ご無沙汰しております2009/02/08 15:00

すっかりご無沙汰しておりますが皆様如何お過ごしですか。

とうとうレゴさんが行くとこまで行ってしまったらしく、数日前から起動もなさらなくなってしまいました。仕事の取り次ぎ先さんからMacに詳しい修理屋さんを紹介していただいて、現在対処中です。メイルのお返事その他が著しく遅れておりますが、修理がうまくいけば水曜か木曜くらいには自宅で作業が再開できるかも・・・と激しく希望します。ここ一週間くらいの間に別アドレスにメイルを下さった方がいらっしゃったら、チェックできていないと思います。すみません。

たまたまガス給湯器がおかしくなって取替え工事を頼んだりとか色々ごたごたばたばたしていたので、ネットカフェにもなかなか来られず。明日明後日はカフェで仕事してると思うので、もし何かありましたらgmailのアドレスにご連絡をお願いいたします。leannescafeの後に@を挟んでgmail.comです。

レゴ復活2009/02/14 01:20


そんなこんなで、レゴ復活いたしました。めでたいので近所の神社の梅など。


正確には旧レゴin新レゴの状態、つまり中古の同型機にメモリを移し換えたわけです。旧レゴさんはCPUがお逝きになってしまったらしいです...仕事の取次先さんもMacを使っていて(うちのG4どころの話ではないアンティークMacらしい)、いつも頼んでいる修理屋さんを紹介して頂いたのだが、結局これまでの不具合はCPUの接触不良(と言うより取り付け不良?)とか電池切れ(一年程度ですぐ切れるって知りませんでした。修理屋さんが残量を測ったらほんっっっとに全然なかった)とか極悪USB HUB(数年前に出回った某国製のHUBで、これが原因でPCが再起不能になるケースがわんさかあったらしい。ヨ○バシカメラで買ったんですが)とかディスプレイのUSB HUB?も変だったりとか複数の原因があった模様。Appleの工場で修理してもらう場合周辺機器を全て外して本体だけ持って行くので、こういう外部機器の問題の場合工場では絶対分からないとか。何と不毛な。

しかし何でもMacはWindowsと比べて善くも悪くもがんばってしまうらしく、本当はかなーりまずい状態なのに頑張ってそれなりに動いてしまうらしい。なので、あっ変だと思ったけどまた調子良くなったよかったよかった、とか言って使っているうちに本っっっ当にまずいところまで行ってしまうそうな。まさにうちのケースですすみません。レゴさん頑張って下さっていたのですね。それでも一般的によく聞くいきなり昇天してデータも全部消失、とかいう事態も滅多にないらしく、当初はデータが復旧できなかったらどうしよう...とどきどきしていたのに(修理屋さんの話振りではデータ移し替えの懸念は全くなさそうだったのでちょっと安心したけど)、メモリを入れ替えたらあっけないほど綺麗にもとの環境に戻って正直びっくりしました。...これ、メモリ差し替えただけですよね?後ろにあるG4が自分が使ってた方ですよね?あれ?て感じ。や、考えてみたら当たり前なのかも知れないし他の処理も色々して下さったのかもしれないけど。色々喋りながら気が付いたら終わっていた。正味一時間。

