夜の銀座 ― 2006/09/01 23:55
今日は仕事が入ってないからのんびりできるぞ、夕方には友人から連絡があるかも知れないし...とか思っていた朝、ふと気付いた。 いや仕事入る日じゃないか今日。...あれ?あれ?ちょっと待てよこの間のが遅れてこうでこうで...それであれがああでこうで...(寝起きの頭で日にち数え中) やっぱり今日だわ。がーん。いやしかし来る前に気付いてよかった。「送ります」て電話が入って「えっ」とかなってたら間抜けだった...とか思っていたら来ない。10時過ぎても来ない。11時過ぎても来ないぞ。12...時少し前に電話。やっぱり来たかー、と思ったら困り果てた声の取り次ぎ先さんが「また遅れてます」 そうですか。またまたまたまたSOHO通(以下略)ですか。 発行元に嫌がらせSPAMを送りつけてもいいですか。とは言えないのでいやーそうですか困りましたねぇとか言い飽きたフレーズを繰返してみる。しかも、来ないので(取り次ぎ先さんが)納め先の担当者さんに連絡しようとしたらその担当者さんが「会議中でつかまらない」とか... いや...なんかこう...発行元は元より納め先の対応も常々不思議と言えば不思議なんですが。まあ別にこちらは仕事があればいいんですけど。
結局午後になっても音沙汰ないので、まーこりゃまた週明けだな、てことで雑用を片付けたり買物に出たりあれこれあれこれしているうちに夕方。7時頃に友人から電話が入り、仕事終わったー今木場にいるよーんというので、銀座で落ち合うことにする。「8時」と言って電話を切ったものの既に7時を過ぎている時点で大急ぎで支度して飛び出しても最寄り駅から銀座まで到達するのに8時はそりゃ無理だろうと気付く。どうも自分は所要時間に「家から駅までの時間」を入れずに計算する癖があるらしい。8時20分くらいにしとけばよかったなあと思いつつ(二人とも携帯電話を持ってないので途中で連絡の入れようがない)列車を乗り換え乗り換えして、結局8時20分ちょっと過ぎ頃に到着。久し振り(5カ月振り)なのに和光の前に立たせっ放しでごめんよごめんよ。しかし友人「あの時間で8時は絶対無理と思ってたから大丈夫」 ...よく分かってらっしゃる...昔一年間うちの沿線に住んでたし、わたしの現在の住処にも数年前に来たことがあるとは言え、ずーっとこっちに住んでるわたしより時間的感覚がしっかりしてるのは凄いです。いやずーっと住んでるのに全然身についてない自分がどうかしてるのか。精進します。友人「通る人を眺めてたから結構面白かったし」 寛大な君にありがとう...
で、場所も四丁目交差点だったし、二人ともそんなに空腹でもなかったので「スナックでも食事でも何でもあり」でアルコールも飲めるところ(←これは友人向け)、でSonyビル1階の英国風パブへ。友人はチップス(フライドポテト)の単品、わたしはフィッシュ&チップスを頼んだらウェイトレスさんに「あのう、チップスはどちらも同じものなんですがよろしいですか」と聞かれた。いいんですよそれぞれ食べるから。←二人ともチップス好き。しかしやってきたフィッシュは何だか愉快な日本の新聞に包まれていた。以前は一応英字新聞だった気がするんだけど。それだとまあ「本場っぽく演出してるのね」と思えるけど、日本の新聞使うんだったらいっそない方が。 以前はもう少しフィッシュの衣がからっと(あるいはふわっと)してた気がするんだけど。 ここのチップスこんなに糸みたいに細かったっけ。 次は別のものを頼もうかな... 揚げ物ばかりでは何なので一応頼んだスティックサラダが一番おいしかったような。いや、スパゲティとか他の料理は結構おいしかった(はず)と思うんですけどね。あとケーキがやたら充実してた記憶が。
