都心の一日2009/05/25 23:58

年に一度の新茶の仕入れに静岡に行った帰り足で東京に一泊する予定になっていた父に会いに、日曜は昼前に東京駅まで。「銀の鈴」って今あんな状態になってるんですね。今の鈴は三代目だか四代目らしい。東京駅の地下街は行く度色々変わっているが、まだ一部分、というか「一番街」が工事中だった。なんかラーメンストリートとかいうものが再来年あたりにできるらしい。うちの父は自分が知っている(or以前行ったことがある)場所に行きたがる性質があるので、八重洲地下街をしばらく歩き回って見覚えのある通りを発見。「あ、ここだここだ」てのを確認すれば満足するらしく、別にどこを見たいとか何を買いたいとかいうわけじゃない模様。ここで大体昼時になったので、地下街の和食の店で昼食。こういう時なぜか天麩羅を食べたがる(「食べたい」とは言わないが興味を示す店が明らかに天麩羅系)父はこの時も「てんや」に異常に興味を示したが、あまり脂っこいものの気分ではなかったのもあって「何も東京まで来てチェーン店に入らなくても」とか言っててんやから引き離す。結局蕎麦と創作和食の店に落ち着いたが(天麩羅系の定食が幾つかあったので)、親子丼セットを頼んだら「あっ裏切り者」呼ばわりされる。わたくし一言も天麩羅食べたいとは言ってません。

食後、父が大型書店で書道(趣味で書いている。仕事の熨斗紙の宛名書きなんかをやたら気合い入れて書く)の本を見たいと言うのでとりあえず駅を出て八重洲ブックセンターへ。大体予想できたけど偉い(多分)先生が書いた楷・行・草書の手本などが載っている分厚い書道本に片端から文句つけて結局どれも蛙。いや買わず。駅に戻るのかと思ったらそのまま歩いて日本橋に行きたいようなので(「行きたい」とは言わないが「日本橋はこっちだよな!こっちだよな!」と明らかに行きたそう)雨の中日本橋へ。しかし妙に途上のカフェ(チェーン店ばかり。ロゴが派手なので目立つのかも知れないが)に興味を示し、結局幾らも歩かないうちにエクセルシオール・カフェへ。しかも当然のようにサンドウィッチか何か食べようとする。   ついさっきの天麩羅セットじゃ足りなかったのか。   更にそのハムとチーズのバゲットサンドをこちらに半分食べさせようとする。わたしはいらないとさっき言った、というかハムは食べないと常日頃言ってますが。人の話を聞いてくれ。

とりあえずひと休みしたあと再び日本橋方面へ向かう。なんか三越に行きたそうなので(「行きたい」とは言わないが以下略)日本橋三越を目指した...つもりだったが間違って高島屋に着いてしまい、方向修正して三越へ。そう言えば自分も日本橋(場所じゃなく橋そのもの)を渡って三越に行ったことはなかったような。さすが立派な橋だこと。そしてその向こうに何だかとにかく凄い三越の建物、というかロゴ。丁度急速に日が照ってきた時だったので燦然と輝いておりました。最初間違って別館から入ってしまい、「なんか狭いぞ」「狭いね」「本店でこんなもんか?」「いや前に来た時は一階正面に凄い階段があった記憶が...」とかいう会話が。途中で気づいて本館の一階に行ったらちゃんとありました、凄い階段。父はここも別に何が見たかったわけでもないらしく、「行った」だけで満足したらしいので、そろそろホテルのある飯田橋へ。タクシーの運転手さんが完全に方向を間違ったらしく、あちこちうにうに回ったり戻ったりして久し振りに酔いました。ていうかそこに付いてるナビゲーション・システムは一体何だったんですか>運転手さん。

飯田橋のホテル、メトロポリタン・エドモントにチェックインし、夕食を一緒に食べようかねと言っていた叔父達と連絡して6時にロビーで落ち合うことに。エドモントは実家の商売関係の組合で割り引き枠があるので、昔から家族でお世話になっている(受験でもお世話になりました)ホテル。 特に大きくも豪華ってわけでもないけど、こじんまりと静かで落ち着いた雰囲気だし従業員の人たちの応対も気持ちよい。両親や弟は時々東京に出てくる用事がある時は泊まっていたが、わたしはかなり久し振り。その間に改装・新館増築したので、本館ロビーも結構変わっていた。ホテルの部屋も昔よりずっとシックでモダンな感じになっていて、デスクや物入れ部分をすっきりさせたせいか前より少し空間に余裕があるような。いいなーこれ。ホテルに着いたのが午後4時半くらいだったので、叔父達が来るまで下でコーヒーでも飲んでいようということで(そのまま部屋にいるとぼーーっと相撲を見る羽目になりそうだったので)、新館のコーヒールームへ。