入れ替えたのにまだマウスとキーボードの反応がおかしかったのでぎくっとしたが、これは上に書いたようにディスプレイのHUBに問題があったようで(買ったのは本体と付属のキーボード、ケーブル類、マウス、リストアCDのみなのでディスプレイと問題のないキーボードは元のまま)、新Mac(中古だけど)に付いてきたUSB延長コードを使ってキーボードを直接本体に繋いだら解消。年末に使えなくなったと思っていたMacの白ねずみも普通に使えるように。これも修理屋さんが当初から「まだ使えると思いますよ」とおっしゃっていた通り。しかし白ねずみは今一つ重いと言うかポインタの動きが若干鈍い感じなので、そうだせっかく元々のマウス(透明+灰色ねずみ)も一緒についてきたし、と繋いでみたら、動きいいですよ!白ねずみはやはり元々OSX対応なのでいまいちだったのかな。なので現在期せずしてMac G4のデフォルト外観状態。外側(というかメモリ以外全部)は新MacだけどG4の同型機で何の違いもないので、メモリを抜いた旧Macが部屋になければ入れ替えたのも全く分からない。その旧Macも今日の午後修理屋さんに送ってしまったのでもうどこから見ても元のレゴさん。最近NHKでよくCMをやっている手塚治虫特集の火の鳥のきらきらな姿がふと脳裏に浮かんだ。灰となった(なってないけど)CPUの中から蘇ったレゴさんブラボー。ていうか修理屋さんブラボー。

旧Macは、修理屋さんがオークションで売って下さるらしい。「自分でやりますか?」と言われたけどオークションに手を出したこともないのでお任せした。G4の部品が欲しい方、うちの旧Macを役立ててやって下さい。ちなみに新Macも修理屋さんが秋葉原のソフマップで見つけて下さったのだが、  2万7,000円ちょっとですよ。    最初に修理に来て下さった日(二度来て頂いた)、4,5万はするらしいCPUを新しく買い替えるよりも中古の同型機ならせいぜい3,4万程度なのでその方がいいです、とおっしゃっていたのだが、中古だとそんなに安くなるとは。○十万したのに...極限までがんばるCPUの値段ということなんだろうか。あと修理屋さんによるとMacは「ほとんど誰も見ないようなどうでもいい部品が日本製」だとか。ソフマップにはディスプレイ付きで2万1,000円とかいうのもあったらしい(修理屋さんは中古機購入の段階ではディスプレイには問題がないと思っていたのでそれは買わなかった)。結局修理屋さんの修理出張その他代金&中古G4の代引+送料全部足してもApple工場に修理に出した場合の金額+3,000円程度。ブラボー。...しかし、考えてみたらディスプレイも一度修理に出してるんだけど。戻ってきた時の明細に何か部品を取り替えたという記述はあったけど、USB HUB関連じゃなかった。いや、あの頃はまだマウスとキーボードを認識しない現象は出てなかったんだっけ。...何にしてももし次に何か問題があったら絶対この修理屋さんにお願いします。

更にちなみに、この間まで使っていた前述のUSB HUBはほんっっっっっとに危険らしいです。ACアダプタのないタイプで(今見たらアダプタの差し込み口は付いてるけど)、数年前は量販店に同じようなのが大量に出回っていたとか。もう絶対使わないように、と一回目の時に言われたので、その日のうちに教えて頂いた通りACアダプタ付きのHUBを買いに走ったのだが、二回目の時にまだ箪笥の上に置いてあったデンジャラスHUBを見た修理屋さんは再び「これだけはくれぐれも使っちゃダメです。...何か恨みのある人がいるなら何も知らない振りして『これ余ってるけど使う?』ってあげてもいいですけど」...幸いそこまで恨んでる人はいません。でもちょっと取っておこうかな(←何のために)。もし今PCの調子が悪くて、数年(4,5年?)前に買ったACアダプタのないUSB HUBをお使いの方がいらしたら、もしかするとそれが悪魔のHUBかも知れません。素人考えだとUSB HUBなんて単なるコネクタ程度の認識だったし、量販店で普通に売られている、と言うか確か念のため店員さんに聞いてから買ったものなので、そんなとんでもない代物だったとはびっくりですよ。

というわけで、久し振りに自宅で仕事ができました。オンライン辞書の動作はネットカフェの方が早いけど(うちはネット回線というよりブラウザの問題で表示が遅い)、やっぱり自宅の方が疲れなくていいです。メイルのお返事その他もぼちぼちいたしますので「今頃来たぜ」と笑ってやって下さい。


