アンヌの謎2004/06/01 23:42


昨日「水戸黄門」再放送のことを書いた時、浪人役の森次浩司さんの名前が出てこなくてえーと、ウルトラセブンをやってた人だなーとそちらの方で検索して捜し当てたのだが、こんなサイトを発見。わたしも本放送ではなく中学生くらいの頃に夏休みで毎日数話ずつ放送していたのを見たのが初めてで、ただのヒーローものと思っていたけどこんなに面白かったのか!と非常に印象に残っていたので、こちらのサイトで書かれていることにそうそうそう、なるほど〜とついつい読みふけってしまったのだが、人物紹介など結構鋭いところをついていて楽しいので興味のある方はぜひ。そうか、アンヌの髪がいきなり長くなったり短くなったりしたのは「監督の好み」だったのか...

伸縮自在の髪と言えば、ゆうべ深夜にやっていた海外のTVショッピングでなんとかポニーというウィッグのCMをやっていた。これをクリップでくっつけるだけで短髪の人でもポニーテイルやまとめ髪があっという間にできますというものだが、セミショート程度の人が地毛をきっちりしばってそこにくっつけて長く見せるならまあいいとして、元々ロングの人が地毛をまとめた上にそれをつけ「逆毛を立ててちょっとワイルドに」とか「さらにもう一つつけるとこんなにゴージャスに!」とかいうのは、いや、ちょっとどう見ても後ろ髪だけ圧倒的に多過ぎるんですが。ゴージャスと言うより物凄く重そうで不自然なんですが。それに本当にやっと後ろで縛れるくらいの長さの髪の人の場合、あんなたっぷりしたウィッグをぶら下げたら重くてだんだんぶらーんと下がってこないだろうか、とかどうでもいいことを色々考えてしまった。時々若いハリウッド女優とか人気歌手でこの人逆毛を立ててるにしても異様に髪が多いなあと思う人がいるが、そうかあれはなんとかポニーだったのか。誰も「髪の毛重そうだね」と言わないのだろうか。いやどうでもいいけど。

...まさかアンヌもなんとかポニーじゃ...いやあれは普通に下ろしてたか。


今日は土鍋でスペイン風の煮魚を作ってみた。材料の中でパプリカは買い置きがあって、サフランはないけどまあしょうがないか、と思ってはたと気付き、去年のスペイン旅行のお土産の残りをごそごそ探したらあったではないか。しかも幾つか買ってきたものを友人や家族に配った後に残った、一番見栄えのいい(箱が不思議に大きい)エル・コルテ・イングレス(スペインの大手チェーンデパート)のものだった。それほど親しくない人にはこれ一個だけでいいかなー、ちょっと高級そうに見えるし(友人たち用のはもっと庶民的なのだった...)、と予備に買ってきたのだったが、結局自分で使うことに。はっはっは。レシピ通りに作った野菜とさわらの煮物は色も深くパプリカの味が効いてかなりおいしくできた。オーレ。ちなみにこれは文化出版局から出ているフラガ神父の料理帳という本に載っているもの。23歳で来日されて以来日本に50年以上住んでいるというスペイン・ガリシア地方出身の神父さんが書かれたもので、去年の旅行に行くしばらく前たまたま書店で見つけて買ったものだが、既にタコのガリシア風とかしらすのオリーブオイル鍋とか魚団子のトマト煮込みとか色々作ってみて楽しんでいるのだった。それぞれの料理にまつわる話や神父さんご自身の料理に関する体験談も、恐らく普段話される日本語そのままと思われる口調で書かれていて楽しいし、添えられた版画もきれいで独特なので見た目も楽しめる。とりあえず今日はご馳走様でした神父さん。


ところでSPAMだらけのメイン・メイルアドレス、考えてみたらプロバイダのサイトからユーザ専用スペースにログインしてブラウザでチェックすることもできるのだった。昨日夜遅くなってからそうか、直接自分のメイルボックスで受ける前にブラウザ上でSPAMを振り落とせばいいじゃないかと気付いた。今までほとんど利用していなかったので思い出しもしなかったが、そうかこういう時のためにあるシステムなのか、と今さら気付いた。遅過ぎである。まあSPAMを受取りたくないという根本的な問題の解決にはならないが、自分のメイルボックスが缶詰め肉だらけになるのを避けられるだけでも結構気分的に違うものだ。気付かせて下さったよしみさん、ありがとうございます。   ほんとに遅過ぎ。

