雨の銀座2009/05/29 23:58



iittalaの「Kartio」グラスのLサイズはちょっとした花瓶代わりになっております。季節が季節だしここに緑の枝ものを挿したら涼しげでいいよね、と花屋さんを見たら、ハコネウツギというのが綺麗だったので一枝買ってみた。咲くと花の色が白から濃いピンクに変わるのがかわゆい。


そのiittalaのグラスのSサイズがないかな〜と思い、有楽町・銀座方面へ行ってきた。いや、一番の用事は有楽町の交通センターにパスポートの受け取りに行くことだったんだけど。...年末に申請したパスポート、まだ受け取りに行ってなかったんです。もともと「切れちゃってたからいざってときのために取っておくか、写真入りIDにも使えるし(運転免許証を持っていないので)」という程度ですぐに必要になるわけでもなかったのもあるが、   ...写真がね...   あの写真を5年間使うのか...と思うとなんかこう気分的に。しかし申請しちゃったし取りに行かないわけにもいかないよねー、と思っていたら先月「パスポートを取りに来て下さい。」と黒々と書かれた(印刷だけど)葉書がお着きになって恐かったので、はい分かりました行きます!いや忘れてたわけじゃないんですよほんとですって!!と行ってきたわけです。

で、雨のそぼ降る中交通センターでとってもアレな写真(しかも昔のより異様に大きい)の貼られたパスポートを受理し、iittalaへ...行く途中でプランタンをふらふらしたり色々引っ掛かりながら何とか到着。泰明小学校の真ん前にあるなんて知りませんでした。いつからあったのかな。通っても自分が気づいてなかっただけ? しかしgreen labelなどの取り扱い店とは比べ物にならないほど店一杯iittala!iittala商品しかない!四方の壁iittalaだらけ!(当たり前だけど)の銀座店でも「ブルーベリーブルー」のSサイズのグラスはなかった。むしろここだからこそ早くなくなるのかも知れないけど。がっかり。でも生産終了したのはこのSサイズ(サイトなどには「タンブラー」とある)だけで、Lサイズ(サイトでは「ハイボール」)や他のデザインのグラスでは同じ色がまだ継続販売されているらしい。なぜSサイズだけ終わりなんだー。まあ生産は1月に終わっていたものだし、一個手に入っただけでも幸運だったのかな。大切にします。ちなみに日本のiittala(を含む北欧製品)販売サイトのScopeというところ、商品頁の下の方にある販売終了製品の項目が「お疲れさまアイテム」なのがなんかかわいい。

目当てのものがなかったので何も買わずに店を出て、例によって昼食を食べ損ねていたのでどこでお腹を満たそうかな〜と銀座方面に向かっていたら、道端に出ていた看板に「ガレット」の文字発見。おやこんなところにガレットが食べられる店が、と看板の指示通りにちょっと道を入ると、何だか見覚えのあるような看板とか店構えとか。と思ったらここでも1,2度話題にしたル・ブルターニュ系列の店だった。おおー話題にはしてたけどまだ実際に行ってなかったのでこれはラッキー!既に(多分)4時くらいだったし平日だし雨だしで店には一番外に近い席に西洋人のおじさんが一人いただけだったので、もう少し中の席に座って卵とアーティチョークとほうれんそうにグリュイエールチーズのガレットをはむはむ頂いた。ガレットはぱりっと香ばしくておいしかった!四隅を折り畳んでディナー皿にぎりぎり載るくらいなので、結構大きくてお腹持ちも良かった。

感じの良い女性の店員さんに「どこでうちをお知りになったんですか?」と聞かれたので「もともとガレットが好きでこの店のウェブサイトも見ていて、たまたま歩いていたら看板が目に入ったので」と答えると、銀座には開店したばかりだったらしい。今上のサイトを見たら20日にオープンした模様。「良かったらどうぞ」とブルターニュ地方の記事をまとめたファイルを持ってきてくれたので、食後のカフェオレと一緒にのんびり読ませて頂きました。会計があちら風にテーブルなのも楽でイイネ。お会計したら現地直輸入の「塩キャラメル」を 頂きました。個人的哀しい思い出の塩クッキーや塩キャラメルプリンみたいに喉乾くような塩っぱさじゃなくておいしかったよ。ていうかこれくらいなら普通だと思う。包み紙を見たら名前は「Caramel au Sal de Guerande」。なるほどゲランドの塩キャラメルね。...日本の塩なんとかブームってもしかしてこの辺りが発祥(?)なのかな。ゲランドの塩も一時ブームになった(多分。店頭で矢鱈と見かけたので)し。