そんな日々でもごはんはしっかり食べておりました。むしろ在宅中はMacでの作業も何かの合間にちょこちょこいじるということもできないので、その分仕方なく(?)黙々とごはん作りに精を出していたような気がしなくもないような。写真はレゴが本格的におかしくなる直前に久し振りに作ったピペラード。オムレツ作ったり色々しようと思ったのに結局毎回スパゲティのソースとなって消えて行ったが、ネットカフェに出かけたり配達や修理を待って外出できなかったりと昼間はあまりごはん作る余裕がなかったので、ピペラード作っておいてよかった!と思った。バスク地方の主婦の気持ちを共有した気分。


over the rainbow2009/02/16 23:58


レゴさん修理のあれこれで修理屋さんからの電話を待っていた時だったと思うが、ふと見たら壁に見事な虹が。天気のいい日でもこれまでこんな現象はあまり憶えがなかったので、何がプリズムになってるのかなー?と思いつつとりあえず記念写真を撮ってみた。


...で、今になって思い当たったのだが、あれは多分というかほぼ間違いなくレゴ本体の透明プラスティック部分(写真左下)ではなかろうか。基盤部分を開けられるようにするために普段はサブデスクの下に入れてあったものを上に上げてあったので、たまたま窓からの光が当たるところにこの把手(じゃないのかも知れないがレゴを動かす時は当然のごとく把手として使われる)があったんだね。何が光を反射しているのかあちこち手で光を遮ってみたりしても分からなかったのだが、多分複数の部分に反射していたのだろうと。TVの左側にも面白い形の虹が薄く出てるし。この頃には既に起動もしなくなっていた旧レゴの方です。...いや、何かね、旧レゴさんの最後のお別れの虹だったのかなあとか思ったりして。単なる偶然だけどそう思っておこう。まだ同機種の手頃な中古が見つかるかどうかも分からなくて困ったなあ状態の時だったので、この虹でちょっと和ませて頂きました。頑張ってくれてありがとう旧レゴさん。新レゴさんも大切にします。


とか思いつつゆうべ遅くメイルをチェックしていたら、田舎の中学の同級生からサイト経由でメイルが来ていてものすごく吃驚した。一昨年?一昨々年?だったかのお盆に田舎で初めて開かれた同級会の時にひっっっさし振りに会って以来だったが、そう言えばあの時は田舎まで仕事が追い掛けてきていて確かほとんど徹夜状態の翌日そのまま同級会に行き、まだ訳文を全部仕上げていなかったため途中で宴会を抜けてきたので、少し近況話くらいはできたもののメイルアドレスを教えあったりする余裕もなかったような。しかしまさかウェブサイトを見つけられるとは思ってもみませんでした。田舎関連の検索でこのブログがヒットした模様。確かにたまに地元関係の話題も普通に書いてるし写真も載せてるし、知ってる人が見たらすぐ分かるとは思うけど、10年近くサイトをやっていてこういうパターンは初めてですよ。これだからインターネットは面白い。

new mug (again).2009/02/19 23:32

今日は親戚のYちゃんがうちの地元に遊びに来てくれた。外で昼食後うちにご案内。模様替え後の住み良くなった部屋を見てもらいつつ(Yちゃんは数年前に一度部屋を見たことあり)久し振りにたくさん話して楽しゅうございました。また遊びましょうね>Yちゃん。



新マグ購入記念。Villeroy & Boch社製。本当は以前銀座のプランタンや三越で見た同じV&Bの別デザインのマグを(それを銀座へ行く言い訳にしつつ)買おうと思っていたのだが、ふと近場にV&Bのアウトレット・ショップがあるのを思い出して行ってみたのだった。目当てのデザインのマグはなかったが、代わりにこれ↑を発見。これも銀座で見た時楽しげでいいなーと思ったものの、価格が毎日使うマグには余りに贅沢すぎたので見なかったことにしていた...のが、アウトレットでは多少「難あり」で3割引に。マグをよく見たら濃いピンクの四角の色が一カ所だけ落ちている(0.5ミリくらい。写真のマグ左から三列目・上から二段目の四角)だけ。てなわけで買いました。それでもマグにしてはちょっと贅沢&当初(正価で)買おうと思っていた別デザインのマグよりちょっと高くなったし、結局スタンダードな形になったけどまあ気に入ったのでよし。...でも元々狙っていたマグもまだ気になるんだな。これより少し小振りだけど形がちょっと面白くて色合いが好みなんですよ(青と緑)。何年も前にも見かけて「好きな色だなー」と思った記憶がある定番商品のようなので急いで買う必要はないけど。