ふーむ2004/06/03 23:45


SPAMはまだ特に減った感じはしないが、ほぼ毎日来ていたCandyちゃんとKarenちゃんのメイルがぱたりと止んだ。「またアタシよ(って誰だ)!この間のメイルの返事がなかったけど(してないもん)多分アタシのメイルが届いてなかったのね(もう100通も来てるよ)。PCに弱いから必ず何か間違っちゃうのよねぇ(うちにこんなメイルを送るのが間違いだ)。でも今度友達に手伝ってもらってサイトを立ち上げたから見てね!」とか「アナタの経歴をネットで見て(そんなものどこにも出してません)興味を持ったの。アタシに連絡したかったら(えらい自信あるね)返事してね!ただしアナタが真面目な人じゃないならメイルしないでね♪(何でそう偉そうなんだ・というかそう言うあんたは真面目なのか)」とかいうのがここ2ヶ月ほどはセットのように時間差で来ていたのが、旧英語掲示板のログを消してリンクを切ってからは今のところ全くない。...本当に旧掲示板が原因だとすると、もしかして毎日掲示板からメイルアドレスを拾い直してはメイルを出してたんですか?


ゆうべのベストヒットUSA、リクエスト曲がホワイトスネイクのIs this Loveだった。...な、懐かしいぞこの究極のらぶらぶビデオ。これを見る度英国ではこんな下着にしか見えないドレスででかいトランク(しかも妙にクラシックなタイプ)をぶら下げて歩いても怪しまれないのか、とかそもそもこんな派手なカップル一緒に歩いてるだけで補導されそうだ(←補導?)、とか色々疑問が湧いてきたものだった。今はもうおつき合いしていないのだろうかあの二人。というか今公式サイトを検索したらちゃんとグループとして現在ツアー中なのに正直驚いた。頑張ってるのね。学生の頃代々木国立競技場に観に行ったものだったなあ。しかも他に誰も同じ趣味の人がいなかったので一人で。しかもなぜか一公演で2回も。マイク・スタンドをひっくり返して歌うFool for Your Lovin'とかHere I Go Againがそりゃもうかっこよかった。今でも日本のファンはデイヴィッド・カヴァデイルをでびかばと呼ぶのかな...


遠い昔に半端なままになっていたイタリア旅行記をようやく更新してみました。一つの頁にまとめようと思ったのですがさすがに写真が多すぎるので二つに分けて、後半は数日中に上げる予定です。相変わらずずらずら書いてますのでお暇な時にでも。

コーの一族2004/06/04 23:47


昨日日記に書いたら、今日になってCandyちゃんとKarenちゃんから数日振りにいつもの「アタシのサイト見てね」メイルが来た。...もしかして日記までチェックして下さってるんですか。というか日本語読めるんですか。別に来なくなって寂しいとは一言も書いてないんですが。


今日のテレビ神奈川のSony Music AccessThe Corrsの小特集だった。90年代半ばくらいにデビューしたアイルランドのポップ・グループで、ケルト風の味付けの綺麗なメロディとハーモニーの美しさで日本でも人気が出た。少し前からスペインのカナル・フィエスタ・ラジオで時々流れている英語の曲がちょっと気になるなと思っていたら、これが彼らの新曲だったのをこの間知ってびっくり。言われてみれば確かにメロディ・ラインやコーラスはそうなのだが、ケルト色がなくなって普通のポップスになっている。このグループのデビュー時のことはよく知らなかったのだが、先日のベストヒットUSAによると、元々映画絡みでその場限り的にできたグループで本人達は音楽活動をする気はあまりなかったのを、大物プロデューサーのデヴィッド・フォスターがケルト風の味付けをしたのとコーラスの美しさ、メンバーが容姿的に恵まれていたのも受けて人気が出たらしい。しかし上の公式サイトの経歴を見る限り楽器などにはそれぞれ元々長けていたようだし、曲は書いてもらうにしても歌唱力は間違いなくあるので、やはり運だけでなく才能もあっての成功ということなのだろうか。

このグループのことで昔、個人的にちょっと失敗したことがある。日本でもかなり人気が出て既に来日などもしていた頃、英国旅行中に訪ねた友人とアイルランドやケルト音楽の話になった際、このグループのことを思い出した。しかし実際彼らのことを知ったのは日本で売れ出してからで、アルバムを買うほど好きでもなかったし、新聞の来日コンサート欄にもCD店のポスターにもでかでかと「ザ・コアーズ」と書かれたものを見ていたわたしはすっかりThe Coresだと思い込んでいた。「The Coresもポップだけど結構好き」と言うと友人は怪訝な顔をして「...The Corrsじゃなくて?」「いや、Cores」と自信満々に答えると知らないなあと言うので、英国ではあまり売れていないのだろうかと思ってその時はそれで終わりになった。その後しばらくしてから、何かで原語表記のグループ名を初めて目にしてぎっくり、英語のラジオなどで発音されるのを確認してうわー恥ずかしー!とがっくりしたのだった。(友人はそのままThe Coresというアイリッシュのグループもいると思ってくれたかも知れないが)