奥のソファ席に座ると居心地いいし長居できる(あと食べ物類が銀座ってだけで非常識に高くない)ので結構好きなんだけど、これが純英国風パブですと言われると(少なくとも開店当初はそのつもりだったらしい)非常に違和感がある不思議な場所。わたしはアルコール抜きの飲物(カクテルcocktailではなくMOCKTAILと書いてあった。mockは「偽の」という意味)を頼んだのだが、数種類のジュースを混ぜるのに使ったらしいシェイカーをわざわざテーブルまで持ってきてうやうやしく注いで下さるのが何だか不思議。「カクテルと同じように作ったのよ!」と強調してるんだろうか。おいしかったけど量が3倍くらいあるともっと嬉しい。
色々近況とか何とか話しつつ食べたり飲んだりしつつ明日も会うことに。友人「明日も仕事だし」えっ土曜日も仕事するのドイツ人なのに。「2時間くらいね」 そうですか。てなわけで明日も銀座。戻ってきた地元の駅を出た時の空気が涼しくて大変気持ちようございました。秋っていいなあ。
![]() | 実家から送られてきたそろそろシーズン終わりの枝豆としらすで枝豆しらすごはん(そのまま)。そう言えば枝豆、この夏は実家でも一回くらいしか食べなかったような気がする。でも枝豆やとうもろこし(あと冬の大根とか里芋とか)は実家から来るものと思っているので、「買ってみたらおいしくなかった」てなりそうでこちらで買うのは何となく躊躇したり。いや「買ってみたらおいしかった」てなる可能性も充分にあるわけだけど。 |
というわけで ― 2006/09/03 23:50
土曜日も銀座。いや、友人が滞在しているホテルが台場なので、そこから一番出やすくてかつわたしの地元からも行き来がしやすい場所、と考えると銀座になるわけですよ。別にわたしが銀座好きだから連日出掛けてるわけじゃないですよ。好きだけど。午後の待ち合わせ時間に今度は余裕を持って着けたが、今度は友人がなかなか来ない。待ち合わせ場所は外だったけど気持ちのいい天気だったし、土曜日なのでそれこそ引っ切り無しに人がわらわらわらわら通るのでそれを眺めつつうふふうふふと(心の中でですよ)待っていられて確かに退屈もしなかったが、15分以上過ぎた辺りで一度ホテルに電話入れてみようかな、と電話のありそうな場所を探そうと...したら忽然と友人登場(いきなり目の前にいた)。どっから湧いて出たんですか。最初は昼前に会う予定だったのを友人の体調が少しよくなかったため午後にしたのもあって、まだ調子がいまいちで遅れたのかなとも思っていたのだが、聞くと列車ではなく新橋からバスで行ってみようとしたところ、バスの運転手さんが「銀座」を「木場」と聞き違えたらしく反対方向のバスに誘導され、途中でどうもおかしいと思いもう一度聞いたら「銀座は逆方向ですよ」と言われ、慌てて乗り換えようと別のバスに乗ったらまた「銀座は逆ですよ」と言われというのを繰返していたらしい。...何か物凄く身に憶えのあるような情況で目に見えるようだ。お疲れさんです。
しかし、バスが築地の方から回ってきたらしく途中で面白そうな店があったと言うので、わたしも普段あまりそっちの方向には行かないし散策してみようということになる。歌舞伎座ではちょうど何とか祭り(?)の初日だったらしくかなりの大にぎわい。一つの演目じゃなくて出演者も出し物も盛り沢山らしい。オペラのガラみたいなもの?吉右衛門と松本幸四郎ですよ。豪華ねえ。歌舞伎をほとんど知らない癖にてけとーな解説をしつつまだまだ歩いて築地方向へ。友人がバスから見た「下がお寿司屋さんで上に和食器の店がある」建物発見。二人とも食器好きなので上がってみたが、どうやらここは主に業者相手の店らしく、ほとんどの商品が10客以上からの注文しか受けない模様。