ちなみにこのアウトレット・ショップがあるショッピング・モールに行ったのは二回目。かなーり前に友人ののりたまさんと初体験(初だったのはわたしだけです)して以来。行けば近いのに普段の買物は地元でほとんど足りてしまうのであえて行こうとは思わないんですな。でも行ってみると楽しい。昼過ぎに行ったのでごはんも食べよう、と駅前の店(←のりたまさんと行った時もここでごはんを食べたのを入ってから思い出した)で「ローストチキンのエストラゴンソース」を。スライスしたチキンが数切れとかかな、と思っていたら骨付きもも肉(中)が二本分出てきて驚いた。セットの野菜スープも具沢山で、おいしくてお腹が一杯になりました。...が、一つどうしても納得いかなかったのは食器の選択。最初の野菜スープがどんぶり(洋風だけど形態はいわゆるどんぶり)に入ってくる。飲み辛い。しかも出されるスプーンは普通のテーブルスプーンなので飲み辛さ倍増。どんぶりだから素直に口をつけて飲めということかいな、と一瞬思ったが具沢山なのでそれはそれで非常に飲み辛いこと確実。そしてスープが供される時に自分で好きな種類を好きなだけ選べるパンも持ってきてくれるのだが、これがパン皿ではなくなぜか木製のボウル(中)。サラダを入れるようなタイプの。

更に、ローストチキンがなぜか四角錐の頂点部分を水平に少し切り落としてひっくり返した(つまりテーブル面に接触する面積が非常に少ない)ような皿に入ってきた。見た瞬間なんでこんな深皿に?とは思ったが食べ始めてみるとこれがもう使い辛いのなんの。それこそスライスとか数ピースが盛ってあるなら食べ易い大きさにちょこっと切るくらいでいいが、何しろ丸ごとなので食べるためにはひたすらナイフとフォークで肉を骨から切り離さねばならない。しかしとにかく水平な部分の面積が極端に少ないし、縁(皿全体の3/4位は縁なわけだが)の傾斜もかなり急なので、切り辛いわナイフとフォークを一時的に置くにも置き辛いわ何とか置いても大抵(傾斜が急なので)滑り落ちて来るわ。とどめにテーブル接地面積が狭くて安定が悪いため、鶏肉の骨離れが悪い部分でちょっと力を入れて切ったりすると皿が華麗に回転する。 いいですね綺麗ですねー芸術点期待できますよー。 余りにも食べ辛すぎて笑いが込み上げてきたのできっと一人で笑いながら食べてる変な人だと思われたであろう。一体あの店はどういう基準を持ってあれらの食器を選んでいるのか。お腹は満たされたけど皿との戦いに少なからず疲れて、それでも全部食べ尽くして残ったソースを千切ったパン(最後のひとかけ)で拭っていたら、ウェイトレスさんが「空いたお皿をお下げしてよろしいですか?」と来たので「はい」と答えると   パンを持った手がソースを拭わんとしている皿を思いっきり持って行こうとする。

              まだ食ってんでねえがよ見でわがんねのがよ!