すっかりCore(核)だと思っていたのだが、この女性3人男性1人のグループは姉妹と従兄弟という全員血縁者で、苗字がCorrさんなのだ。よってグループ名はつまり「Corr一家」とかそんな感じである。表記がCorrなら、アイルランド風に多少rの音が強調されたとしても綴りにはaの音の要素はないので、発音も「コー」もしくは「コォー」に近くなり、「ザ・コーズ」になるはずだ。cの後はoの音が強調して伸ばされた後いきなり「ズ」でせき止められるような発音になる。これも掲示板で何度かぼやいた原語の発音と日本語表記のギャップの話になるのかも知れないが、The Corrsの場合Boromirが「ボロミル」か「ボロミア」かという問題よりはかなりはっきりしている...と思う。rの微妙な発音の中にaを聞き取ってしまう日本人の耳が敏感すぎるのかもしれないが、一体一番最初に「コアーズ」と書いた(呼んだ)人は誰なのだ、とこのグループの話題が出る度、大多数の人にはどうでもよさそうなことを考えたりする。ちなみにスペインのラジオでは「ザ・コールズ」と呼ばれていた。...いや、いっそそっちの方が近いかと。

うーん、しかしビデオを見ていたらまたバウロン欲しい熱がふつふつと。一人でどんどこ叩いてても仕方ない楽器ではあるのだが。

下絵はちゃんと描きましょう2004/06/05 23:52


何となくぐりぐり描いていたのだが、どうにもこうにも変なので葬ろうとした...けどやっぱり貧乏性なので部分だけ上げてみた絵。物静かなお坊ちゃま風の青年と言うかやや中年間近な雰囲気にしたかったのに何がいけなかったのだろう。やっぱり髪型かな。いやバランスがおかしいおかしいと思いながら直さず描いたのが悪かったのかな。←これでしょう。

...何だかだんだん「君も学ばない人だね、ふう」って顔に見えてきたり。すいませんねお兄さん。


イタリア旅行記をようやく完結。恐ろしく今更な更新になってしまったが、初めはさすがにだいぶ忘れたかなと思っても写真や当時のメモを見ながら書いているとやはり連鎖的に次々思い出してきて、またもやずらずらと書いてしまった。旅行ガイドとしては全く使い物にならなそうな代物ですが、よろしければ暇つぶし程度にどうぞ。

かわいいコックさんの梅雨入り2004/06/06 23:53


昨日の日中までは天気予報通りからっといい陽気だったので、大物を一気に洗濯。布団もしっかり干せたので、圧縮袋に入れて収納してようやく夏仕様に。既にだいぶ暑かったのであまり使っていなかったのだが、5月中はすっきり晴れた日があまりなかったので、干してもどうもちゃんと湿気が取れてるのかなーと疑わしくてしまう気になれなかったのだ。一応羽根なので(数年前に実家の母が通信販売で安く買って送ってくれた)ちょっと涼しい日が続くとまだ使えるし、使うともう一度干したいし、といつまでも出してあったり。夏用の羽根布団を持っていないので薄い毛布とかタオルケットを布団カバーに入れたりしているのだが、やっぱり夏用が欲しい。しかし当然高い。どこかでそこそこの品物の夏用羽根布団セールをしていないだろうか、と夢見る今日この頃。


以前にもどこかで書いたり言ったりしたのだが、ネットで毎日のようにスペインのラジオを聴いていると、流れるヒット曲を歌っている歌手のハスキー率が非常に高い。いや犬ではなく声の方(当たり前)。フラメンコ系の歌手はほとんどがそういう声だが、聴く限りではフラメンコの要素がほとんどないポップスとか、ロック歌手でもかすれ声が異様に多い。典型的フラメンコ声(?)はジプシー・キングスなどを思い出してもらえばいいかと思うが(彼らは一応国はフランスだし厳密に「フラメンコ」とは言えないのかも知れないが)、そもそもフラメンコ歌手が押し並べてああいう声というのも不思議だ。声だけ聴いてそれこそジプシー・キングスみたいな恰幅のいいおじさんかなと思いきや、写真を見るとせいぜい20代半ばくらいの初々しげな若者だったりする。女性もすごいハスキーで(声を聴く限り)肝っ玉おばさんみたいな人もいるが、やや甲高いというか可愛らしく甘めな感じのかすれ声が多いだろうか。

修業の過程で一度声を潰さなければ一人前になれないとかそういう事情があるのだろうか。しかしなぜポップ/ロック歌手までそうなのか。他の国に比べてスペインだけ生まれつきハスキー声の人口比率が高いわけでもないだろう。スペインでは歌を志す人は皆一度はフラメンコを学ぶのか。もちろんさらさらシルキーとかリッチなヴェルヴェット声の人だっているのだが、それにしたってハスキー歌手が多過ぎである。フラメンコ通やスペイン歌謡に詳しい人なら常識なのかも知れないが、わたしには未だに大きな謎なのだった。どなたか答えをご存じの方、こっそり教えて下さい。