ちょっくら帰省してました2011/07/05 23:58

先週半ばから南瓜叔父と帰省してました。 叔父が地元関係でお呼ばれしていて、たまたまわたしも暇だったので便乗させて貰ったのです。行きは新潟回り、帰りは郡山回り。盆と正月以外の季節に帰省したのは随分と久しぶりであったよ。お陰で蛍を堪能。一時かなり減ってしまったとか聞いていたのだが、叔父と駅の向こうの田んぼに行ってみたらいるわいるわ。次の日は母も連れ出して蛍鑑賞会。子供の頃に見たよりも沢山見たかも。田舎は結構雨が多かったが、割と蒸した。夜は大体過ごしやすかったけども。…なので日曜に東京に戻って来てかなり難儀しました。東京は風がぬるい。


新潟は何だか広々している。午前中に東京を出た時は既に相当な暑さだったが、新潟に入ると流石に空気が心地良い。やっぱりねえ…とほっとしていたら乗り継ぎ列車から降りてきた女子高生が「暑っっつー!」   本当の暑さを教えてやろうか娘、と首根っこ掴みそうになったわたしは大人げないかも知れない。


ローカル線の各駅停車に乗り換えると、魚沼地方の観光車掌さんという方々が乗り込んでくる。乗客にパンフレットや記念乗車券を配り、車内放送で沿線の観光案内をしてくれる。福島に入るあたりで下車する時には乗客一人一人に挨拶して、ホームから手を降って見送って下さった。明るい車掌さんですね。ちなみにおじさんと若いお嬢さんでした。

頑張れもう少しで到着だ、の辺り。


ちょっと雨が降り出したけど川霧も出てきた。聞くところによるとこんなに川霧が出るところは珍しいのだとか。それだけ川の水の温度が低いのかな。


暑気払いに良さげな飲物2011/07/06 23:58


紫蘇ジュースを作ってみた。砂糖が結構入るので正確には紫蘇ドリンクですな。食酢よりもクエン酸の方が色が綺麗になる(紫蘇に含まれるアントシアニンがクエン酸に反応するとか)と聞いたのでクエン酸を入れてみたらこの通りうつくしい色に。この写真の時は水と氷で割っただけだったが、自分の好みとしてはもう少し酸味が欲しい気がしたのでレモン汁を絞ってみたら更においしかった。


で、今日は銀座に行ってきたのだが文明堂でこんなものを飲んでました。これは何かというと黒胡麻ドリンクです。以前から気になっていたので、暑いしあちこち回って疲れたので黒胡麻で元気回復しよう、と自分に言い訳しつつ頼んでみた。牛乳とシェイクしてある?のか真っ黒ではなかった。確かにしっかり黒胡麻だが、ほんのり甘くて(コッツウォルズ産蜂蜜が入っているらしい)優しい味。最初は今ひとつ個性に欠けるかのう、と思ったものの飲むうちに結構癖になるかもと思えてきた。…何と申しましょうか、分かりやすく言えばスペイン南部の夏の飲み物オルチャータに通じるものが(←分かり辛いわ)。また銀座で疲れたら頼もう。


田舎写真2011/07/07 23:58


田舎到着。


夜は蛍の宴会場になるあたり。


杏を煮る2011/07/08 22:41


パルシステムのカタログに一回限りで旬の杏が載っていたので、価格も手頃だったし注文してみた。生で食べてもおいしそうだったけど気がついたら全部なくなってそうなので当初の計画通りジャムを作る。今まで作った中でも一番簡単なジャムであったよ。杏と砂糖をひたすら煮るだけ。杏は皮もそのまま、二つに割るだけで種も一緒に煮る(種から香りが出るので、と書いてあったレシピに従った。最後に種を取り出す)。出来上がると皮も全部トロトロになって全く判らない。杏の酸がかなり強いらしく、大抵のジャムに入れるレモンもなし。かーんたーん。


自分にしては砂糖を入れすぎたかな?と思ったが(酸味が強いため普通より砂糖を多めに入れる、とレシピにあったので最初かなり少なめだったところに足した)、一晩置いて味が馴染んだらちょうどいいくらいかな、という感じ。写真では使いかけのカマンベールチーズと一緒にパンに塗ってみたが、クリームチーズが非常に合いそうなので買ってこよう。



前にも似た写真を上げたかも。ここからの景色がいいんだなあ。


同じ辺りを違う角度から。


あっちで呟きこっちで呟き2011/07/09 23:58


実家から戻る途中の乗り換え駅で買ってきた会津木綿、の端布。端布でも結構たっぷりあるので色々使えます。最近は色々カラフルな柄も出ているが、こういう色や織り方は昔ながらの会津木綿らしい。




