y ahora, musica espanola.2007/02/09 21:04

キャベツとツナの缶詰で、牛乳に少しサワークリームを溶かしたスパゲティ。昼は大抵麺類でこんな感じ。


引き続きもう少し音楽話。スペインラジオで少し前からちらちら流れ始めて、いいなあ...と思っていた曲がある。今は結構しょっちゅうかかるのだが、しばらく誰が歌っているのか分からなかった。ネットラジオを流しているのは仕事以外の作業をしている時かあちこち動き回っているときで、歌手の名前は大抵曲が流れる前にさらっと言う程度なので、そこで聞き逃すとあーまた分からなかったー、てことになるのだった。しかししょっちゅう流れるようになって大体全曲聴けるようになってみると、どうも一人じゃない。途中から別の声が...ってこりゃどう考えてもアレハンドロ・サンス(Alejandro Sanz)の声。スペイン歌手って共演好きだけど特にこの人はあっちでもこっちでも共演してるなあ。この人自身既に若手のトップ・ミュージシャンなので単純に共演好きなのかな。や、それはともかくもう一人(というか曲の流れとして主であると思われる方)の歌手が分からないんだよなあ...と思っていたら、ようやく判明。

       アントニオ・カルモナでした............ (→2006年12月14日1月6日の記事いずれも最後の辺り参照)

いや、この人容貌が濃縮度200%な割に声はふつーと言うかそんなに特徴ないんですよ。普段特徴あり過ぎなフラメンコ系の歌手を聴いてるせいもあるだろうけど、他にもこういう声の人何人かいるなあ、て種類の声なので特定できなかったのだ。しかしこの結果からするとやっぱりアントニオ・カルモナ好きなのかわたしは。きっと次のシングル曲が流れても「いいなこの曲。誰だろう」と思うんだろうな...(涙)←泣かなくても。

で、公式サイトには曲のダウンロード頁がないのでYouTubeで探してみたら見つかった。

→ Antonio Carmona "Para que tu no llores" video (YouTube)

しかしこのビデオ、歌っている本人達は全く出てこない。どうも何かの映画の映像を使っている模様。最初に出てきた"Water"てのが映画の題名?と思ったらYouTubeの関連ビデオの中にその映画そのものらしい映像も上がっている。そこで"Water"とその主演(共演?)俳優らしいJohn Abrahamの名前で検索してみたところ、公式サイト発見。なるほど確かにアントニオのビデオに出ているのと同じ面々が。しかし、この映画って2005年?アントニオのアルバムが発売されたのは2006年後半(確か)だったはず。初めは映画のサウンドトラックか何かに使われたのかとも思ったが、時期からしてどうも違うような。元々インド映画だから、スペインで遅れて公開される時にアントニオの曲を起用したとか??謎です。でもこの映画自体も面白そうだ。Deepa Mehtaというどうやら女性監督?の「元素三部作」の一作らしく、新婚の夫が突然死んでしまって「早死にに至った夫の罪を償うため(?)」寡婦の家のようなところで生活するまだ少女の未亡人とかそういう話らしい。幾つか関連サイトを見てどこで読んだか分からなくなったので非常にてけとーな理解ですが。三大元素ということは他に"Fire"と"Earth"があるわけなのだな。サルマン・ラシュディ(Salman Rushdie)が"Water"を称賛なさってますよ。ラシュディ氏、未だに「居所不明」な生活を送ってるんだろうか。お疲れ様です。

話が逸れたけどアントニオ・カルモナ。結局どういう経緯で彼の最新シングルのPVに"Water"の映像を使っているのかは分からないが、このビデオいいね!曲はいいし、本人が出てこないとこんなに爽やかで情緒的で美しいビデオになるんだね!(←失礼だ)そのうち買っちゃうかもしれないな...でも曲はいいわけだから。CD買ったら本人が家に訪ねてくるわけじゃないから。歌ってる人を思い出さないようにすれば大丈夫。(←物凄く失礼だ)