といきなり方言で叫ぶわけにもいかないので「いやあのこれはまだパン食べてますので!」とか慌てて言いつつパン持った手で皿を死守。この時ばかりは縁が急な皿でよかった(手が引っ掛かって向こう側に皿を引けない)。パン皿(ボウルだけど)を下げますって意味かと思ったよ...ウェイトレスさんは代わりに「食後のコーヒーはお持ちしてもよろしいですか?」と聞いて結局パン皿も持って行かなかった。いやそれは持ってっていいんですよどう見ても用済みですよ。何と言うか...不思議な店です。前に行った時はそんなこと思わなかったんだけど。



最近実家の両親が何かに憑かれたように菓子製作に励んでいる。元々やってはいたが新しいオーヴンレンジとパン焼き機を買ったことで更に楽しくなった模様。年末に帰省した時には電動撹拌器(でいいんだろうか)も買ってスポンジケーキが簡単に焼けるようになった!ということでとうとうデコレーションケーキを作り始めていたので、こっちに戻ってきた後に見つけた「電動撹拌器があれば簡単にできるケーキの本」とケーキスライサー(スポンジケーキの間ににクリームや何かを挟むため水平に切る道具)、シリコンべら(ボウルに残った生地を綺麗に取ったりスポンジの上でクリームを均したりする道具)を送ってみたら、ケーキ作りの情熱をぼうぼうに煽ってしまったらしい。ほぼ二日に一回くらいは「今日は○○ケーキを作ってみた」「今度は××ケーキを成功させた」「昨日は○△を挟んでみたらおいしかった」報告の電話が。

そこまで毎日ホールケーキを量産しなくても、とは思うがもう誰もママンを止められない。うちにも大根や白菜と一緒にバナナケーキなんかが送られてくるのでちょっとうひひ♪と思っていたら、当初は「クリームのケーキはさすがに崩れるし送れないねー」と言っていたもののやはり食べさせたくなったらしく、とうとう切り分けられたタッパウェア入りモカケーキ(上の写真)が送られてきた。これがまあうんんんまいの。モカケーキってこんなにおいしいものだっけ?てくらいおいしい。スポンジもよくあるモカケーキのようにただふわっとしたものではなくて、軟らかいけどしっとりずっしり重みがある感じ。バタークリームでもしつこくなくて沢山食べられちゃいそうな(危険)。

一方父の方は、一時山のように作っていたマドレーヌやチーズケーキの作り方を母が憶えて自分で作るようになってしまったため、独自の道を探究しようと思ったのか最近はクッキー作りを研究している模様。しかしなぜか固い。妙に固い。うちにも何度か送られてきて、甘さ控え目でおいしいんだけどなんか固い。健康に良さそうな。先日も軽やかに新作ケーキ報告の電話をしてきた母によると父は「今日もクッキー焼いてたけど(クッキーの)種がものすごく固いみたい。口金で搾るんだけどぜーはーいいながら絞ってた♪」...どこのレシピを使ったらそこまで体力のいるクッキーになるんですか。いやお菓子作りは体力とも言うけどそんな苛酷な搾り出し作業は聞いたことがない。しばらく前までは一時「カトル・カールを焼き、これをスライスしたものを更に焼いてカリカリにし、限りなく泉屋のクッキー(ここの頁からリンクしている14種のクッキー紹介頁にある「サボイフィンガー」という種類)に近いものを作る」という訳の分からない取組みに情熱を傾けていた。確かに泉屋のクッキーはみんな好きだが母達には「カトル・カールはそのままの方がおいしいのに」と不評だった。それはものすごく正論だと思う。そう言えば泉屋のクッキーは固めのものが多いが、父はあの固さを目指しているのだろうか。...泉屋のクッキーを買った方が早くないだろうか。そんな感じで今日も実家ではお菓子バトルが繰り広げられているらしいです。


TV癖2009/02/21 23:58



ベルギーのJules Destrooper社のアーモンド・シンズ(Almond thins, Pain Aux Amandes)。そのまま食べてもパリパリ香ばしいけどコーヒーや紅茶にじゃぽっとつけてもんまいんですよ。薄いのであまり呑気に浸けてると崩落すると思いますが。でもベルギーチョコレート屋さんの奥様に聞いたところによると、ベルギーの人はクロワッサンとかマドレーヌとかビスケットとかクッキーとかとにかく何でもコーヒーに浸けて食べるそうな。崩落したかけらが底にたまっても気にしないで一緒に飲んじゃうそうな。それを聞いて「ベルギー、やはりいつか行かねば」と思った。気が合いそうだベルギーの人達。