昨日と同じ場所の写真を更に違う角度から。しつこいですか。




更に違(以下略)。


ところで、実は少し前に人もすなるTwitterと云ふものを我もしてみむとて始めてみたのです。iPadを使い始めてTwitterサイトや登録ページも正常に見られるようになったしね。しかし、正直まだこれは自分に合っているのか必要なのかよく分からないので様子見中。必要ないかなと思ったらやめるかも知れない。好きなミュージシャンや興味のあるサイトは大抵Twitterでも情報を発信しているので、フォローするといち早く情報が得られたり本人の日常Tweetが読めたりして楽しいというのはあるけれども、自分自身にそんなに言いたいことがあるのか、という根本的な部分がですね。サイトもブログもあるし、更にあーやこーや言う程のことが(自分に)あるのかなとも思ったり。いや、色々書くのは好きなんだけど書き出すとあれもこれもだらだら書いてしまう「短く簡潔に」が苦手なタイプなので、Twitterのような媒体は向いていないのかもかも。携帯電話も持たないしね。

まあそれはそれとして、日本でもTwitterが広まり出した頃から気になっていたと言うかちょっと面白いと思っていたことなのだが、twitterという単語はロゴなどにも象徴されているように鳥のさえずり(名詞)、鳥が「高い声でさえずる」(動詞)そこから派生して人が「(小鳥のさえずりのように)震え声で興奮して喋りまくる」というような意味があるので、米国を中心に普及し始めた時はなるほど、誰か自分の言いたいことを聞いてくれ!という人が手軽な媒体を通じて色々発信したり主張したり同好の志を見つけて交流する場なのだな、と理解していた。tweetも名詞で「鳥のさえずり」。が、日本語版ができてみたらなぜかtweetが「呟き」と訳されている。「さえずり」だと「ねーねーねー聞いて聞いてあのねーあのねー!」てイメージなのだが、「呟き」はなんか「まあ、うん…ぶつぶつ」て感じで対極じゃないですか。前者は(元々の鳥のさえずりの目的から考えても)他者に聞かせることを意識しているのに対して、後者はあまり他者を意識していないと言うかむしろ内にこもっていると言うか。

初めはなぜあえて「呟き」と訳したんだろうかなー、確かにそのまま「さえずり」じゃ分かり辛いかも知れないけど…と不思議に思っていたのだが、そのうちこれは日本人と欧米人の感覚の違いが出ているのかも、と思えてきた。まあ余り日本はこう欧米はこうと一括りにするのも乱暴ではあるけども、やっぱり欧米は基本的に自分の考えをはっきり主張することが良しとされる文化なわけで、だからTwitterのような個人的に話題や情報を発信する場でも「ねーねー聞いて聞いて」と積極的に他者に働きかけ(さえずり)、それに共感した他者とさえずり合ったり(retweet)互いに発言を追いかけ(follow)合ったりするけれども、伝統的に控え目が美徳とされる日本にあっては声高に主張するという行為はなんか恥ずかしい、でも言いたいことはある…ので他者を意識しつつもあくまで独り言的に「呟く」、でその呟きを聞き付けて反応してくれる人がいると「あ、聞いてくれました?いやー独り言のつもりだったんですが聞いててくれて嬉しいなぁ」てな感じで繋がりが広がる、とかそういうイメージかなと。

あちこちにある小鳥の絵と一緒に「呟き」という言葉を見たり「Twitterで呟いてみよう!」とかいう表現を見るといまだに違和感はあるものの、tweetをあえて「呟き」という日本語に訳したのは日本人の性質をうまく捉えた上でのことなのかもね。「あなたもTwitterで主張しよう!」と言われたら「えー別にそこまでしなくてもー」と思うかも知れないが、「呟いてみませんか?」なら「呟くくらいならやってみてもいいかも♥」とかいう感じで日本でもTwitterが広まったんではなかろうか。なんてことを勝手に思って面白がってる訳ですが、わたくしも日本人なのでやっぱりさえずるよりは呟く派です。ブログと同じで自分の覚え書き的な使い方になりそうな気もする。という訳でここで時々ぶつぶつ言ってます。とりあえずフォローしているtweetsが海外のものばかりなので、日本語英語ちゃんぽんでまさに独り言状態ですが。

…ちょっと考えてみた。元々の青い小鳥のロゴだと可愛いけど「呟き」という印象には何だか合わない。小鳥じゃない日本向けのロゴと言うかキャラクターを作るとしたら何ですかね。「呟き」は英語だとmutteringとかmumblingとか…   ふと「不思議の国のアリス」の芋虫が思い浮かんだんですが。キノコの上でパイプふかしながらぶつぶつ言ってるみたいな。   「あなたも呟いてみませんか?(陰気な芋虫ロゴ)」    広まりませんか。