蜂蜜は紅茶に入れてみたりしたら梨風味にならないだろうか。明日やってみよう。 |
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そしてまた大根と鶏。里芋も少し入れた。これは2日目なんですが大根がなかなかいい色に。鶏はもうほろっほろですよ。ストウブが活躍する季節になりました。 ここしばらくちまちま描いていた絵をトップ頁とToday's Cuppaに上げてみました。さすがに今年の正月の絵をトップに掲げたまま年末に突入するのはちょっとアレかなと思ったりしましてですね。秋っぽくカラフルにしたかったんですが出来上がってみたら何だか単調なような。お暇のある方、よろしければどうぞ。 |
くまとわたしたち ― 2010/11/11 23:50
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実家から葉付きの大根来る。色が変わらないうちにとりあえずざくざく切ってざっと湯通しして軽く塩。さて何に使おうか。大根飯なんかもいいね。 うちの実家周辺では相変わらず日々熊が出没しているらしい。そろそろ冬ごもりも近そうなので、熊も追い込みの時期なのであろうよ。とか思っていたら、先日今年2件目の人的被害が出たらしい。先月初め?あたりの1件目はうちの弟の同窓生、今回は実家の隣地区(確か)のおじさん。幸い今回も軽傷らしく、事件の翌日だかその翌日にうちの母と弟がたまたま本人に会ったところ既に頬に絆創膏を貼っていた程度で、熱心に熊遭遇話を聞かせてくれたとか。以下部分的にアレな話もちょっとあるので、スプラッタ関係が苦手な方はご注意。 このおじさんの場合は、元々畑が川の側だかで熊の出没地域に近かったため奥さんから行かないようにと何度も言われていたらしいのだが、やっぱり畑が気になって行ってみた...ら、熊ばったり☆だったらしい。1人目の人も「物凄い叫び声」を上げたそうだが、このおじさんもかなり凄い声を上げたらしい。しかしそれを聞いていた奥さん(家が近い模様)、「なんだべとうちゃん、何騒いでんだか」と思っていたとか。 奥さん、熊じゃないかと気づいてあげて下さい... 奥さんがなんだべと思っている頃、ご主人は熊にがばぁと覆い被さられ、相手の口が開いているのも見えたし、「ああ、俺ももうこれで終わりかぁ」と思っていたらしい。しかしたまたま出会った場所が緩い傾斜になっていたため、勢いで熊と一緒にごろごろっと転げ落ちた。で、我に返って起き上がってみると熊がいない。あらラッキー。 聞くところによると、熊はかなりの近視らしい。なので、目標物がちょっと自分の視界から逸れるとよく見えなくなるらしいんですな。どうやら転がっているうちにおじさんと離れ、姿が確認できなくなって引き上げて行ったらしい。嗅覚はあまりよくないのか熊。おじさんも命は助かったものの顔を引っ掻かれたので流血しつつ家に戻り、奥さんに「だから行くなって言ったのに」と怒られたそうな。しかし、これだけの修羅場に遭遇したにもかかわらず、おじさんが身につけていた奥さん手作りのお弁当は何もなかったかのように無事だったそうです。 奥さん強い。色んな意味で。 そんな話を母から聞いていてふと気づいたのだが、そう言えば毎年1人2人熊に遭遇した人の話は聞くが、命を落としたり後々長引くほどの大怪我をしたという話は憶えている限りとんと聞いたことがないような。母によると昨年か一昨年に熊に遭遇して顔にかなりの怪我を負った人はいたらしい(多分何度か皮膚の移植手術はしただろうという話)が、それ以外は母も特に憶えがないとか。別の人でやはり顔をちょいっとやられた人は 頬 が 落 ち た(比喩じゃありません。ひー) の で 自分で く っ つ け て 押 さ え て 歩 い て 帰 宅 したらしい。うをわー。また別の人は熊出たー!と逃げようとしたらたまたま空いていた穴にすぽーんとはまり、これも熊の視界から外れたお陰で無事。またまた別の人はやはり逃げようとしたらつまづいてばったり倒れ、もうだめだー!と振り返ったら熊が頭上をどーんと飛び越えてそのまま走り去って無傷。いずれの人も自力で帰宅。 ...なんかうちの田舎の人たちって、ラッキーと言うか肝が座ってると言うか...山歩きに慣れてる人ってそんな感じなんですかね。凄いです。真似できないと思う。 |
久々に都心(?) ― 2010/11/14 22:38
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今日はコミティアにお邪魔してきました。いつになく沢山買い込んでしまった...丁度普段なかなか買えない本とかもうすぐ在庫が無くなっちゃいそうな本とかがあってこれを逃したらきっと後悔する!と思ったのです。買えてよかった。しかしわたくしたまたま今月は清貧生活奨励中なのです。おおお。そして帰り足で2駅手前で途中下車して牛乳買いに...と思ったら、たまたま色々お買得なものが。...まあ、この一週間ほぼ引きこもってたしね。週明けはまた仕事だしね(なので再び引きこもるために色々買い込む必要はあった)。仕事が明けたら買ってきた本を読むのだ。懐は寒くなったけど心はあったかってこういうことですか。写真はビッグサイトからの帰りに久し振りに利用したゆりかもめからの風景。普段は行きも帰りもりんかい線が多いけど、景色は断然ゆりかもめがいいねー。海とか船とか広々してたかと思うと、近未来映画に出てくるようなぴかぴかのビルとか立体交差する環状道路とか。ちょっとどこの国にいるか分からなくなるような。この後雲の切れ間から見えた夕日が綺麗でした。おお、これが海か!...と、うちの叔父はこの台詞を『猪苗代湖』で言ったんだったかな。 子供の頃ですよ。 |
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