出ているサンプルの食器に「ホテル○○様20枚」「××商事様15客」「バンコク・△△様100客」とか付箋紙が貼付けてある。色々コメントしつつゆっくり見て回ってほぼ見終わった辺りで、カウンタの奥にいたおじさんが「あのう、そろそろ閉めたいんですけどいいですか」えっもう閉店ですか!あ、そうかここは築地だった。基本的に市場関係に合わせて開いてるわけですね。外に出ると他も結構5時でさかさか店じまいしている。更に先の築地場外もふらふら。さすがにこちらもこの時間には大方の店が閉まっているが、場外なのでまだやっているまぐろ丼の店とか赤ちょうちんとか24時間営業のお寿司屋さんもちらほら。お寿司屋さんには「いかがですか!安くておいしいですよ」とかおばちゃんの呼び込みさんがいたりして。今度この辺りにお寿司食べに来ようかな。
来た道の反対側を銀座に引き返そうとすると、途中にお茶屋さん発見。抹茶フィナンシェとかアイスクリームとかお茶入り菓子も販売しているらしい。カップで売られている抹茶アイスクリームに反応する友人。おや、店内の片隅にカウンタがあって休めるようになってるじゃないですか。「抹茶アイスクリームセット」420円。うふ。入りましょうか。ここも「6時までですがいいですか」と言われたがアイスクリームなので時間は充分さ。さすがお茶屋さんの抹茶アイスクリームはとっても抹茶でおいしゅうございました。セットの焙じ茶もよく合っておいしかった。最初なぜ築地にお茶屋さん?と思ったけどお寿司と言ったらそりゃお茶だあね。店に置いてあったお茶や抹茶を使ったレシピの載った本などを見ていた友人はやおら抹茶ケーキ作りの情熱が目覚め、「ここの抹茶、買っても大丈夫だと思う?」とひそひそ言う。「静岡掛川産って書いてあるししっかりしたお店みたいだからだいじょぶじゃないの」と答えると、商品棚の抹茶を物色しはじめる友人。結局20g位?で1000円強の普通の抹茶と、缶はもう少し大きくてフリーズドライ加工したと書いてある690円のものを一つづつご購入。ケーキに入れるならこっちで充分かもね。「この量で足りるかなあ」ってあなた友達50人招んで抹茶ケーキパーティするんでもない限り充分でしょう。
隣の海苔屋さんとか(確かにお寿司と言えば以下略)岩手のアンテナショップ(友人が南部鉄器製の赤唐辛子と胡瓜の箸置き購入。小岩井農場スペースにあった牛乳瓶の蓋クッションに大受け。箸置きを見つけた途端いきなり入口脇の買物籠を持ってきて店内を回り始めた友人は何を買うつもりだったのだろう←結局他には買わなかったので帰り際に戻した)とかふらふら寄り道しつつ再び銀座に戻り、どこか食べるところを物色。「懐石かおでんか居酒屋がいい」という友人の要望を元に幾つか見て歩いたが、銀座で和食の店にはほとんど入ったことがないのでどの辺りがよさそうなのかいまひとつ分からない。結局地鶏の店に入ってみる。見事に鶏メニュー。注文の段になって友人が妙に張り切って真っ先に「味噌胡瓜!」と注文。...そんなに好きなのか。あとはサラダとか串焼きとか数品注文したが、「突き出しでーす」と店員さんが持ってきたてんこ盛りキャベツ味噌添えにやや困惑。千切りとかじゃなくてばりばり剥がしただけの状態のキャベツが「小さめキャベツ半カット」くらいの大きさにこんもりと。剥がしてあるので実際はそれより少ないだろうがそれでもかなりある。しかも葉がばりんばりんに硬い。瑞々しくておいしくはあるんだけど厚くて硬い。友人は全く手をつけないので一人でばりばり千切って丸めて味噌つけて平らげました。
