when the rain comes down2008/07/07 23:59

今年はユーロ(サッカー)もウィンブルドンも「あー、やってるんだねー」と思いつつ全く観られずに終わってしま...うかと思ったが、昨夜(から今朝)中継されたウィンブルドン男子の決勝は観たー。前回まで5連破のスイスのロジャー・フェデラー(Roger Federer)対スペインのラファエル・ナダル(Rafael Nadal)。いやもう、とにかく凄い試合だった。雨による2度の中断を挟んで4時間以上。TVで観てただけなのにかなり疲れた...というか、当然一番疲れてるはずの本人達があれだけ凄い試合を続けながら「疲れてるなあ」て思うようなプレイが全くないのが凄い。勿論普段からの鍛練と体力の賜物なんだろうけど、うーん何だろう集中力?精神力?自制心?何だかよく分からんけどとにかく並じゃないです。並じゃないからあそこまで行けるんだろうけど。

個人的にはフェデラーが6連破してくれるといいなあ、とも思いつつ、ナダルも毎年どんどん強くなっている感じだしスペインだし(←?)頑張れーとわくわくどきどきで観ていたが、最後までわくわくはらはらどきどきだった。結果的にはナダルの優勝に終わったが、フェデラーの出来が悪かったとかでは全くなくてどちらもほとんど乱れのない高レベルのプレイで競り続けた印象。フェデラーがまた盛り返して逆転した可能性もあったと思う。ああいう試合だと、負けた方もそりゃ「敗北の事実」にがっかりはするけど後悔はしないんじゃなかろうか。フェデラー本人もインタビューで「最善を尽くした(I did everything)」と言ってたし。明らかに落胆はしつつもナダルのことを「最高の舞台で最悪の相手に当たっちゃったからね」とちらっとジョークを飛ばす辺りが5連破達成者の余裕かも。一方のナダルは第一声が「あり得ない(Impossible)!」だったのがなんかカワイイ。トロフィを掲げて写真を取られる時も最初は強張った表情で「どうしよう俺」て感じありありだったし、初々しくていいなあ。何と言っても優勝が決まった次の瞬間一直線に観客席によじ登って家族のもとへ、てところがカワイイじゃないですか。そしてそのままてくてく歩いてロイヤル・ボックスのスペイン王子・王女様にもご挨拶。ぷぷぷ。ラファかわいー。ちなみに彼のパパがまた渋くていいんですよ(またか)。

とかなんとか、男子決勝しか観てないのになんかもうこれだけでフルコースお腹一杯最後のコーヒーまでばっちりおいしかったよ!な気分。いやーいいものというか凄いもの見せて頂きました。 テニスはウィンブルドンくらいしか観ないが、見る度にこの競技ってもしかすると色んな競技の中でも一番過酷かも知れないと思う。体力的に辛い競技はもっと外にもあるだろうけど、(シングルの場合)1対1の勝負であれだけ長時間集中力を持続させるのは相当色々消耗すると思うわけです。ちなみにBBCの解説、おっ今年は英国人だぞと思ったら昨年引退したティム・ヘンマン(Tim Henman)だった。お懐かしや。時々別の放送ブース(米国の放送局かな)にいるジョン・マッケンロー(John McEnroe)が画面に映って手を振ったりしていた。...見る度驚くけどあれマッケンローなんだよね...白髪でさえなければ顔そのものはそう老けてもいないとは思うけど。

中断中や何かの会話で言っていて思い出したが、そう言えばウィンブルドンは来年から可動式の屋根がつくんだね。つまり今回のように雨が降った場合屋根を閉じて試合続行できるわけか。試合中断すると副音声にしていても日本側(NHK)の音声になるのだが、その時にアナウンサーと解説者が「屋根を閉じるまでに約10分掛かるらしいですね」「その間に芝が濡れないように、やはりスタッフがシートは掛けるんでしょうか」「掛けるんじゃないでしょうかねえ」「あの方達も大会前に何度も綿密な練習をする熟練の方々だそうなので、屋根ができて仕事がなくなってしまうのもちょっと...」とかいう会話をしていた。...あれは「シート専門のスタッフ」がいらっしゃるんですか?確かに雨が降り出すやいなやあの広さのコートにさささーーーっとシートを掛けるあの手際は練習が必要だろうとは思うけど。何にしても屋根が閉じるのに時間が掛かるなら多分シートも併用するのだろうな。想像すると「やっぱりやるのか」て感じで笑っちゃうけど。ちなみに雨で中断になると主審の座っている高いシート(?何かちゃんとした名称があるのかな)がてっぺんに座っている主審ごと物凄い勢いで(主審の)背後に収容?されるのが何度見ても笑える。ごんごん運ばれながらきょろきょろしてる主審が(実際は単に足元や後ろを確認してるだけだろうけど)「えっ何?何事!?僕どこに連れていかれちゃうわけ??」て風に見えてカワイイ。


と、いきなりテニスで盛り上がった日曜夜→月曜早朝でなんか一瞬「今まで何してたっけ」状態になったが、週末は週初めにまたもやドイツから(仕事で)来日した友人に会いに都心へ行ったのだった。これまでの出張ではホテルに滞在していた友人だが、頻繁に日本出張があるのと今回は少し滞在が長いのとで、初めてマンスリーマンションとかいふものをご利用なさっている。前回の出張の時に色々聞いていたのでわたしも興味津々でお邪魔したら、まあこれが大変素敵なところでございました。去年建ったばかりらしくどこもかしこもぴっかぴか♪な上に台所冷蔵庫洗濯機(乾燥機付)完備、リビングゆったり日当たり良好寝室もゆったりベッド、部屋の掃除も頼めるし料理が面倒なら食事も頼める、とホテルと家具付マンションのいいとこ全部取りました、な感じの贅沢なシティライフを満喫なさっている友人。一番うらやましかったのはキッチンの物入れスペースが多かったことです。うちの十倍はあるかも...前回までは収納も少なく食事も不便(当然だが自炊はできないので毎食買って来るか外で食べるしかない)なホテルに数週間滞在で窮屈な生活をしていたようなので、これで友人のストレスもかなり減ったのではなかろうか。というかえらい楽しそうなんですが。...いいなあここ。

とかなんとか週末の話を続けるとまただらだら続きそうなので、とりあえずまた次回。


写真を先に一枚だけ。こんなとこに行ってました。

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