Macの修理期間、自宅にいるとどうも落着かなくていつになく頻繁にTVをつけていたため、レゴ復活後もなんだかTV癖がついてしまった。朝起きたらまずMacとTVと両方つける、ってなんかあまりよろしくないような。でも教育TVとか結構楽しいんだなこれが。で、昨日の午後も何となくTVをつけたらちょうど始まった『徹子の部屋』にウィル・スミスが出てたー。最新作の日本公開に合わせて来日したらしいが、黒柳さんウィル・スミスの大ファンらしい。ほほー。何となく最後まで見ていたが、何と言うかいい人っぽいなウィル・スミス。いい意味で生来のエンターテイナーと言うか、人を喜ばせることが大好きなのらしい。数学が得意で、実は幾つかかなりいい大学の奨学金を受けられるチャンスもあったけど、それを蹴ってショウ・ビジネス界に入ったらしい。同時通訳だったので今一つ声がごちゃごちゃしてたけど、確かちらっとMIT(マサチューセッツ工科大学)とか言っていた。凄いぞフレッシュ・プリンス!

...そう、ウィル・スミスって元々ラップでデビューした時はフレッシュ・プリンスだったんですよね。えーとDJジャジー・ジェフ&ザ・フレッシュ・プリンス(DJ Jazzy Jeff & the Fresh Prince)だっけ。でも実は番組の中で黒柳さんが「最初はラップでデビューなさったんですって?」とか言ったので初めて「あ、そうだった!」と思い出した自分に驚いた。俳優で人気が出始めてきた頃は「君の名前はフレッシュ・プリンスだったはずだ!ウィル・スミスなんて普通の人みたいな名前になっちゃって(←いや、本名だから)一体どうしたんだ!」と思っていたのに。あ、Wikipediaにちょこっと載ってますな。特別好きでわざわざ聴いていたわけでもないので当時の評判などは知らなかったが、「軟弱」と言われたというのは分かる。ラップって社会問題とかある意味攻撃的?なジャンルだし、確かにフレッシュプリンスはなんだこの脳天気でいい加減ぽいニイチャン達、て印象ではあった。それがまた異質で面白くはあったんだけど。

元々自分はラップがあまり好きじゃない、というか個人的にラップは「音楽とは異質なもの」と思っているのもあるかも知れないけども。音楽という媒体にある程度メッセージを持たせるとか、自分なりの主義に従って活動するのは別に何とも思わないのだが、余りに特定の主義主張をがしがしやっちゃう、聴き手それぞれの解釈とか想像を促す余裕を持たせないラップのようなジャンルは音楽とは何か違うんじゃない?ていうかそもそもメロディがない(確かに「音楽」を併用してはいるけど主となるラップ部分ははっきり言ってただ喋ってるだけだし)ものを音楽と呼べるわけ?とか思ってしまうわけですよ。

と、何か話がずれたけどフレッシュプリンス。確かに「正統派ラップ」から見ると軟弱なのかもしれないが、「明るく親しみやすい」というのは音楽(一応のカテゴリとしての音楽ね)として人の心を捕らえるには重要な要素の一つだと思うし、昨日のインタビューで「人を楽しませたり前向きな姿勢を伝えたりしたい」と話していたところなどからすると、きっと音楽でも演技でも本人の姿勢は一貫しているのであろう。とりあえずこれからも明るく元気なみんなの人気者フレッシュプリンス(違)でいて下さい。   ジャジー・ジェフはどうしてるんだろう。