更にそのあと来た味噌胡瓜、来た途端友人は「はい食べてねー」 誰が頼んだんですかそれ。さっき真っ先に嬉々として頼んでませんでしたか。「うちの庭で作ってる胡瓜が凄くおいしくて、この夏はたくさん取って食べた」それはよかった。ところで目の前の胡瓜はあなたのですよ。「もうたくさん食べたから」何寝言言っとるか。と言いつつ結局わたしが3/4くらいぼりぼり食べた気が。これも確かに新鮮でおいしいんだけどえらい太い胡瓜でですね。更に更に、自分が頼んだ「蒸し鶏と水菜のわさびドレッシングサラダ」これも確かに(略)だけど水菜が随分長く切ってあって非常に食べ辛い。口の中に入らないですよ。茎部分がかなり太いのでなかなか折れないし。それでも頑張って食べてあと少しになった辺りで、わさびが下に溜まっていたらしくかなり辛くなってきた。他のものと交互に食べて凌いでいたが、それでも辛い。辛いよ。かっ げっほ ごほ ごっっっほごほごほごほごほごほ (しばらくお待ち下さい) 余りに辛いと呼吸困難を起こすということを初めて知りました。皮膚科の先生に辛すぎるものは避けて下さいって言われてるんだけど。アレルギーがどわっと再発したらどうしよう。でも地鶏の店を謳うだけあって炭火で焼いた鶏はおいしかった(いや野菜もおいしいんだけど立派に育ち過ぎ)。青じそ入りのつくね、今度真似してみよう。
そんなに頼んだつもりはなかったけど二人とも結構お腹が満ちたので、しばし夜の銀座を散策して腹ごなし。涼しくて気持ちがいい。ドイツは今年の夏えらく暑かった(W杯の頃が最高潮だったとか)らしいが、今は既に10度くらいらしい。体温がついていかなさそう。まだそんなに遅くなかったので、適当なワインバー...というかそのまんま名前がThe Wine Barとかいう店に入る。お腹一杯ー、とか言っていたのに座ってややお腹が落ち着いたら何となくチーズが食べたくなって注文してしまった。これは自分で責任持って食べたですよ。結構色んな国のワインが載っている(まあWine Barだし)リストから友人は「一番間違いなさそうな」イタリアのキャンティを選択。ドイツのも5,6種類あったので「シュヴァルツ・カッツ(黒猫ラベルのあれ)あるよ」とか言って嫌がらせ(友人はシュヴァルツカッツを「変なワイン」と言う。実際ドイツ国内では評価は高くないらしい)。で、何だかんだと喋り倒して早11時。友人は早ければ今月末あたりにもまた出張してくる、と言うので「ではまたよろしく〜」「こちらこそ〜」とかよく分からない挨拶をして銀座線上で別れる。この次は(多分宿泊するところは同じだろうし)下調べして、もう少し面白そうなお店に行こうっと。まあ今回行ったところも「まずい」てわけではないけど、折角銀座ならある程度個性のあるところに行ってみたい。というわけで今月の課題は「銀座で手頃な価格で雰囲気のいいおいしい和食の店を探す」です。
ちなみに友人はこの後帰国したら次の週はマヨルカで休暇だそうな。...ついて行っちゃダメですか。もちろん経費で(←何の)。
築地のお茶屋さんの抹茶アイスクリーム。水を打った枝が涼しげで粋じゃないですか。友人に「抹茶アイスクリームって簡単に作れる?」と聞かれたが、そう言えばあれって単にヴァニラアイスクリームに抹茶をねりねりして再び冷やした...だけじゃダメかな。やっぱり。少なくともここのは違うであろう。 | ![]() |
給料は全国一率出来高制希望 ― 2006/09/04 22:18
