今週もまた ― 2005/02/05 23:42
毎度、木曜深夜のベストヒットUSA報告でございます。今回は自分的にはそれほど「やった!」というラインアップではなかったがある意味面白かった。オープニングでインタビューも放送したカリブ海バルバドス出身のRupeeという人はこれが初めて聞いた人で、はっきり言って音楽自体は自分の興味のないタイプなので間違ってもCDを買うことはないと思うが(ごめんよ)、インタビューに答える態度が印象的だった。普段来日ミュージシャンがインタビューするソファのある応接室のようなところではなく、通常番組を収録するスタジオだったせいもあるかも知れないが、姿勢よく座ってちゃんと小林氏の方に身体を向け、自分のアルバムのコンセプトを熱心に説明する。デビューしたばかりらしく、アルバムがこれほど好調で日本でも売れ行きがよく、ここに来られたのは本当に恵まれていると何度も言っていた。
ソファにどーんと身体を伸ばし足をカメラに向け首だけインタビュアーに向けていかにも「スケジュールをこなしてます」という感じのスター達(もちろん皆そうではない)を見慣れている眼には、彼はかなり新鮮に映った。終始英語で受け答えしていて、最後に「時間を割いてくれてありがとう」と言われた時胸に手を当てて「Respect.」と答えていたようだった。英語圏ではそういう使い方がないのでおやと思ったのだが、バルバドスの共通語はやはりスペイン語...なのかな。英語のrespect(尊敬、敬意)はスペイン語でもrespetoで意味もほぼ同じ。自分の地元で(スペイン語で)使う表現を咄嗟に英語に変換して言ったのだとすると「貴方に敬意を払います」とかそういう意味の表現なのだろうか。何にしてもこういう謙虚で相手への敬意を忘れない人は応援したくなるものだ。 買わないけど。すまん。
Star of the Weekはクイーン(Queen)を2曲。これもクイーンと言うと大抵流れるような曲ではなかったので面白かった。近く企画盤か何かが発売されるとかでそこからの一曲目の"Teo Torriatte 2005"って聞いたことないな、イタリア語か何か?地名?...と思ったら「手を取り合って」じゃないですか...ちょっとやられました。原題は"Let Us Cling Together"だそうな。クイーンの人気に火をつけるきっかけになった日本のファンに感謝を表す意味でリフレイン部分を日本語にして歌ったりしていたようで、映像はもちろんフレディ・マーキュリー(Freddie Mercury)存命時のライヴのもの。こういうファン・サービスで歌詞を日本語で歌うというのは他にも結構あるが、大抵の場合誰が訳したのか知らないけどもう少し何とかなりませんか、という脱力もので、うっかりシングル・カットしてしまったりすると後々『幻のバージョン』=キワモノ的扱いをされたりすることも多いようだが(この場合ミュージシャン自身は自分の歌っている日本語が変だとは確実に知らないので気の毒だとは思う)、この曲の日本語訳はそれこそ誰が担当したのか知らないが綺麗な日本語になっていていい感じ。英語の原詩とは結構変えてあるようだが、特に歌詞の場合やはりこれくらい思い切った意訳にしてさらに音節をばっさり減らさないと、陳腐な詩になったり歌としてもたついたりするのだろうなと思う。
ところで春から始まるらしいクイーンのツアー、フリー(Free)やバッド・カンパニー(Bad Company)のポール・ロジャース(Paul Rodgers)をリード・シンガーに据えたと聞いてはいたけど、本当にそれで行くんですね...歌い方にしろ音域にしろあまりに違い過ぎて想像つかないんですが。そう言えば学生時代、同期でクイーンの大ファンの男子学生がいた。別の友人と一緒に行ったデュラン・デュラン(Duran Duran)の来日コンサートでなぜかばったり出会って(会場中ではなく周辺。お互い行っていることも知らなかった)驚いたことがあったが、お元気でしょうか。
Time MachineはKissの"Hard Luck Woman"(これもファンでなければあまり聞く機会のない曲かも)とクリストファー・クロス(Christopher Cross)の"Arthur's Theme"。後者はそのまんまダドリー・ムーア(Dudley Moore)主演の『アーサー』の主題曲として使われたものだが、小林氏が「今は亡きダドリー・ムーア」と言ったのであれっそうだっけ、と検索してみたらそうか、2002年に亡くなっていたのだなあ。直接の死因は肺炎をこじらせたということらしいが、何か難病だったらしい。そう言えばあまり映画や舞台活動の話も聞かなくなった頃、自分の台詞を思い出せなくなったとかいう話は聞いたような。特に大好きというわけではなかったけれども、いい俳優であり音楽家でした。今さらながら合掌。
"Arthur's Theme"のリフレイン部分「月とニュー・ヨーク・シティの間で立往生したら ... 最善の策は、恋に落ちること(When you get caught between the moon and New York City ... The best that you can do is fall in love.)」という歌詞は、月と街の「間で捕まる(get caught between)」という発想がちょっと普通では思いつかないような、風変わりだけど綺麗な歌詞だなあと常々思っていたのだが、小林氏によればこの曲はクリストファー・クロス本人ではなく大御所ソングライターのバート・バカラック(Burt Bacharach)の作だそうで、バカラック氏が新婚の(小林氏は「新しいカミさん」と言っていたので何番目かの奥さんかも)奥さんと二人ニュー・ヨークの空港でラッシュに巻き込まれ、なかなか離陸しない飛行機の窓からふと見上げると空には月、隣には新婚の奥さん...という状況で思いついた歌詞なのだとか。...な、なるほど。人は恋すると詩人になる...いや彼の場合元々詩人か。
