宣誓。2009/06/19 23:58

今年の夏は贅沢しません。慎ましく慎ましく慎ましく過ごします。外食も控えます。服も買いません。夏のセールも見ない振りをします。    多分。      

いや、今日銀座に行ってきましてね。買っちゃいました。浴衣。絹紅梅(5月29日の記事参照)。この間当ててもらったのとは違う柄なんですが。店に行ったら丁度この間の反物を女性の店員さんが飾っているところだったのだが(毎日ディスプレイを変えるらしい)、あれーこの柄だっけ?似てるけどもう少し違ったような...と色々聞いてみたところ、もう一度当ててみましょうか、ということで今度は一緒に飾ってあった別の反物二種類も一緒に当ててみた。ら、なんかこっちの方が惹かれるかも。というかこの間のがどうも「どうしようかなーあれいいなーやっぱりいいなー」と思っているうちに勝手に頭の中で理想化されたらしく、実際見てみたら「あれー?」だったのもあるんだけど。自分の記憶では朝顔か何かの柄だと思っていたのが、和傘とかのぼり?とか祭りだわっしょいみたいな(←これも違うような)なんか粋な柄だった。これは白地(生成りっぽい)に濃い藍の柄。今日当ててみた二種類は色合いの違う藍の地に白抜き。片方は少し淡めの青に花と流水の伝統的・大人しめな感じ、もう一方は濃い藍色に植物や動物の柄・しゃっきり目。最初のわっしょい柄そっちのけで後者二つでさんざん迷った末、濃い藍の方に決定。ちなみに素材はどれも同じなので価格も同じ。

で、せっかくなので浴衣に合わせた麻の長襦袢も一緒に仕立ててもらうことにしたところ、      あははははははは。  まあ結構なお値段になったわけですよ。というわけで今年の夏は(以下最初に戻る)。や、でも浴衣いいなぁと思い始めたら、どの店見ても同じようなデザイン同じような柄の洋服が、例えばそれまでならちょっといいかなーと思ったようなものでもなんかもうどーでもよく見えるんですよ。どうせお金を出すならあの浴衣の方が!と事あるごとに思ってしまうという。しばらく間をおいてみたけどやっぱり浴衣ー浴衣ーと気になるので、これは「買おうよ」てことなんじゃないかと。ちなみに同じ浴衣でも地元デパートの下に飾ってあるモダン浴衣みたいなのは全然そそられない。柄が全く好みじゃないのもあるけど、そもそも綿100%の普通の浴衣だったらここまで惹かれなかったわけで、あのびっくりするくらい軽くて涼しげな生地に惚れたわけですよ。わたしは汗かきで湿度に激しく弱いです。綿の浴衣、汗かくと結構肌に引っ付いて気持ち悪いです。そして日本の夏は蒸します。

でも問題は帯なんだね。いや試している時に大変素敵な紗の名古屋帯(参考:こんな感じ。同じではないが柄や色味的に近い)を一緒に当ててもらったのだが、普通の浴衣に使う半幅帯でなく八寸帯(浴衣を着物と同じ仕立てにしてもらうので帯も着物に使えるものにすれば浴衣としてもカジュアルな着物代わりとしても両方着られるってわけよ)なのもあって値段も素敵なわけですよ。激しく予算オーバー。正直自分の手持ち(全部実家にあるけど)の中に今回の浴衣に合うような帯はどう考えてもないので、せめて半幅帯くらいなら...とも思ったのだが、亡くなった祖母は腰を悪くする以前はいつも着物を着ていたし、もしかしたら祖母の夏用の帯の中に良さそうなのがあるんじゃなかろうか、とも思ったので、とりあえず帯は保留。浴衣の仕立て上がりが来月半ばくらいなので、お盆帰省の時に実家に持ち帰って、ずっとやらねばと思っていた着物類の整理がてら宝物探しをしてみようかなあと思ったり。

その前に、着付けの仕方を思い出さねばならないわけですが。大学の卒業式の時に祖母が袴を仕立ててくれたので、着付けをやったことのある従姉に基本を習い&従姉が送ってくれた着付けの仕方が載っている本を見ながら自分で着つけられる程度にはなって、その後も何度か浴衣くらいは着ていたのだが、正式な着物の帯は結んだことがないし、最後に浴衣を着たのも古の昔だし。あの時の着付けの本、実家のどこかにあるはず...いや今ならネットにも図説してくれるサイトは幾らもあるけど。まあとりあえずは暇暇にネットの着物サイトで予習しつつ仕立て上がりをどきどき待つことにしようかと。というか正直まだちょっと呆然状態です。ほんとに買っちゃったよどうしよう。決して仕事明けの気の迷いではなかったと思いたい。


銀座の商店街は既に七夕だった。店の前や中に飾られた笹に願いごとを書いた短冊を下げてね、というあれ。確か三愛ビルの花屋さんの脇にあった笹の横を通った時だったと思うが、托鉢中っぽい格好の若い(多分)お坊さんが短冊を下げていた。   ...何をお書きになったんでしょうか。気になる。


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