朝10時に取り次ぎ先のEさんから電話。「すみません...まだ入ってないんですよ」「はあ、そうですか(ほぼ棒読み)」「でも今回は発行元じゃなくて、客先の担当者がお休みだそうで」「は?」「私も全く聞いてなかったんですけど、今日は休む予定だったそうです。原稿を取りだせるのがその人だけなので、多分入ってはいるけど誰も触れないという」「...どうなんでしょうねその情況」「...ねえ」恐らくニューズレターか、あるいは申し込んだ人だけがパスワードか何かでアクセスできるサイトから原稿を落としてくるのだろうと思うが、担当者が一人だけでその他の人は誰もフォローできませんって会社としてどうなのか。前々からどうもこの「担当者」という人の対応にもしばしば疑問を感じていたのだが、何かこう...ねえ。結局その人がいない以上今日はどうしようもないので、明日になります...という話。
釈然としないものを感じつつ電話を切ったのだが、10分後くらいに再びEさんから電話。「翻訳の人たちの都合もあるだろうってことで、別の方が何とか原稿を取り出してくれたようなのでお送りできます」お休み担当さんのPC立ち上げて勝手にアクセスしたのね。ブラボー。ちゃんと請負先の迷惑にまで考えが及ぶ常識人もいるんじゃないですか。と思ったらその人は訳&プルーフリーディング後の原稿を客先で最終チェックする人だったらしい。実際にある程度翻訳の現場を知っている人じゃないと、請負先の迷惑を考える想像力もないのかな。最終チェックの人も2人はいると以前に聞いたので、担当者が予定通りに原稿を出さないと最終的に同僚のその人達にも迷惑がかかると思うんだけど。発行元がいい加減なのもそりゃ問題だが、その担当者もはっきり言ってアレなんだと思うので、今回のことで「こいつ責任感ないなあ」てことにならないだろうか。そういうのって上まで伝わらないのかな。ていうか仕事してないんだから給料減らし(以下略)。
しかし、今回担当した分の冒頭の記事が個人的に楽しかった。「マドンナとそのダンナ(ガイ・リッチーね)、英国貿易産業省と英国原子燃料会社に対して、英国政府は国内の放射性廃棄物を埋設処分する施設を建てる代わりに『不思議な力を持つカバラ溶液』で浄化すべきだと強く働きかける」 ロシアでは「瞑想と共有の感覚」を通して癒しの力を伝えるこの「神秘的」な液体で放射性廃棄物が中和された、と夫妻は主張なさってるそうです。 凄いニュースじゃないですか。 マン島ニュースのトップを飾れること請け合い。
「英国当局は夫妻の主張を検討したが、科学的根拠が見出せなかったと伝えられている」どれくらい検討したんでしょうか。いいじゃないすか、経費マドンナ持ちで「放射性廃棄物カバラ浄化公開生中継」とかやってみれば。これで成功したら英国政府は何十億何百億ポンドの施設準備/建設/管理費用が浮くし、マドンナはポップ・スターから晴れて世界のカバラ・クイーンですよ。サイババもびっくり。失うものは何もない。
「はーい、次の放射性廃棄物3トン入りまーす」 ゴーンゴーンゴーン (遠隔操作) 「カバラ液3トン投入しまーす」 ザザー ビヨヨ〜ンビヨヨ〜〜〜ンビヨ〜〜〜〜〜〜ン(浄化効果を高めるためのシタール演奏) オーーーンーーーー(瞑想効果を高めるためのヨガボランティアの皆さん) 「 あ、寝てた。 (ふわー)はーい中和完了でーす、次どうぞー」 ゴーンゴーン
ぜひやって頂きたい。ブレアさんお願い。ていうかマドンナが「あたしが全額出すから」て言えばいいのでは。
さくらんぼジャムのレシピで見つけて以来ブックマークしているブログ『バスクの砂糖壺』さんに少し前に載っていた「ピペラード」(8月22日の記事)がおいしそうだったので、ピーマンを買い込んできて挑戦。トマトの湯剥きなんて滅多にしないけど(皮が結構好きなの)、ちゃんとレシピ通りに作るぞ。厚手の鍋で炒める、とあったのでこりゃもうストウブの出番だね、といそいそ出したはいいが、赤ピーマン(パプリカ)2個と緑ピーマン(割と大きめでしっかりしていた)4個のざくざく千切りを鍋に投入した時点でピーマンだけで鍋一杯なことに気付く。 うちの鍋小さめだしね...いや、でもほら熱が通ると量が減るから。しかし先に炒めた玉葱も合わせてえらいこと水が出る。「炒める」じゃなくてどう見ても「煮る」状態なんですが。仕方ないので弱火にしたまま(一度煮立つと弱火でも元気にぐつぐつ言ってる)他の仕事をやりつつ時々かき混ぜて水分を飛ばす。もうどれくらいやってたか分かりません。ようやく「ピーマンの水分が飛んでねっとり」という感じになってきたところで乱切りにしておいたトマト投入。