そして今日の午後何となくNHK教育TVをつけたら、榎木孝明が出てたー。えらいポップな(榎木さん比)格好をしていると思ったら、都内の小学校の子供達と床に置いた大きなカンヴァス(?)にコラボレーション絵を描く、という趣向だった。最初に榎木さんが「何の絵でもいいから空に浮かべてしまおう」というお題を出して真ん中にペガサスを描いたら、子供達が次々自分の好きなものや動物を描き始め、他の人が描いたものや使った道具に触発されて更に面白いものを描いたり、何かもうえらい楽しそうだった。全国絵画コンクール?の優秀作を取った子供達だったらしく、その後中学生部門とか色々続いていたらしいけど、榎さんスーツに着替えていてもう絵は描かなそうだったので消してしまった。でもなんだか面白いものを見せて頂きました。

それで思い出したのだが、そう言えば自分が小学生の頃はいわゆる図画の時間ってあまり楽しくなかった。絵を描くのは好きだったのだが、当時指導を担当していた先生(六年間ずっと同じ)には独自のこだわり?があったらしく、絵という絵は全て同じ手法で色を塗るよう指導されていて、それ以外のやり方で塗るとやり直し。「こんなのダメ」と突っ返される。材質によっては別の塗り方の方がいいんじゃ?と思ってもダメ。なぜその塗り方でなければダメなのか、という説明(少なくとも納得できる説明)をされた憶えもないけどとにかく塗り方厳守。その塗り方だとかなり時間が掛かるし、ひたすら画面を色で埋める単調な作業をしているうちに自分は何を描いてるんだか何の作業をしてるんだかも分からなくなり、出来上がった絵がいいんだか悪いんだかももはや分からないと言うか、高学年になるほどその「みんな一律」同じ手法というのに意味が見出せなくなり、図画を描かなければならないとなったらもう何でもいいからひたすら塗って早いこと終わらせたい、と思うようになってしまったという。

他にも色々??なことがあって小学校時代の図画はある意味トラウマになったかも知れない。中学生になって初めて「...もしかして違う塗り方でもいいのかな?」と恐る恐る小学校時代と違う手法で描いたら何も言われず、そうか自分のいいと思う塗り方でやってもいいんだね!と段々楽しくなってきた記憶がある。中学の美術のS先生は一見強面だけど結構柔軟で自由にやらせてくれて、生徒と一緒にご自分も製作されて(勿論作品はうおー!なまさに美術作品)、秘かにカッコイイなあと尊敬しておりました。勿論当時既に四十代後半ー五十代くらいにはなっておられたおじさん先生です。確かわたしの一級か二級上の学年だった娘さんは大層綺麗な方でした。

中学時代のお陰で図画大嫌い、にならずに済んだが、今思えば小学校時代の同級生の子たちは当時図画の時間が楽しかったんだろうか。その中に現在画家になった人もいるんですが。...そう言えば二年くらい前に会った時に昔話でちょろっと「○○染め(上で書いた特殊な塗り方)」の話が出た記憶はある。彼女は当時から絵が上手かったし楽しんで塗っていたのかも。今度聞いてみよう。少なくとも自分は、小学生の頃図画の先生が榎木さんみたいな人だったらもっと早くから絵と言うか絵の具を使った絵画が好きになってたかもねー。と思った土曜の午後。



近所のダイエーの入口にあるケーキ屋さんのロールケーキ。「ロールケーキ」って普通はクリームを挟みつついわゆる「の」の字に丸めてあるものだが、ここのはスポンジは外側だけ、つまり中身はクリームだらけ。クリーム好きにはたまらん仕様になっております。これはフルーツロールケーキなので、桃やパイナップルが入っている。スポンジもふわっふわでクリームの甘さもかなり控え目。凄いです。贅沢です。どうでもいいけどこのケーキ屋さんの店長さんと思われる男性が、昔通っていた早稲田の予備校の英語の先生にそっくりなのが気になって仕方ない。その先生と親しかったわけでも何でもないし別人だとは思うけど、似ている。気になる。