お腹も落ち着いたので再び銀座に向かう...途中で箸の店『夏野』に引っ掛かって箸を二客購入。自分が使っているものと同じくらいの細いのがいいな、と思って似たのを買ったのだが、帰って比べてみたら自分のよりも更に細かった(「極細」って書いてあったしな...)。まあいいや。でようやくみゆき通りから銀座の大通りに出て、これも銀座に出る理由の一つだったローラ・アシュレイの店に行ってちょっと買い物。今回は自分のじゃないけど。これで一日の目的は全部終えたので、そろそろ夕方だしぼちぼち帰ろうかね〜と思ったのだが、何の気なしにふと入った「銀座コア」の3階で思いっきり引っ掛かってしまった。

いや、呉服屋さんの店頭に涼しげで素敵な浴衣が飾ってありましてね。浴衣なんだけど着物仕立てにして足袋を穿けばちょっとカジュアルな着物風にも着られるというやつでね。藍染めの模様に白の名古屋帯がたいそう綺麗だったんですよ。で、おおーと思いつつ見ていたら男性の店員さんが色々説明して下さって、この方が「まだ接客は慣れてませんけど僕一所懸命です!」て感じで微笑ましいなぁと思ったら、ベテランらしいおじさま店員さんが出てきて「この子ね、まだちょっと慣れてないかも知れませんけど頑張ってますので良かったら何でも聞いてやって下さい」とおっしゃる。夕方で他に誰もいなかったのもあって、ついつい試着室に上がって反物を当ててもらってきてしまった。...いいなぁ。いいなぁあの浴衣。オーダーメイドだし生地も浴衣用としては高級なものらしいから結構なお値段なんだけど。  ...いいなぁ。しかし腰が低くてちょっと不馴れな(反物の扱いなどはてきぱきしてるけど喋りが慣れていない感じ。こう言いたいのに緊張して語彙が出てこないぃ!て感じ)若い店員さんと時々出てきてフォローするおじさま店員さんのコンビはやはり微笑ましゅうございました。



『夏野』の店先の紫陽花。これって「墨田の花火」とかいう名前の紫陽花じゃなかったかな。他の通りにもあちこち紫陽花が咲いていた。雨の銀座散策もたまには悪くないかも。



そして今回の戦利品。ローラ・アシュレイのスカート、夏野の箸、呉服屋さんの浴衣カタログ。このカタログには店で当ててもらった生地のは載ってないんだけどまあ参考にと頂いてきた。ので、表紙のお嬢さんが着てる浴衣はこの話には全く関係ありません。スカートは田舎の母用。実は自分用に少し前に同じ柄のワンピースドレスを買って、この間父や叔父達と会った時に来て行ったのだが、その時父に「何だか(母)が好きそうな服だな」と言われてそう言えば...いやこれ絶対好きだよね、と思った。田舎だしドレス来て出かける機会もそうそうないので(母なら父とスーパーマーケットに買い出しに行く時でも着て行きそうだけど)、スカートとカットソーなら気軽に着られるだろうと思ったのだが、うちの地元の小田急に入っているローラ・アシュレイではたまたま母のサイズのスカートを切らしていたので、銀座に行くならそっちで探してみようと思ったのだった。

銀座にはちゃんとありました。カットソーはこれに合いそうな紫色のを地元で買っておいた(薄紙でラッピングしてもらったので写真に撮れません)ので、一緒にして送る予定。や、正直な話、わたくしこの柄物凄く好きなんですよ。柄と言うか色と言うか何だか知らないけど大好き。ワンピースを買っても「でもスカートも欲しい」と思ったくらい。自分で欲しいものを友人とか家族とかにプレゼントすると気が済んだりする方なので、それもあって母に買ってみたんですが。プレゼント用にしてもらうと綺麗な袋に入れてくれるのでちょっとうらやましいぞ。

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