![]() | しかしこの時点でもうトマトもどぶどぶに水が上がっております。「トマトの水分が出てきたら」て出過ぎです。やっとピーマンの量が減ったのに再びスープ状態。何とかレシピ通りに調味して蓋をして30分ほど煮込んだが、開けてみるともう少し煮詰めた方がよさそうだったので今度は蓋をせずに15分ほど煮込む。で、左のような感じに。本場のピペラードはバスク地方の「エスプレット村の唐辛子粉」が味の決め手だそうだが、ここでは手に入らないので「一休堂の京味」という一味唐辛子を買ってみた。「耳かき一杯」くらいだとわたしでもちょっと少なすぎる感じだったので、慎重に味を見ながら多めに入れる。 |
早速チーズ入りオムレツにたっぷり載っけてみる。オムレツがかなりぐだぐだだけど気にしない(これも無理矢理ストウブで作ったのだ)。普段からしょっちゅう使う材料ばかりなので味は予想できるけど、ピーマン好きには堪りません。生ピーマンの(鍋に入った)量を見て次は半量がやりやすいかなあと思ったが、できてみると6-700ml?てくらいなので、やっぱりレシピ通りがよさそう。どんどん使いそうだし。辛味は「ぴりっとってほどじゃないけど舌にほんのり辛味」て感じに。上品でなかなかいいかも。 | ![]() |
パンにつけてもおいしゅうございました。次は何に使おうかな。何日か楽しめそうです。マテスクさんありがとうございます。
新規開店 ― 2006/09/06 23:03
小田急駅前の丸井が閉鎖されて(元々昔からあったはす向かいの丸井に結局統一されたらしい)何カ月も改装中だったのだが、どうやら外観が整ってきて今月末オープンの模様。で、Marks & Webの直営店がここに入るそうな。もしかしてそうかな〜と思ってたけどやっぱりでしたか。ウェブサイトの情報やあちこちの委託販売を引き上げたところから見ると運営見直し後の新展開という感じなので、まあそう簡単に潰しはしないだろうと予測。直営店なので商品数も多いだろうし楽しみ。この間ネットで買ったゆずびわ石鹸がもうすぐなくなって、予備のラヴェンダー石鹸も小さくなる頃にオープンてところでしょうか。いいねいいね。クレンジングと保湿剤もずっとここのを使っているので、地元で買えるのは嬉しいです。
デパート自体は外装に色々書いてあるのを見る限り最近よくある「30代↑の女性がターゲットの洒落たファッションビル(て今言うのかな)」てとこですか。まあ落ち着いた雰囲気の店が増えるのは個人的にも嬉しいけど、うちの地元の場合都心と違ってあまり流行ばかり追求したような店とか洗練され過ぎた店だと長続きしないと思うので(価格は手頃、そこそこお洒落で入りやすい店が残るような。やはり強いのは地元のおばちゃん達だと思う。)、その辺りうまく地元のニーズを見極めたビルになるといいんだけど。この15年くらいに大丸系のデパートが潰れ、丸井が潰れ(丸井は「店をまとめただけです」と言いたいかも知れないがはっきり言って2個所に構えてみたけど採算取れなかったんだろうな。地下のIn the Roomなんかいつもがらがらだったし)しているので今度は落ち着いて欲しいなあ。駅を出てすぐのところがずーっと閉まっていると何だか暗くて雰囲気がよくないし。