すっかり気に入ってしまったアボカドどんぶり、今度は水菜としめじで行ってみました。どんぶりじゃなくて某ドーナツ屋さんで貰ったカフェ風食器に盛るとほーらカフェランチ風に。なってませんすみません。
ソファにどーんと身体を伸ばし足をカメラに向け首だけインタビュアーに向けていかにも「スケジュールをこなしてます」という感じのスター達(もちろん皆そうではない)を見慣れている眼には、彼はかなり新鮮に映った。終始英語で受け答えしていて、最後に「時間を割いてくれてありがとう」と言われた時胸に手を当てて「Respect.」と答えていたようだった。英語圏ではそういう使い方がないのでおやと思ったのだが、バルバドスの共通語はやはりスペイン語...なのかな。英語のrespect(尊敬、敬意)はスペイン語でもrespetoで意味もほぼ同じ。自分の地元で(スペイン語で)使う表現を咄嗟に英語に変換して言ったのだとすると「貴方に敬意を払います」とかそういう意味の表現なのだろうか。何にしてもこういう謙虚で相手への敬意を忘れない人は応援したくなるものだ。 買わないけど。すまん。
Star of the Weekはクイーン(Queen)を2曲。これもクイーンと言うと大抵流れるような曲ではなかったので面白かった。近く企画盤か何かが発売されるとかでそこからの一曲目の"Teo Torriatte 2005"って聞いたことないな、イタリア語か何か?地名?...と思ったら「手を取り合って」じゃないですか...ちょっとやられました。原題は"Let Us Cling Together"だそうな。クイーンの人気に火をつけるきっかけになった日本のファンに感謝を表す意味でリフレイン部分を日本語にして歌ったりしていたようで、映像はもちろんフレディ・マーキュリー(Freddie Mercury)存命時のライヴのもの。こういうファン・サービスで歌詞を日本語で歌うというのは他にも結構あるが、大抵の場合誰が訳したのか知らないけどもう少し何とかなりませんか、という脱力もので、うっかりシングル・カットしてしまったりすると後々『幻のバージョン』=キワモノ的扱いをされたりすることも多いようだが(この場合ミュージシャン自身は自分の歌っている日本語が変だとは確実に知らないので気の毒だとは思う)、この曲の日本語訳はそれこそ誰が担当したのか知らないが綺麗な日本語になっていていい感じ。英語の原詩とは結構変えてあるようだが、特に歌詞の場合やはりこれくらい思い切った意訳にしてさらに音節をばっさり減らさないと、陳腐な詩になったり歌としてもたついたりするのだろうなと思う。
ところで春から始まるらしいクイーンのツアー、フリー(Free)やバッド・カンパニー(Bad Company)のポール・ロジャース(Paul Rodgers)をリード・シンガーに据えたと聞いてはいたけど、本当にそれで行くんですね...歌い方にしろ音域にしろあまりに違い過ぎて想像つかないんですが。そう言えば学生時代、同期でクイーンの大ファンの男子学生がいた。別の友人と一緒に行ったデュラン・デュラン(Duran Duran)の来日コンサートでなぜかばったり出会って(会場中ではなく周辺。お互い行っていることも知らなかった)驚いたことがあったが、お元気でしょうか。
Time MachineはKissの"Hard Luck Woman"(これもファンでなければあまり聞く機会のない曲かも)とクリストファー・クロス(Christopher Cross)の"Arthur's Theme"。後者はそのまんまダドリー・ムーア(Dudley Moore)主演の『アーサー』の主題曲として使われたものだが、小林氏が「今は亡きダドリー・ムーア」と言ったのであれっそうだっけ、と検索してみたらそうか、2002年に亡くなっていたのだなあ。直接の死因は肺炎をこじらせたということらしいが、何か難病だったらしい。そう言えばあまり映画や舞台活動の話も聞かなくなった頃、自分の台詞を思い出せなくなったとかいう話は聞いたような。特に大好きというわけではなかったけれども、いい俳優であり音楽家でした。今さらながら合掌。
"Arthur's Theme"のリフレイン部分「月とニュー・ヨーク・シティの間で立往生したら ... 最善の策は、恋に落ちること(When you get caught between the moon and New York City ... The best that you can do is fall in love.)」という歌詞は、月と街の「間で捕まる(get caught between)」という発想がちょっと普通では思いつかないような、風変わりだけど綺麗な歌詞だなあと常々思っていたのだが、小林氏によればこの曲はクリストファー・クロス本人ではなく大御所ソングライターのバート・バカラック(Burt Bacharach)の作だそうで、バカラック氏が新婚の(小林氏は「新しいカミさん」と言っていたので何番目かの奥さんかも)奥さんと二人ニュー・ヨークの空港でラッシュに巻き込まれ、なかなか離陸しない飛行機の窓からふと見上げると空には月、隣には新婚の奥さん...という状況で思いついた歌詞なのだとか。...な、なるほど。人は恋すると詩人になる...いや彼の場合元々詩人か。
すっかり気に入ってしまったアボカドどんぶり、今度は水菜としめじで行ってみました。どんぶりじゃなくて某ドーナツ屋さんで貰ったカフェ風食器に盛るとほーらカフェランチ風に。なってませんすみません。

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