行ってみたら「ダイニングブッフェ」と書かれていて入ってすぐのところに蟹の脚かなんかが山盛りになっていたので、コーヒールームは??と聞いてみたら日中はカフェ・ダイニングで夕方からディナーブッフェになるそうな。写真は一番奥に近い席から撮った店内。ここはもともと本館の正面にあったカジュアル・レストランが移転したのだが、確か緑と白が基調だった以前のデザインからこんな感じに変わっていた。紫も結構いいね。明るくて天井も高くて居心地が良い。ガラス張りの外には幾つかテラス席もあって、ちょっとした散歩道っぽくなっているタイル敷の歩道と向かい側にある建物の配置が何となく外国風でちょっといい感じ。


個人的に気に行ったのがこの本棚。まあディスプレイなんだろうけどいいなぁこれ。何となくダブリンのビューリーズ・カフェ(Bewley's Cafe)をちょっと思い出した。James Joyce roomとか。このホテルのレストランは結構高いので、当初は夕食は外に行こうかと思っていたのだが、ここの雰囲気がカジュアルでいい感じだったのもあって夕方からのブッフェの値段を聞いてみたところ、一人4,000千円というので「ここでもいいんじゃ?」という話になる。


で、一旦店を出て6時過ぎにロビーに叔父s(父の弟2人)到着、またさっきの店に戻ると今度は料理に近い手前の席に案内してくれた。ちょうど岩手フェアの期間中だったらしく、岩手産の食材を使ったメニューが沢山。写真はわたしのひと皿目。上部に見える鋏は蟹用です。席に最初から鋏がセッティングしてあるのは初めて見ました。メニューは豊富で華やか、野菜や果物も多かった。シーフードが多くて個人的に幸せ。手前のスモークサーモンと水菜のマリネのちょっと酸味のあるグリーンソースがおいしかった!何が入っていたのか気になる。デザートを入れてえーと4皿分?大変おいしく頂きました。デザートのチョコレート・ムース?のケーキもおいしかったよう。


このホテルはパンもおいしくて、最近ではベーカリーもあちこちに出しているらしい。このブッフェにもしっかり何種類かのパンが出ていた。うちの家族は特に「マウンテン」というパン(クロワッサンの生地をもっとしっとりさせたような。ここに写真を載せて下さった方がいらっさいました)がお気に入りなのだが、席に着いた瞬間から父が「あれがおいしいから取ってこい」(自分に取ってこいと言うわけではなくわたしに食べろと言う)と20分おきくらいに言い続け、はいはいと流しながら他のものを食べていたら遂に「(今度は自分が)明日の朝の分幾つか持って行くかな」とか言い出したので「やめれ」と止める。どうせ朝はまた同じところで朝食を食べるつもりなんだろうし、と思ったのもあるが、宿泊料金も大幅割引き、食事代も(父と叔父1は65歳以上なのでシニア料金)割引き、チェックインの際に貰った10%割引き食事券もあるので更に割引き、で4人で元を取り過ぎるほどたんと食べた上にパンまで持って帰るってそれはちょっとホテルの人に申し訳ないと言うか。ここで食べればいいじゃないのさ。

しかしその後も父がパンがおいしいおいしいと言い続けたため、遂に叔父1「えへへ」とか言いながら数種類のパンを持ってきてしまった。ら、釣られて叔父2も「えへへ」と持って来る。しかも叔父2は何でも入りそうな鞄を持っている。「でも包むもんがないなぁ」とか言っているので、仕方なく「そこに新しいナプキンが置いてあるよ...」と教えるとえへへえへへと嬉しそうにパンを包む叔父達。「なんだよ俺には止めろとか言っといて」とかぶーぶー言う父。...子供ですかあんたたち。そう言うわたしも「マウンテン」は一個食べたけど(持ってきてません)。


夕食後に「部屋を見に行く」と父の部屋にわらわら行き、なぜか『NHKスペシャル・インドの衝撃』をぼーっと見る三兄弟。なんなのこの人たち。


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