最近、よくYouTubeというサイトの話題を耳にする。わたし自身はW杯の頃に知ったのだが、一般ユーザが自由に動画を投稿できるみたいですな。ホームビデオとか自作の映像なども色々あるらしいが、何かのCMとか番組の一部とか明らかにTVから録画したのをそのまんま上げている映像がわんさかあって、ちょっとちょっといいんですかこれと思うけど、しばらく前にふと思いついてスペインの歌手の名前なんかを検索してみたら出るわ出るわプロモーション・ビデオからコンサートからインタビュー番組から、ヒット曲なんか同じビデオが幾つも重複して出てくる。画質はあまりよくないとは言え、公式サイトなどで公開していないとなかなか動いている映像を見られないスペインのミュージシャンの画像は嬉しい。というわけでChambaoにDiana Navarro、Luar na Lubre、Ismael Serranoなどなど見まくってしまった。いやあ楽しいねえ。ディアナちゃんのヒット曲"Ea"と"No te olvides de mi"は明らかに公式サイトから落としてきてる("Ea"の切れるところが同じ)のでこれは公式サイトで見た方が綺麗だけど、TV番組なんかに出演した映像もあるのは貴重です。著作権なんかの問題は当然あるだろうけど、余りにまずいだろうというのは管理側で削除したりしているようだし、毎日次々投稿されるであろうこういう単純な「これ録画しときました」的映像は実質的に放置状態なのかな。
で、やはり日本では到底映像なんか見られそうにないCarmona(カルモナ)も検索。彼は上に挙げたスター・ミュージシャンに比べればそう有名でもない、と言うか4年くらい前にラジオのコンテストで優勝>賞品としてCDデビューしたフラメンコ歌手/ギタリストなので、多分フラメンコの世界では長いことやっているのだろうが公式サイトもないし、本国サイトを探してもほとんど情報がないのだ。ビデオなんかもないかもなあ、と思ったのだが辛うじて新曲"Que verde verde limon"(「何と青々したレモンだろう」とかいう意味だと思う)のビデオがヒット。新アルバムは出てないけど最近この曲はラジオで頻繁に流れている。で、ビデオを見てみたら。 カルモナ...歌うとちゃんとフラメンコ顔になるんだねえ。写真だけ見てると可愛い顔なのでこれであのハスキー声が出るのかーと思ってたけど、映像で見ると違和感ない。て言うかかなり濃い。せめてその下唇の下の髭は剃ろうよ。それがないと童顔だから生やしてるのかも知れないけど。
ビデオの内容はちょこっとドラマ仕立てな感じで、あからさまに青いレモン色の服のお嬢さんが洗濯物干したり何だか奔放にお兄ちゃん達とおつき合い(?)したりしている日常を、アパートの向かいの部屋からカルモナ君が眺めたり庭でギター弾きながら歌ったりてなありがちな構成なのだが、気になったのはカルモナ君の部屋。 部屋中レモン娘の写真だらけ。壁はもちろん部屋中に紐を渡して現像した写真をずらーーーーっと洗濯鋏(?)で留めまくっているカルモナ君。見ようによってはカメラマンのスタジオにも見えなくはないけど、とにかくレモン娘の写真しかないしどう考えても隠し撮り写真だし普通に見てこれっていわゆるストーカーじゃないですか。これじゃただの怪しい兄ちゃんじゃないですか(←そりゃストーカーは怪しいわな)。どの程度怪しいビデオか知りたい方は上のYouTubeサイトで"carmona verde"で検索してみて下さい。最初の静止画増からして怪しいぞこりゃ。 せめてその髭を(以下略)。
