土曜日の収穫・続き2009/03/08 23:58



昨日六本木ヒルズの展望台から撮った夜景。ぶれてます。夜景モードにすればよかったのかも。でも夜景モードだと成功と失敗の差が激しいんだなー。


そして森美術館で観た全光榮展のパンフレットと共通チケット、友人Hに貰ったひつじ石鹸。石鹸いい匂い~。以前とは形(普通の四角)も袋も違うけど、やっぱり袋のひつじ絵がカワイイ。



美術館であった、後から思い出して笑っちゃったこと一つ。展示を見終わってクロークに預けておいたコート類を取りに行こうとしていたら、ちょうど目の前の受付だか何かのカウンタに外国人女性がてくてくやってきて一言はっきりと「トワレテ?」  toiletだろうなぁ、どこの国の人かいなと思いつつ通り過ぎようとしたら、カウンタ内の女性が説明に苦労している様子。友人Nが英語で助け舟を出したが、トワレテさんは「うっ、英語分からないの!」と(確かブロークンな英語で)おっしゃる。お手洗いのサインはすぐ横の壁に矢印付きで描いてあるし、その矢印なりに行けば10-15mも行けばすぐ分かるのだが、とにかく言葉が通じない。カウンタの女性も「そっち(サインの示す右手前方)に行けばすぐ分かりますってどうやったら分かってもらえるんだろう~」とややパニック気味。

どこの人?と聞けば良かったのだがそれも何だか失礼な気が(その時は)したし、彼女の言葉の断片からも何語の人なのかよく分からない。こちらはドイツ人+英国人+日本人だが、トワレテさんはどう見てもアングロサクソン系ではない。もちろんアジア系でもない。仕方ないのでとりあえずやさしい英語その1的な単語で「こっちこっち。ほらほら」と壁のサインのところまで連れて行き、(美術館だけに)やや意匠化され過ぎでそれと分からないのかも、と思い「これがトイレットのサインね。で、向こう(矢印の方向)」と指差すと、右手前方に同じサインを見つけたのか「おー!Si! Si!」と大喜びするトワレテさん。あ、やっぱりラテン系かと思った瞬間彼女は「アリガト!」と言って元気に化粧室に向かった。  結構切羽詰まってた模様。

やや呆然としつつ「...Siって言ったね」「スペイン人(イタリア人かも知れないが)?」「あれ、じゃHスペイン語話せたじゃない」「や、まあちょっとだけ...」いや、化粧室の場所を説明するには十分過ぎるほど話せるはずだ。でもトワレテって何語?とか思っていたら、カウンタの人が「あの、どうもありがとうございました。助かりました!」とわざわざ出てきて下さった。何かあまり助けてもいなかったようなと言うかみんなでわたわたあわあわしてたような気がするので「あ、いえいえ~あはははは」とか皆で和んだことであったよ。色々大変ですねこういうところの人達も。日本に来る外国人も大抵は簡単な英語なら分かるだろう、と思いがちだけど、英語ダメなのって言われちゃうとなぁ。ていうかあのトワレテさん、日本語もダメ英語もダメでよく一人で六本木ヒルズの美術館まで来られたな。わたしも旅行は好きだけどさすがに言語が全く通じない国は「ちょっと言葉を勉強してから...」と思う。トワレテさんの勇気に乾杯。トワレテさんが元気に日本を楽しんでくれますように。

そしてその帰宅途中、列車の中で「そうだ、9時に間に合えばTokyo MX TVで『ホームズ』が見られるではないか!」と気付いて途中で夕ご飯を買いつつ急いで帰り、着いたのがほとんどジャスト9時。で、MXをつけたら『瀕死の探偵』だったーーーーー。もうあれ大好き。笑っちゃうんだけど大好き。ワトスンがシリアスになるほど笑っちゃう。でもあの話、原作は既にホームズが「瀕死」になったところから始まるのを、そこに至るまでの脚本をきっちり作っているのがさすがだと思う。原作の場合いきなりカルヴァートン・スミスが偉そうに出てきてあんた誰って感じなところ、ドラマではスミスの怪しげな人物像とかなぜホームズがあの愉快な、じゃない大変な事態に至ったかを無理なく見せている。各俳優もそれぞれはまり役でいいねえ。この頃になるとホームズ役のジェレミー・ブレットが実際本当に具合悪そうなのと、台詞の切れと言うか声の張りが...というのがちょっと切なくはあるけども、やっぱり何度見ても面白いのですよ。何度見てもなぜ牡蠣なんだ...とも思うけど。いやこれは原作者のドイルに聞かないと分からんか。海の底が牡蠣だらけに...牡蠣好きとしては割と嬉しい事態な気もする。そういう問題じゃないか。

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