しばらく前に買ったコーヒー用の陶器のキャニスタ。ずっと袋入りの豆をシールで止めて冷蔵庫で保管していて、少なくとも朝レギュラーコーヒー一杯、夜エスプレッソ2杯分(かへおれにするの)は消費するから毎日着実に減るし、密閉されてないから多少風味が落ちるのはまあ仕方ないかなと思っていたのだが、何かで「コーヒーは冷蔵庫に入れると他のものの匂い移りがあるからやめた方がいい」とあったのを見てやっぱりかー、と常温で保存する専用容器を買うことにした。幾つか見たら東急ハンズにあった陶器のものが容量もちょうどいいしガラス瓶などより却って安価だったので購入。これも完全に密封はされないけどまあ変な匂いがつかないだけ風味落ちは避けられるかな。シンプルな形と色が結構気に入っている。やっぱり陶器はいいねえ。 | ![]() |
贈り物色々 ― 2006/09/07 23:05
キャトルセゾンが日本にできて19周年だそうで、頻繁に覗いている駅前デパートの支店で記念のフリーペーパーのようなものを頂いた。19周年の特集が「贈り物」ということで各店でテーマを決めて様々な形の贈り物について提案して、店内にディスプレイなどもしているのだが、このフリーペーパーにも同じテーマに沿って各店から原稿を集めたらしく、日本全国の16店舗の店員さん達が書いた短いエッセイのようなものが載っている。「突然の贈り物」「10年後の自分に贈り物」「かたちのない贈り物」「おいしい時間を贈る」「母からの贈り物」etc. etc.の中で、うちの地元の支店は「旅の思い出を贈る」がテーマ。しょっちゅう通っていて仲良くなった店員さんが書かれた記事も載っている。特に予定を決めない一人旅がお好きだそうで、自分もガイドブックも持たずに行って現地の人に見所を聞くというパターンが多いので個人的に非常に共感。
他の方や各支店の店員さんたちの記事も個人的経験に基づいた贈り物の思い出や独自の贈り物のスタイルなどについて綴られていて、読んでいて楽しいし、自分自身ちょっとした贈り物をするのが好きなので色々勉強にもなる。純粋に「贈り物にまつわるその人の思い」という書き方なので、「こんな時には新商品のこれを、当店オリジナルのこのカードとこのラッピングでいかがでしょうか!」とかいう結局宣伝かい的な薄っぺらさもなくて好感が持てたりして。地元店に行っていてもよく感じるが、記事を読んでいてそれぞれの店の店員さん達が普段も仲良さそうな雰囲気が垣間見えるのも何だかいい感じ。
![]() | 頂いてきたフリーペーパーと秋のカタログ。フリーペーパーもそうだけど、キャトルセゾンのカタログは写真も綺麗だしちょっとした読み物としても楽しいので一気に読まずに何度も開いてちょこちょこ見ている。一緒に写っているのは19周年記念商品のブックマーカーとチャーム。チャームはペンダントにしてもいいなあと思ったが、とりあえず手元にあったリボンの切れ端をつけてみたらまるで図ったかのような秋っぽい色になった。こういうはっきり用途が決まっていないものは、どう使おうか色々考えるのが結構楽しくて好き。 |
先日BSでロキシー・ミュージックの30年くらい前のライヴが放送されたらしいのだが、優しい方がそれをDVDに焼いて送って下さった。30年前ってえとやっぱりあれですか、フェリーおぢさんのよく分からんリーゼント&ラメラメのアイシャドウに背中に羽根背負ったイーノ&銀蠅眼鏡のマンザネラ...いや、ちょうど30年前だとするともう少し落ち着いた頃かな(て言うかイーノが抜けた途端外観的にかなり落ち着いた気がするが)。これも思い掛けない嬉しい贈り物でした。ありがとうございます優しい方。とりあえずどきどきしつつひとりロキシーパーチーですよ、ふふふふふ。
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